2008年12月21日

『KAZUMASA ODA TOUR 2008 "きっと またいつか〜今日も どこかで FINAL〜"』京セラドーム最終公演レポ

 4月5日の静岡エコパアリーナを皮切りに、全国29ヶ所で52公演を開催した『KAZUMASA ODA TOUR 2008 今日もどこかで』。そして、そのツアーのFINALと銘打って開催されたソロになって初めてのドームツアー。チケットが即日完売の中、ブログ開設以来相互リンクさせて頂いている「GREEN DAYS〜緑の日々〜」のSHINさんのご紹介で、最終公演の京セラドーム大阪に参戦することになりました。

 本記事では12月20日に行われた京セラドーム大阪の小田和正さんの最終公演のライブレポを書いていきます。なお文中に記されている曲目(セットリスト)はSHINさんのブログを参考にしました。この場を借りてSHINさんにあらためて感謝の意を表したいと思います。本当にありがとうございました。

〜プロローグ;開演前に〜
 14時半に京セラドームに到着。16時開場、18時開演でこれだけ早く到着する理由はオンステージシートの抽選に参加するため。
 オンステージシートとはその名の通りステージ上の客席。申し込みを済ました上で抽選を行うわけですが、抽選に当たる確率は極めて低い。17回抽選に参加して1回も当たらない、という人も存在するほどでして…。その抽選に並んでいる人はざっと見たところ数百人で、東京ドームやナゴヤドームの時よりも多い、ということらしいです。
 なお集団とはSHINさんを初めとする小田さんのファンの集まりで、私を含めて5人。その後ドームの中のレストランで、リハーサルの音がガンガン聴こえる中しばし歓談。まあディープな話が連発で私は話についていくのが精一杯。当然ながらもっとディープな話もいっぱいあるそうで、あらためて皆さんの小田さん、そしてバックバンドへの愛を再確認するのでありました。

 開場後、応募者多数のため本来予定された時間にかなり遅れて抽選結果発表。まあ当たってないだろうと思いつつスクリーンに表示される番号を見ましたが…当たっていました。当然ながら皆さん大喜び、私は喜びというよりむしろビックリ。
 なお応募は単独ではなく集団でも可能で、今回応募したのは代表者の名前で合計4人。その代表者の方は今までかなりの確率で抽選に当たっているそうな。


〜ステージ〜
 バックバンドが演奏するメインステージはドームの外野部分。ちなみに私たちが座ったのは一塁側。バンドの皆さんが演奏する音が直に聴こえて、小田さんが動いている姿を間近で見られるというものすごい位置。
 真ん中に花道があり、本塁近くにあるやや小さなステージではピアノが置いてあったり、ギターを弾きながら演奏したりしていました。そしてドームの外周にも花道があって、アリーナだけでなくスタンドでも走り回りながら歌う小田さんを間近で目撃できる構造になっています。


〜いよいよ本番〜
 2008年から小学生だった頃まで一気にカウントダウンして、直近のアルバムでよく見られる絵と、小田さんの写真をうまく織り込んで、これまでの成長の軌跡を振り返る、といった感じの映像が流れる中バックバンドの皆さん、そして最後に小田さんが登場。
(BGM:僕の贈りもの〜my home town〜the flag〜NEXTのテーマ〜goodtimes & badtimes〜ラブ・ストーリーは突然に〜遠い海辺〜YES-YES-YES〜風のようにうたが流れていた〜ダイジョウブ〜こころ〜今日も どこかで)

 このツアーのメインテーマとも言える「今日も どこかで」で幕開け。「春風に乱れて」(1990年のソロ3rdアルバム『Far East Cafe』収録曲)「愛を止めないで」(オフコース時代の名曲)から早々に観客総立ち、小田さんがドーム中を駆け回ります。「愛を止めないで」では所々で小田さんが観客にマイクを向けて歌わせています。
 実は1ヶ月前に足を痛めて、東京ドームとナゴヤドームでは自転車を使って回っていた小田さん。このライブでは痛み止めを打って臨んだということですが、そんなことを全く感じさせない元気さでした。小ステージでギターを弾きながら「伝えたいことがあるんだ」(1997年に発表されたドラマ主題歌)を1コーラス半歌った後にMC。


〜バラードを中心に〜
 関西では虐げられていたという(過去には放送がなかったり、2月の放送だったり)『クリスマスの約束』は今年全国同じ時間でやるということ、KAT-TUNの赤西君の話(そういえばあの時は5人だったなぁ…)をした後に、KAT-TUNに楽曲提供をしたことでおなじみの「僕らの街で」。ギターの稲葉雅裕さんのソロ演奏が非常に印象的でした。「思いのままに」(1979年、オフコース時代のアルバム曲。隠れた名曲だと思いました「きかせて」(1980年、オフコース史上に残る名盤と言われる『We are』収録)と聴かせる歌が続いてMC。他人の曲も気になるといった感じの内容で(ややうらおぼえ)、吉田拓郎さんの「今日からそして明日から」の最初の触りも歌っていました。

 オフコース時代の屈指の名曲「さよなら」を小田さんのギター演奏で。これはライブ後で聞いた話ですが、実はソロになってこの曲をライブでやるのは本当に最近のことで、オフコースの解散ライブでも歌っていなかったということ。またこのライブではオフコースのバージョンに限りなく近い演奏でしたが、それも今まであまりなかったことらしいです。
 引き続き小田さんのギター演奏で「たしかなこと」、さらにギター演奏で観客の手拍子もあっての「恋は大騒ぎ」。「恋は大騒ぎ」は個人的に好きな曲の一つなのでちょっと嬉しかったですね。


〜オフコースの頃の懐かしい曲が続きます〜
 オフコースの曲は個人的には「愛を止めないで」以降のシングル曲は大体わかりますが、それ以前だと「眠れぬ夜」「風に吹かれて」「秋の気配」くらい、デビュー当時の頃の曲は知らない曲が多いので、そういう意味では新鮮な時間帯でした。
 「僕の贈りもの」(1973年発表の4thシングル)は観客との合唱。ファンの間では有名な曲ですが、私は結構探り探り歌ってました(汗)「もう歌はつくれない」はその次のシングル曲。これも聞き入る曲でした。
 その後「夏の終り」「眠れぬ夜」「こころは気紛れ」「風に吹かれて」「やさしさにさようなら」「between the word & the heart〜言葉と心〜」とオフコース時代の曲をメドレー方式で。


〜今の時代にも通じるメッセージソング、そして御当地紀行総集編〜
 「生まれ来る子供たちのために」「言葉にできない」。前者はAIDS Projectのカバーシングルにもなり、ap bankでも歌われたこと、後者はCMでもよく流れていたことで世代を超えて認識されている曲だと思いますが、オリジナルはそれぞれ1979年、1982年。歌詞が伝えるメッセージ性、そしてそれを伝える小田さんの強い思いが込められたステージでした。ドーム中に響き渡る小田さんの歌声にしびれた時でした。
 前半と後半の間で近年の小田さんのライブでは必ずスクリーンに表示される『御当地紀行』。小田さんがツアーの際に回る町において色々回る、小田さんの素顔が垣間見える企画です。これが静岡公演なら静岡編、岡山公演なら岡山編と流れるところですが、今回は最終公演だけあって今までの総集編でした。


〜こんな元気な61歳は見たことない〜
 『村の船頭さん』の歌詞の一節に「今年六十のお爺さん」という物があります。MCでその歌詞の話題になってもうそんな年になったんだとやや自虐的に話していた小田さんですが、後半のライブはその年齢を全く感じさせない、凄味さえも感じる内容でした。
 「NEXTのテーマ〜僕らがいた〜」から始まり、誰もが知っている名曲「Yes-No」「ラブ・ストーリーは突然に」「キラキラ」「こころ」。観客総立ちで大声援なのは言うまでもないですが、とにかく小田さんが縦横無尽にドーム中を走り回ります。そしてお客さんに向かって手を振ります。その表情はもちろん笑顔。アリーナの通路にも出てきたりして、かなりの人が目の前で小田さんを拝見できたのではないかと思います。「キラキラ」では自転車も登場。京セラドームの観客がまさに一つになったと言ってもいい素晴らしい時間でした。「Yes-No」は個人的に好きな曲ということもあって、不覚にも泣きそうになりました。
 約20分ドーム中を駆け渡った後にほとんど間もなく「緑の日々」を熱唱。全く息が上がっておらず、直前まで走り回っていたことが嘘のような綺麗な歌声での熱唱に小田さんの強靭な体力を見ました。何げなく感じることかもしれませんが、よく考えれば凄いことです。


〜ライブはいよいよフィナーレへ〜
 ピアノ演奏で「東京の空」、そして新曲「さよならは言わない」。新曲に関しては自分の今の心境を歌詞にしたということ。そしてここ最近のライブでは常にラストナンバーとして披露している「ダイジョウブ」。非常に綺麗な形で、いったん小田さんがステージ裏に退いた後ライブはアンコールを迎えます。


〜アンコール〜
 入場時に配られてサイリウムを会場のみんなで光らせます。この演出は小田さんをはじめ演者には全く知らされてなく、小田さんはちょっと照れつつも感動していました。
 「またたく星に願いを」「YES-YES-YES」「君住む街へ」とここ最近のアンコールの中では定番曲。「またたく星に願いを」はサイリウムの演出と非常に合っていて、「YES-YES-YES」は盛り上がり、「君住む街へ」は歌詞があらためて胸に沁みました。
 この3曲が終わった後再びはけますが、まだ終わりではありません。


〜2008年、最後の力を振り絞る〜
 再び登場して「忘れてた 思い出のように」、そして会場全員の合唱で「今日も どこかで」。さらにバンド全員が集まって再び「ラブ・ストーリーは突然に」で盛り上がった後、最後は「きっと同じ」で怒涛の約3時間半のライブは終演を迎えました。「どうもありがとう!」「また会おうぜ!」という小田さんの声とともに。
 そして舞台袖に下がった直後にスタッフの方々が小田さんを胴上げ。今年のツアー全てが終了した小田さん。その目には涙が浮かんでいて、全てやりきったという素敵な表情に見えました。


〜あとがき〜
 本当に中味の濃かった3時間半でした。京セラドームに駆けつけた全てのファンに元気な姿を見せるというばかりに走り回る小田さんの姿に、ファンを非常に大切にする人柄の良さをひしひしと感じました。だからこそ61歳になった今でも若々しく、ファンに愛されていることを実感しました。観客の年齢層も小田さんより年上、それこそ60代以上の人から10代・小学生までいたりで幅広く。

 バックバンドの演奏も間近で聴くことができましたが、本当に素晴らしい演奏でした。ギターの稲葉政裕さん、ベースの有賀啓雄さん、ドラム&パーカッションの木村万作さん、コーラス&パーカッションの木下智明さん、サックス&フルートの園山光博さん、キーボードの栗尾直樹さん、ストリングスの方々もおられました。皆さんがその道の一流の方々で、バックバンド目当てにライブに行くという方も結構いるという話も大いに納得できる内容でした。

 SHINさんを初めとするファンの方々と色々な話が出来たのも私にとっては新たな出会いであり、収穫でもありました。ライブには新たな出会いがあり、新たな発見があります。来年以降は財政が許す限り積極的にライブに出向き、色々な方々と出会ってお話をしたいとあらためて思いました。出来れば小田さんのライブには1年に1回は出向きたいと、あらためて思います。

 そしてこれだけ素敵な出会いと素敵なライブ、これだけ幸せな日を迎えられたのは全て小田さんのおかげです。本当にありがとうございました。今後ますますの活躍を期待したいです。



ラベル:小田和正
この記事へのコメント
今年紅白を辞退?したさだまさし(56歳)より年上なんですよね。同い年の布施明も相変わらずの声量ですが、さすがにステージを走りまくる事は無いでしょう。あと11年経てば、今の北島三郎と同じ年になってしまいます。恐れ入ります。
Posted by dragon at 2008年12月23日 00:37
>dragonさん
 コメントありがとうございます。一つ年下の、最年長ドーム公演記録を一瞬にして抜き去られたw 沢田研二も会場を走り回っていたみたいですね。この2人は本当に凄い60代だなとあらためて感服します。
Posted by K-Marine at 2008年12月24日 00:20
小田さんの場合、大体ツアーが3年に1回なんで、来年ソロライブがあるかどうかは不明ですが、どうもドーム公演で走れなかった「リベンジ」を考えているようなので、「NEXT」は案外早いかもしれません。
Posted by SHIN at 2008年12月31日 11:35
>SHINさん
 年齢を考えると、案外早くにツアーをやる可能性もあるかもしれませんね。
Posted by K-Marine at 2008年12月31日 19:02
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Excerpt: 今年最後の小田和正ライブ。 最初のトークで小田さんは、「何故か全国のイベンター連中が来ています」「今日来た皆さんが、ファンの代表です」とコメントしてました。 「クリスマスの約束 2008」..
Weblog: GREEN DAYS 〜緑の日々〜
Tracked: 2008-12-21 23:32
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