2008年11月16日

Youtubeによる新曲レビュー(11月12日発売分・2)

 ここ数日は完全に紅白歌合戦の歌手予想に取りかかっていました。冒頭の記事にもあるように、今年はこのブログで紅白予想は書きません。全てこちらのブログで書くことになっていますのであらかじめご了承いただくように思います。

 年末ということで、ベストヒット歌謡祭の出演者も発表されました。USENとavex主導の企画なので今さら誰がグランプリを受賞するかどうかは全くどうでもいいですが(どうせEXILEでしょう。新人賞は普通に考えればジェロだと思いますがまさかのGIRL NEXT DOORだったりして)。一応生放送で大阪城ホールからの中継ですし、内容次第では2年ぶりにレビューしても良いかな、とは思ってますが(ちなみに2年前はこんな感じの内容でした)。

 そんな中でも新曲を忘れてはいけません。ちょっと話題になっている4曲を今回レビューしてみます。

the GazettE「LEECH」
 一時はデイリーで自身初の1位を獲得するなど少しずつ一般にも知名度が上がっていると思われるビジュアル系バンド。既に大阪城ホールや代々木第一体育館の実績もあるのでファンからしたら今さら、という感じでしょうけど個人的には初めて聴きます。

中島美嘉「ORION」
 TBS系ドラマ『流星の絆』挿入歌。満を持してリリースされた、という印象の彼女らしいバラード。

里田まい with 合田姉妹「もうすぐクリスマス」
 3万枚限定生産。またまた生まれたヘキサゴンユニット。ちなみにCDが完売しなかったらヘキサゴンUからユニットはもう結成されないらしいです。

平原綾香「ノクターン/カンパニュラの恋」
 「Jupiter」以来のクラシック曲に歌詞をつけるパターン。ちなみにこれはショパンです。「ノクターン」が英語詞、「カンパニュラの恋」が日本語詞。亡くなった緒形拳さんの遺作となったドラマ『風のガーデン』主題歌。ちなみに本人もドラマに出演しています。

the GazettE「LEECH」

 サビの部分だけ聴くと、個人的にはダーク面のL'Arc〜en〜Cielと少し似ている感じがしました。叫ぶ部分も多い激しいロックなんですけど思ったより理性は保っている感じ。PVを見てもビジュアル系らしい世界観は既に出来上がっているような印象。ただ個人的に積極的に聴く種類の音楽ではないこともあって、よくわからないという印象も正直に言うとあり。
 ボーカルは声もルックスも美しいようには確かに思えます。ファン層はどうなんでしょう。あんまり男性が積極的にこの人たちのライブに行っているイメージがつかない…(どちらかというとジャニーズを好まない、こういう音楽が好きな女性が多い印象が。よくわかりませんが。)。

中島美嘉「ORION」

 彼女のデビュー曲は「STARS」。そういう意味では初心に帰った曲だといえるのかもしれません。毎回こういった曲だと食傷気味になりますが、やっぱり年に1曲くらいはこういう彼女らしい曲を出してほしいという気になりますね、この曲を聴くと。「STARS」「雪の華」に続く、中島美嘉の冬のバラードの代名詞になりそうな楽曲。

里田まい with 合田姉妹「もうすぐクリスマス」

 合田姉妹というのはmisonoとFUJIWARAの藤本敏史。このPVを見た最初の感想はもうズバリ言うと、
 フジモンいらないでしょ。
 というお約束の突っ込み。いや確かにどう考えてもいらないけどいたらいたらで面白い。映像面ではすごく良いアクセントになっています。きっと紳助を始め他の人たちもいらないと突っ込んでいることでしょう。すごくおいしいポジションです。
 曲はまあ典型的な歌謡曲的アイドルソング。里田とmisonoの歌唱力は往年のアイドルより高いのはもう今さらわかりきっている所。とっても聴きやすくわかりやすいクリスマスソングです。しかし高原兄の印税収入は凄そうですね。どう考えても「完全無欠のロックンローラー」の時より稼いでますw

平原綾香「ノクターン/カンパニュラの恋」


 上の動画が「ノクターン」、下が「カンパニュラの恋」。
 歌詞以上に大きく印象が異なるのが編曲。「カンパニュラの恋」はJ-POPに若干寄り気味なアレンジ。ピアノの他にベースなどの弦楽器の演奏も目立つ構成になっています。
 その一方で「ノクターン」で聴こえる音はピアノの演奏と彼女の声とわずかなコーラスのみ。そこにはショパンの楽曲に本来存在している悲しみの表現がより前面に出されていると思います。後半部はオーケストラに使われるような弦楽器の演奏が加わり、曲の表情に更なる厚みを加えています。彼女の歌唱も時に切々と、時に大胆に歌っている中でショパンの原曲に対して最大限に敬意を表しているような、そんな印象を持ちました。この辺りは音楽大学出身ということもあり、他のJ-POP歌手以上にその思いは強いのではないかと思います。
 編曲だけでなく、歌詞の当てはまり方も日本語より英語の方が良いですね。外国曲なので当然と言われれば当然なのかもしれませんが、日本語だと少し間延びして聴こえる印象がありました。
 ショパンの原曲に更なる表情を加えたという点で「ノクターン」は非常に秀逸。逆に「カンパニュラの恋」はショパンの楽曲とは切り離して聴いた方が良いかもしれません。個人的には圧倒的に英語詞の「ノクターン」の方が好きです。平原綾香の歌唱も素人にはまず表現できないような内容で非常に素晴らしく、個人的には「Jupiter」以上の出来に仕上がっているような気もしました。

posted by K-Marine at 23:42| Comment(8) | TrackBack(0) | 新曲レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ガゼットは、他のビジュアル系と比べると、かなり進化してるとは思いますね。自分のブログのレビューでも取り上げたんですが、例えばこの曲であれば、イントロやサビのちょっと前の女性コーラスが印象的で、ちょっとR&Bの要素があると思いました。ラルクに似てますか、どうなんですかね。個人的にはDir en greyを少し柔らかくしたような印象もあるんですが。ファン層は確かに女性が多いです。メンバーのルックスも良いので、女性が大半になるのは当然っちゃ当然でしょう。彼らは他のビジュアル系とは違う魅力を持ってるので、個人的には頑張ってほしいです。
中島美嘉ちゃんの曲は久々に冬の代表的なバラードになりそうな曲ですね。
里田まいwith合田兄妹、確かにフジモンいらないです(笑)でもまあ美味しいポジションではありますね。
Posted by ミツ at 2008年11月17日 00:08
「ベストヒット歌謡祭」について
前身の「全日本有線放送大賞」のときは、よく見てましたけどね。数少ない大阪発の音楽賞として、続いて欲しいとは思いますけど、実質avex主催の音楽賞となった今では、魅力も半減です。

NHKでやっている「我が心の大阪メロディー」とまでとは言いませんが、もっと大阪ならではの色を出して欲しいです。
それこそ、司会を陣内智則にするとかw
Posted by ステラ at 2008年11月17日 02:05
ガゼットって連中は個人的にはDAIGO達の方がマシかなって思います。
ガゼットって所詮LUNA SEAや黒夢のフォロワーって感じが否めない。
V系って意外と男も聞いてたりするんですよね。僕の周りは聴いてる奴多いっス。学校行事での移動中のバス内で大音量でかけられて凄い腹立ったんだV系及びそのファンに対してあまりいい印象はないです。
Posted by tnk at 2008年11月17日 11:00
>tnkさん
ガゼットに限らず、ほとんどのV系は、XやLUNA SEAや黒夢の影響を受けてますね。というか、DAIGOはビジュアル系ではないと思うので、DAIGOと比べるのはどうかと(昔はV系やってたらしいですが)。
Posted by ミツ at 2008年11月17日 12:18
>ミツさん
ウィキペディア見たらV系扱いされてたんで。
最近のV系の音楽性の狭さは嘆くべきことかな?
大まかに言うとラルクっぽいのとLUNASEAっぽいの2パターンしかない気がする。
Posted by tnk at 2008年11月17日 16:54
まあそうですね。個人的にガゼットについてはディルっぽいと思ってますが。ムックとかアンティック-珈琲店-とかシドとか、他のV系と比べて差別化はかってるV系が好きだったりします。
Posted by ミツ at 2008年11月17日 17:37
>ミツさん
 女性コーラスはどちらかと言うとホルモンのナヲ姉さんに近い印象があったのですが(汗)。ラルクといっても「浸食」とかその辺のイメージですよ。

>ステラさん
 自分の中では魅力は半減どころかもうないんですけどね。レビューするとしても賞ではなくあくまでステージレビューという趣でやるつもりです。しかし司会陣内って相方が断るでしょうw マチャアキはもういいんじゃないかと思いますけどね、高齢ですし。

>tnkさん
 ヴィジュアル系を今までレビューでほとんど書いていないのはつまる所よくわからない部分が大きいからなんですよね。しかも聴いていないと区別がつかない。この手のジャンルは狭さといいますか、音楽表現的に限界があるのかもしれません。やっぱりX JAPANやLUNA SEAを超えているように思えないですからね。どのグループも小洒落てるのはいいんですけど、一線を超えていない印象があります。特に外国のロックバンドと比べるとやっぱり差は歴然としてるような気がします。パフォーマンスとか音とか特に。
 ただ日本の活動の割に海外では評価が高いようなイメージもあります。Dir en greyとか結構そんな印象ですし。
Posted by K-Marine at 2008年11月17日 21:15
やっぱり一線を越えてないという印象はあるんですね。まあ確かにPlastic treeやムック辺りはちゃんと差別化図れてて、一線をギリギリ越えてると思いますが、ナイトメアとかアリスナインとかは、王道ビジュアル系路線ですからねえ。音楽性がかぶりやすいというのが、ビジュアル系の弱点かなと思います(私のブログでは何度かビジュアル系を取り上げていますが、それも他のバンドとは違うなと思ったグループばかりです)。
Posted by ミツ at 2008年11月18日 01:18
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