基本的に新曲レビューは週2回としてますがここ3回は気になる新曲が少ないので週1回にとどまってます。というわけでその3回分をこの1記事でまとめてやってしまおう、というわけです。
その中でちょっと注目してもいいんじゃないかな、という以下の3曲を今回レビューしたいと思います。
平川地一丁目「Tokyo」
7月30日発売。先日解散を発表したフォークデュオ。これがラストシングルになります。
PUFFY「マイストーリー」
8月6日発売。先々週のROCK IN JAPANでも歌っていた新曲ですが、あらためてレビューしたいと思います。
Spontania feat.JUJU「君のすべてに」
8月13日発売。レコ直のダウンロードランキングでは現在1位で、非常に話題になっている曲です。
平川地一丁目「Tokyo」
彼らが2003年にそれぞれ15歳と13歳だった時のデビューシングルの題名は「とうきょう」。そしてラストシングルとなる作品はこのデビュー曲をセルフカバーした「Tokyo」。すなわちこれが5年間の活動の集大成になるわけです。
あまり彼らの曲を聴いたことない私ですが、デビュー当時の印象は爽やかな、それこそデビュー当時のゆずのイメージと少し被ったものでした。個人的にはその印象のままほとんど彼らの音楽を聴かずに解散のニュースを聞いたので、今回の曲を最初に聴いた時は、ギターの轟音が響くややロックテイストなアレンジ、そしていつのまにか成長して大人の男性らしい声に変わっていたことに少しビックリしました。
もしかすると、彼らに対する印象がこのデビュー当時の鮮烈なイメージのままである人は意外と多いのかもしれません。だからこそあえてそのデビュー曲を壊しにかかった、それによってまた解散後の再出発を新たな物にしようと、そういう意図で今回のような形でリリースされたのかな、と聴いていて少し感じました。そしてもしそうだとしたら、物凄く勇気のいる決断をしたんじゃないかとも思いました。
少なくとも今回のアレンジはデビュー曲の「とうきょう」とは全く違う種類の、鮮烈なイメージを残していたと思います。今後の活動がどういったものになるのかは私にはわかりませんが、彼らにとって良い方向になることを願うことが、ファンの務めなのではないでしょうか。
PUFFY「マイストーリー」
ROCK IN JAPANで彼女達のステージを見てからあらためて過去の曲も聴いたりしているのですが、今聴くと音楽的にも面白い楽曲が実に多かったように思います。奥田民生がプロデュースした曲はもちろん、他にも色々な人が作った楽曲に挑戦したり、米国進出後はバックのミュージシャンにもこだわりを見せていて、充実した活動を行っているように思います。
この曲はギターのサウンドが非常に特徴的。なんとなく洋楽の香りがしますね。アルバムの終曲に入っていそうな感じも少しします。マイナーコードの使い方がなかなか良いんじゃないかな、というのが個人的な感想です。2人の歌唱はまあいつも通りじゃないでしょうか。
Spontania feat.JUJU「君のすべてに」
Youtubeの動画はこちら(UNIVERSAL MUSIC JAPAN配信)。
ドラマ仕立てのPV、男性がラップを歌ってR&B風の女性歌手がサビを歌い、ラブストーリー風の歌詞という図式は今もっとも着うたで受け入れられやすいタイプではないかと思うのですが、この曲はまさにそんな感じ。なんとなく聴いていると心地良さや安穏さを感じる部分は実に共通している長所であるように思います。
それだけあって、新鮮味という意味では正直個人的にはあまり…といった感想です。曲としては「そばにいるね」や「もう一度…」辺りとそんなに代わり映えしないような印象が強いんですよね。歌い手の2人も正直そんなに個性が強いとも思いませんでした。
それが駄目、ということでは決してないのですが、こういった曲がいつまでヒットのトレンドとして受け入れられるのかなぁ、という意味では少し興味深いです。「ここにいるよ feat.青山テルマ」のリリースからまもなく1年、その現象は意外と長く持っているような気がします。しかし携帯で着うたを当たり前のようにダウンロードして、当たり前のように聴くようになったのは本当にここ数年の話、そういった意味では「着うた世代」に受け入れられるような新たな音楽を作ること、あるいはそういったアーティストを発掘することがこれからのレコード会社に課せられた命題なのかもしれません。
2008年08月16日
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>Spontania feat.JUJU「君のすべてに」
またまたこういう曲ですか。着うた発の新人歌手といえば、ラップ・ヒップホップ・R&Bかそれに影響受けた感じのものばかり、もしくは安易なカバー曲やアンサーソング・アナザーソング、
いわゆる「着うた世代」にはこういうのがウケるのかもしれませんが、こんな似たようなアーティストばかりしか発掘しようとしない今の着うた会社・レコード会社はもういい加減にしろと言いたいです。
極端かもしれませんが、ラップやヒップホップやR&Bの要素が無い歌手は、いくら素晴らしい曲を作っても着うた会社からは見向きもされない、今はそんな時代なんでしょうか?
特定の方向に偏った音楽ばかり配信していくことが、今の着うた会社やレコード会社に課せられた命題なのでしょうか?
私のブログではこの前、SeanNorthというアーティストを取り上げましたが、彼らは一度メジャーデビューするも所属レコード会社が破産、それから1年以上経っても他のレコード会社からはどこからも拾ってもらえない状態です。
彼らはアイリッシュ音楽や民族音楽をJ−POPと融合させたような「新たな音楽」を作っているんですが、
それでも、やはりラップの要素を取り入れてないアーティストは相手にはしてもらえない時代なのでしょうか?
もしそうだとしたら本当にかわいそう過ぎますよ・・・・
一刻も早く、幅広いジャンルの曲が、そして質の高い曲が着うた発でもヒットするような、そんな時代になることを願ってます。
かなり辛口な意見になってしまったかもしれませんが・・・
>米国進出後はバックのミュージシャンにもこだわりを見せ
ライブのサポートミュージシャンは、1997年から2006年デビュー10周年記念ライブまでほぼ不動のメンバーで、米国進出前後では入れ替わりはなかったのでは
>なんとなく洋楽の香り
作曲とプロデュースが、Merrymakers(スウェーデンのバンド)だそうです
以前Perfumeと鈴木亜美の違いでもちょっと書いた記憶がありますが。(テルマのアルバムの所でも書いたかな?)
Puffyはお聴きになられたとおり、奥田民生P時代で売れた後も色んな人の曲を歌ってきました。スピッツの草野さんの曲も奥居香(当時)の曲なんかも。最近じゃAvril Lavigneとかにも曲をもらったりして。
でもあの2人のユニゾンの歌声が耳に入っただけで、聴いた人は全員Puffyって分かりますよね。曲の種類が流行物だろうがそうでなかろうが。
一方のSpontania feat.JUJUですが、曲の種類は言われる通りいかにも最近流行のパターンそのまま。
売る側の営業事情とすれば、それほど一般的知名度の高くないアーティストの場合、ある程度の売上が見込める期待値が高いものを出す事は別におかしなことじゃないですが、じゃぁそれで人気が出たとして、次に違う曲を歌ってそれがラジオで流れて彼・彼女の歌と気付く人が何人いるか、という話です。
最近は着うたの影響だか何だか知りませんが、後者のパターンがあまりに目立つのが何だか気になります。(別に最近始まった傾向では無いんでしょうけどね)
聴いていて心地良い曲だとは思うのですが。
JUJUの曲では、昨年大ロングヒットした「奇跡を望むなら...」(発売は2006年)がお気に入りです。
jazzのテイストも入ったしっとりとした大人のバラードです。
>puffy
>puffy半可通さん
フォローありがとうございます。さすがにスタジオミュージシャンはわからない部分が多いので…すみません。
>aipoさん
それだけ2人の個性が光っているということなんでしょうね。
>Spontania feat.JUJU
>えむけーさん
SeanNorth聴いてみました。えむけーさんのブログですが。確かに良い音楽を作ってますね。ボーカルの声も綺麗ですし、良質だと思います。音楽性はGARNET CROWと少し似ているかなと思いました。確かにどこかメジャーのレコード会社が拾いそうな感じはするんですけどね。でも大ヒットしそうな感じもしなかったです。
商業面から考えると女子高生など、中高生向けに音楽を発信する方がリターンも多くなる可能性があるわけですが(成長すればするほど好きな音楽の方に傾くのはごく自然のことで、音楽をきっかけはやはりヒット曲によるものが多いです。支出面で考えると、大人はCDではなく別の物に対する支出に目を向けることが多いのではないでしょうか)、その分似たような音楽が流行しやすいのが短所ではありますね。まあ10年もこの傾向が続くとは思えないので(そんな事例は過去にもないです)今はこういったのがトレンドなんだなぁと割り切ればいいと思います。自分が中高生の時でも当時の大人にヒット曲を批判されたことはありますし、1960年代の時点でもそんなことはありました(当時の歌手を「歌屋」だと表現した淡谷のり子さんが良例)。だから特定の方向ばかりに向けて発信しているということはないと思います。特定の方向ばかりから利益を稼いでいるというのは確かかもしれませんが。
>aipoさん
次が続くかというのが最大の問題ですね。特に今回の曲の場合、その不安が大きいですね。こういった曲が流行する現象は近いうちに終わりを迎えそうな気もしますし…。
>ウッディさん
題名だけは聴いたことがあるような気がします。JUJUの本来の路線はこの曲ではないんでしょうね、実際のところは。