2008年08月07日

ROCK IN JAPANレポート〜3日目(前編)

 今日は2記事に分けてROCK IN JAPANの3日目の模様を一気に書いていきます。ライブに参戦した人はもちろん、そうでない人にも是非読んでいただいて、コメントを残してくれればと思っています…。

10時50分〜 渋谷陽一さんの前説
 渋谷陽一さんといえば、雑誌『ROCKIN'ON JAPAN』の創始者で、このフェスを立ち上げた仕掛け人。今年はRISING SUN ROCK FESTIVALとのブッキングの件をわざわざHPで公表して物議を醸しましたが…。
 入場時間を早めたことで例年より入場が非常にスムーズになり、毎年引き起こされる渋滞もなくなったということ、観客の協力でこの2日間はゴミがほとんど落ちてなかったことが素晴らしいと賞賛したことがおおよその内容でした。
 しかし渋谷さんの外見はとても57歳には見えません。40歳くらいの人かなと思いました。

11時00分〜 Dragon Ash(GRASS STAGE)
 この日は結果的にGRASS STAGEでほとんど一日中過ごすことになりましたが、その最初のステージはDragon Ash。ROCK IN JAPANは2000年から始まり、来年で10年目を迎える野外フェスですが、彼らはこのフェスには1度も途切れることなく出演し続けていて、いわばROCK IN JAPANの主とも言える存在です。
 フェスが始まった頃のDragon Ashといえば、「日本のヒップホップの先駆者」というイメージが強いですが、今回のライブではそんな面影はほとんどなし。Kj自ら「日本のミクスチャーバンド」と言うように、このステージではラテンの要素を取り入れた曲を多く演奏していました。
 演奏する曲の歌詞を所々「ひたちなか」「ROCK IN JAPAN」と変えて歌ったりする中、なんと途中でスケボーキングが登場。4年ぶりの活動再開となる彼らですが、相変わらずで何より。あの叫ぶようなSHIGEOの高いボイスも全く変わっていません。その瞬間会場はおおいに湧きました。
 その後も観客を盛り上げるKjを初めとするDragon Ashの面々。特に「FANTASISTA」では手を上げてジャンプしたり「ウォー!ウォー!ウォー!」と会場全体が一体となって叫んだり。「今日くらい適当に歌ったっていいじゃねえか!」というMCの通り、観客全員が何も考えずに、ひたすら夢中になっていたライブだったように思います。
 「後輩のバンドの人たちのためにも、このフェスで会場を盛り上げる義務がある」「誰も傷つけない革命の歌を1曲歌って終わりにしたいと思います」というMCの後に歌われた曲が「Viva La Revolution」。1999年、Kjが20歳の頃に発表された曲ですが、その歌詞は10年経ってもいまだに色褪せることのない、強烈なメッセージ性を持っていることにあらためて気付かされました。
 Kjという男は本当に熱い男だと思い知った1時間でありました。サウンドの多様性だけでなく、音楽活動するにあたって一貫性を持ってやっているということを確認しました。これまでDragon Ash、というかKjのことはそんなに好きでなかった私ですが、良い意味で印象が非常に変わりました。日本にロックの殿堂があるならば、この人は間違いなく殿堂入りするのではないでしょうか。


13時40分〜 奥田民生(GRASS STAGE)
 屋台でお昼を食べた後、民生さんのステージを堪能。
 数年前にこのステージでギター1本で股旅ライブをやったことが話題になった民生さんですが、今回のステージはギターサウンドバリバリのロックなライブ。「マシマロ」「カイモクブギー」で盛り上げた後水ではなくビールで水分補給するのもこのフェスお馴染みの光景でしょうか。もちろんアロハシャツ姿で登場して「アロハー」と挨拶する辺り、気の抜けたようなキャラクターは今日も健在、こちらもさすが9年連続でずっとこのフェスに出演し続けているだけのことはあります。
 個人的にはあまり馴染みのない曲がここから連続しましたが、間奏やアウトロの度に披露される民生さんのギターテクニックは目を見張るばかり。途中「ギターが重い…」とちょっと疲れた面を見せる一幕もありましたが、そんなことは些細なこと。あまりに格好いい民生さんの姿には、不惑を過ぎたとは全く思えない若々しさがそこにありました。
 ラスト3曲は「イージュー★ライダー」「無限の風」「さすらい」。「無限の風」では雲ひとつない快晴の下で飛行機が三機、次々と私達の前を通り過ぎていきました。その光景は非常に芸術的で絵になる風景であり、偶然にしては出来過ぎではないかと思うくらいでした。こんな出来過ぎた展開がこの日ずっと繰り広げられることを知ったのはもう少し後の話ですが、何か凄いことが起きるのではないかという予感はこの時点で既にありました。


15時00分〜 10-FEET(GRASS STAGE)
 フジファブリックなら名前くらい聞いたことあるものの、このグループは名前さえもこのフェスで知ったほどのグループ。後ろの方でまったり座って見ようかと思っていましたが、彼らの演奏の熱さと、観客を虜にさせるパフォーマンスがそれを許しませんでした。
 京都からやってきた3人組のバンドですが、とにかく観客の乗せ方がうまかったです。ウェーブやらタオル回しやら、色々なことをこのライブではやりました。ノリの悪い観客だとなかなかやれと言われてもやらないものですが、このステージの観客の大半、それこそステージが見えないほどの後ろの人まで協力して盛り上げていたことにとても感銘を受けたステージでした。ライブというものはアーティストだけが作り出すものではなく、観客の協力があってこそより素晴らしいライブになるものだとあらためて感じました。
 途中ではDragon AshのKj、ACIDMANやRIZEのメンバーも飛び出し、ステージ上を非常に賑わせてくれていました。この炎天下の猛暑の中、本当に熱いステージを見せてくれた3人でした。
 音楽はミクスチャーロックというよりハードロックと言った方がいいでしょうか。家の中でCDで聴くより、こういったライブで、耳ではなく体全体で楽しむのが正しい聴き方なのではないかなと思います。


 後半に続きます。


この記事へのコメント
Dragon Ashは、ステージの盛り上げが上手いですよね。というかスケボーキング活動再開したんですね。あまり曲聴いた事ないけど。Kjの音楽に対する情熱は雑誌のインタビューや去年のNHKの特番でも良く伝わってきました。本当に音楽が大好きで、尚且つファンを大切にしてるなと思います。そういえばKj結婚したんでしたね。今更ですがおめでとです。
民生さんは、さすが貫禄があるなというのがこの文面からも伝わってきますね。独特のゆるいキャラも健在のようで。
10−FEETはかっこいいですよ。3ピースとは思えない感じです。ボーカルのTAKUMAはなかなか面白い人です(ラジオで面白いトークを展開してました)。観客を引きつけるというのは大事ですよね。その意味でこのバンドは凄いと思います。
Posted by ミツ at 2008年08月08日 00:19
>ミツさん
 10-FEETの3人は面白い人間だと思いましたね。意外と年齢が高いことにビックリしましたが。
Posted by K-Marine at 2008年08月11日 20:44
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。