2009年01月08日

第59回NHK紅白歌合戦・第1部

 今年もこのブログで紅白歌合戦をレビューすることにしました。ただしデータ面など細かい部分は全て「紅白歌合戦のお話。」に集約したいのでここではあまり触れません。ステージの印象など、つまり言うと他の年末特別番組と同列の扱いで書いていくことを目標に進めていきたいと思っています。

 なお「紅白歌合戦のお話。」ではかなり記事を細分化して書く予定ですが、こちらでは第1部と第2部に分けて、少しずつ更新していく予定です。

 第1部の文章は全て更新しました。第2部はまた別記事で書く予定です。もしよければこちらにもコメントお願いします。

・オープニング
 渋谷上空のヘリ中継からスタート。開会宣言は両司会と、その2人に挟まれる形で大橋のぞみ。「切手のない贈りもの」をのぞみちゃんが1コーラス歌います。ちょっと緊張を隠せない部分もあるでしょうか。

 歌手入場は3年ぶりに両サイドから次々と。個人的には最初からステージ上にいるよりも好きなパターン。今年は第60回ですし、どうせなら昭和の紅白みたくスタイン・ソングに乗せて登場してくれないかな?観客席から入るのはさすがに厳しいかもしれませんが。

 司会者の紹介。ちなみに総合司会の松本和也アナが会場担当。小野アナは飛行船にずっと幽閉されておりました(汗)多分会場にいない総合司会は史上初だと思います。

浜崎あゆみ「Mirrorcle World」
 TVで見る限りではここ数年の中で一番良かったのではないでしょうか。右手のケガの件もあるのでしょうけど、少なくとも例年の紅白とは明らかに気合が違います。ここ数年、紅白のトップバッターでこれだけ素晴らしいステージを見た記憶はありません。きっとカウントダウンライブも大成功を収めたことでしょう。

布施 明「君は薔薇より美しい」
 紅白では35年ぶりのトップバッター。前年同様ダンサーが出てくる賑やかなステージ。
 61歳でこの歌唱力をキープし続けている、というのが凄いですね。最後の伸ばしは長さといい、音程がキープされ続けることも含めてまさに圧巻の一言でした。今年も紅白に出続けるんでしょうか。3年連続同じ歌というのは避けてほしいところですが…。

GIRL NEXT DOOR「偶然の確率」
 歌手紹介のPerfumeと大橋のぞみが可愛いですね。のぞみちゃんはユニットを解散して、2009年はPerfumeの新メンバーに加入するということなのでしょうか?w
 紅白でも相変わらず音程は悪いですが、衣装のセンスはなかなか良かったと思います。ダンサーもまあ合っていたように感じますね。ただいくらなんでも1コーラスポッキリというのは…。個人的には別にいいんですが、やっぱり扱いの悪さは否めないような印象が。妥当と言われれば妥当なのかもしれませんが…。

美川憲一「さそり座の女2008」
 とりあえず前年に不愉快に感じた理由の8割はIKKOにあったんじゃないかと思いました(爆)IKKOのせいで多分1〜2分は押したんじゃなかろうか。はるな愛は普通に仕事をこなしていましたが。
 ステージに関してはもはや何も言うまい。これは2009年も「さそり座の女」になるんじゃないかな〜www

・審査員紹介〜髭男爵の応援
 髭男爵の応援はかなりグダグダでした。ちょっと中居のアドリブが空回り気味でしたね。というか結局芸人出演させてるんかい。2年前に逆戻りですな。

伍代夏子「京都二年坂」
 1コーラス半でベテランらしく淡々とこなすといった感じのステージ。マナカナ含め和服姿の女性が綺麗だったので目の保養にはなったと思います。地味に良いステージだったと個人的には感じたのですが、どうでしょうか。

北山たけし「希望の詩」
 遠藤実氏を追悼するステージ、という趣ですね。その年の新曲で追悼する、という例はあまり過去にないのでは。
 バックの演歌歌手の手拍子も含め、こちらもなかなか聴かせるステージで良かったと思います。

・ジブリのショーコーナー
 キムタクの朗読で進行。ここ数年毎回キムタクは朗読させられているような。
 久石譲総指揮のもと「さんぽ」「風のとおり道」「君をのせて」。「さんぽ」は羞恥心とPaboが楽しそうに、「風のとおり道」は久石さんのピアノ演奏で、「君をのせて」は平原綾香と青山テルマと吉岡聖恵が聴かせてくれました。ちょっとテルマと吉岡の声の相性は良くなさそうでしたが。
 それにしても合唱といいオケといい、半端なく人数が多いです。

藤岡藤巻と大橋のぞみ「崖の上のポニョ」
 結局藤岡さんが戻ってこなかったのが残念ですが、これだけの規模の演奏はまさに紅白ならでは。これまで歌ってきたステージなんか比較にならないくらい、最高のステージでしたね。ユニットとしては最後のステージでしたが、十二分に花を添えた内容だったように思います。

・ブルーマングループの応援
 「青組優勝」のくす玉は面白かったけどもう少し持ち時間がほしかったですね。IKKOで時間食った分ここに回ったんじゃないですかw

東方神起「Purple Line〜どうして君を好きになってしまったんだろう?」
 「Purple Line」はほぼ出囃子みたいな形ですぐに「どうして君を好きになってしまったんだろう?」。
 個人的にはメドレーじゃなく、出来れば「Purple Line」1曲の方が良かったかな、という印象。「どうして君を好きになってしまったんだろう?」はバラードなんですが、今回の紅白出場者は歌唱力の高い人がかなり多いのでちょっと5人の歌唱力では埋もれ気味な印象を持ちました。時間が短いせいか、どうも持ち味を出し切れなかったステージだったかな、というのが正直な感想です。

水森かおり「輪島朝市」
 亡くなった作詞家の木下龍太郎先生を追悼してのステージ。涙を浮かべながらの熱唱でした。さすがといった所でしょう。
 ただ1コーラスがやや長く冗長な印象があるのか、ここだけ視聴率が5%近く低い状態になっています。ちょっとその部分が気がかり。冗長な印象は個人的にも感じたことで、今回に限って言うと1コーラス半に納めたのは良い判断だったかもしれません。

Aqua Timez「虹」
 まあこのステージの為だけにジャージ姿になるわけにもいかないようで、小池の持ってきた写真で例の衣装は処理されました。ステージは紅白といえどもそんなにいつもと変わらない内容でしたが、ボーカルの太志をはじめ全体的に大人っぽい装い。その装いにバンドとしての変化を少し感じました。
 個人的にはキーボードのmayukoの可愛さに少し萌えましたね(汗)

木山裕策「home」
 家族の温かさが胸にしみた良いステージでした。わざわざ家族にインタビューする所に古きよき時代の紅白らしさを感じました。

秋元順子「愛のままに…」
 初めて聴いた時にはここまでヒットするとは想像だにしませんでした。あらためて聴くと、61歳とは全く思えないほどの豊かな声量と伸びやかな歌声。全く無理を感じさせない自然な歌い方。愛をテーマにしたストーリー性の強い歌詞。この木山さんから秋元さんに続く一年の流れは今回の紅白の第1部最高のハイライトだったと個人的には思っています。素晴らしいステージでした。早速紅白効果が出ているみたいですが、当然でしょう。

キマグレン「LIFE」
 本人よりバックの動きがおかしいのが気になります。誰が振付しているんだろうと思ったらやっぱり南流石でした。この人が担当すると歌手より目立つことが非常に多いです。
 本人たちは緊張よりもこの場を楽しんでいるように見えて、良かったのですが。

いきものがかり「SAKURA」
 吉岡の喉の調子はちょっといつもよりは良くなさそうな印象でしたが、結構他の場面でも目立っていたのでまあいいでしょう。色々な人に聴いてもらいたいというのが3人の抱負、一つ一つの歌詞を丁寧に歌う姿と純粋に邦楽の影響を受けて作られたこの楽曲からは、彼女たちを知らない人にも十分にアピール出来たステージだったかなと思います。

前川 清「東京砂漠」
 東京タワーの夜景が映し出された後にこの曲はなんだかちょっとシュール。
 前川さんは至っていつも通りでしたが、クールファイブの調子があまり良くないように聴こえました。ちょっと音程が合っていないような…。

 ここでまさかのバンド紹介。ファンファーレがいかにも昭和の紅白を思い出させる感じで軽く感動。でも指揮者が喋るシーンは昭和の紅白でもなかったような。

川中美幸「二輪草」
 色々な意味で1980年代から1990年代前半の扱いの悪さに戻った感じのステージでした。妙な髪型と変に字余りな歌い方がせめてもの抵抗といった所でしょうか。一応2年前にトリ取ってるはずなんですけどね…(汗)

宮沢和史 in ガンガ・ズンバ&ザ・ブーム「足跡のない道」「島唄」
 「島唄」は沖縄の歌ですよね?ブラジルをテーマにした曲は他にもあったと思うのですが。せめて「風になりたい」の方が良かったのでは?
 「足跡のない道」はなかなかいい曲ですし、「島唄」も相変わらず良いですがあんまり心に響くものはありませんでした。ブラジル移民100周年という意義はわからなくもないですがどうしても必要なステージだったかと言われるとちょっと疑問符がつく内容だったように思います。

藤あや子「紅い糸」
 テリー伊藤総合演出のステージ。大人の香りをこれ以上ないほどに出しまくっていて、エロいです。本当に藤は47歳の孫持ちだんでしょうか?こんなお婆さんはどこを探してもいないような気がするのですが。

WaT「36℃」
 世界のナベアツを引っ張り出すためにこの選曲にしたということがよくわかりました。ステージはいつも通りで特に言うことはありません。

 舞台裏中継でさかなクンが登場。何のために出てきたのかよくわからないままあっという間に中継終了しちゃいました。

中村美律子「河内おとこ節」
 なんでしょうね、この曲のイントロから感じる妙な安心感は。くいだおれ人形が出てきたり坂田三吉でアホになったり、振り付けも意味不明な箇所続出でまさにやりたい放題のステージでした。ただまた紅白でこの曲を聴きたいかと言われるともういいです、というのが正直な意見です。

ポルノグラフィティ「ギフト」
 予想通り?同郷かつ同事務所のPerfumeの応援。酒に酔ったポルノの2人のエピソードを話すこともなく、いたって普通の内容でした。
 年末番組での「ギフト」の披露はこの番組だけ。ハルイチのギターソロが格好良かったです。それ以外はまあいつも通りじゃないでしょうか。

大塚 愛「愛」
 良かったですね。以前と比べると確実に声量が上がっています。大塚愛がバラードで聴かせるステージを見せたのは3年前の紅白の「プラネタリウム」以来じゃないですか?歌唱位置もほとんど同じですし。

平井 堅「いつか離れる日が来ても」
 鳥羽一郎が落選しても三重県出身の歌手はまだ紅白に残っています。
 MステSPと比べるとブレスの音は減っていました。

坂本冬美「風に立つ」
 前半のトリですがどちらかというとステージより上野由岐子からボールを受け取る方に比重を置いたような感じ。でも曲は実に含蓄ある歌詞で彼女の曲の中ではトップクラスの名曲。次に紅白で歌う時はトリ、あるいは大トリでのステージを期待したいです。それくらいの価値がある曲だと個人的には思ってますので。

秋川雅史「千の風に立って」
 久石譲のピアノ演奏をバックに中居と仲間がメッセージを読み上げる半宣伝タイムの後このステージへ。
 女声中高生のコーラスが上手い上に可愛いですね。秋川さんの歌唱はいつも通りでした。さすがに前年より演奏時間は短め。

エンヤ「オリノコ・フロウ」「ありふれた奇跡」
 少なくとも藤原紀香とエンヤのやり取りは生放送だったみたいです。というかレポが有働由美子アナってw 一応3回紅組司会やってる人なんですけどね。ヘリで飛ばされている小野アナ同様、扱いが…。
 ステージは…、あんまり凄いと思わせる部分がなかったかな、という印象です。悪くはないんですがちょっと微妙でした。
 

 中間審査は白組がかなりリード。第1部だけ見たらどう考えても紅組の方が良かったと思うんですが…。第2部はまた別記事で。






タグ:紅白歌合戦
posted by K-Marine at 00:00| Comment(10) | TrackBack(0) | 特別番組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 昭和の紅白、まだ宝塚劇場で
開催されていた時に、紅組の
バックの演奏していた
「原信夫とシャープス・アンド・フラッツ」の
原信夫さんが「紅組のためにがんばります!」
とコメントしたことがありました。

 あと、バンドは演歌歌手の時ぐらいは
ステージ上で演奏させて欲しいです。
Posted by 達 at 2009年01月10日 09:18
あっちでとも思いましたが、個人的にCDTV絡みもあるのでこっちに。ポルノとパフューム、この組み合わせ、予想出来る範囲でしたね。男女という事で紅白では無いかと思ってあっちの予想に外しましたが失敗。                                                  でこの組み合わせ見た後にCDTVでポルノ→aikoの流れライブを見た時、ポルノ・aikoのオールナイトニッポン繋がり、ポルノ・パフュームの同事務所繋がりで、自分にとってはこの紅白とCDTVの流れは完璧でした。
Posted by マルカン at 2009年01月10日 09:26
>達さん
 その原信夫の件は具体的に第何回かわかりますか?ステージ上の演奏は確かに私も望むところですが、セットを広く使うという利点を考えると現実的にはちょっと厳しい気はしますね。

>マルカンさん
 CDTVはそういえばポルノの後にaikoが歌ってましたね。そんなこと私は全然考えてなかったですが、確かに元々オールナイトニッポンで深い交流を築きあげた関係ですからね。
Posted by K-Marine at 2009年01月11日 03:42
 原信夫さんの件は、ビデオで見直したら
17回(昭和41年)で、司会者の
ペギー葉山さんが、原さんを直接
紹介なさっていました時に
原さんが、コメントなさっていました。

Posted by 達 at 2009年01月11日 10:03
放送前、紅白プロデューサーのインタービュー記事で視聴率を重視するというのを読んでイヤな予感がしていましたが、最初から最後まで安心して、楽しむことができました。非常に満足です。

私も第一部では木山裕策、秋元順子がよかったと思います。歌そのものもいいですし、歌唱もすばらしかったです。木山裕策の伸びやかな声や秋元順子のサビ部分の低音の魅力を堪能しました。

水森かおりは売上で毎年実績を上げているので、この扱いは気の毒だと思う反面、個人的には毎年聴いていても、今ひとつもの足りません。私とは相性が悪いのかもしれません。歌唱はいいと思うんですけれども。
Posted by 熱帯魚 at 2009年01月12日 01:04
>達さん
 あれ、第17回で喋っていました?完全に記憶から抜け落ちていますね。また確認したいと思います。

>熱帯魚さん
 視聴率という表面的な数字を見るのではなく、あくまで「色々な人にチャンネルを変えずに見てもらうこと」という、番組としての流れを非常に重視した仕上がりでしたね。それを「視聴率」という言葉で表現したのだなとあらためて感じました。
 ちなみに水森かおりは例年ならそうでもないですが、今回は本当にチャンネルを変えそうになりました。1コーラスが長いといいますか、思っていたよりも歌唱が一本調子に感じました。何より完全にパターンが一緒なので、そろそろ路線変更を図らないと近いうちにヒットがなくなって連続出場が途切れる可能性も予感させる内容だと感じました(歌唱の素晴らしさは別としましても)。熱帯魚さんが感じるのはそういう部分なのかもしれないですね。
Posted by K-Marine at 2009年01月12日 23:17
>大塚愛がバラードで聴かせるステージを見せたのは3年前の紅白の「プラネタリウム」以来じゃないですか?

いや2006年、2008年から見て2年前に「恋愛写真」を歌っているはずです。
Posted by dragon at 2009年01月12日 23:17
>dragonさん
 あくまでも「聴かせる」ステージですからね。「恋愛写真」は普通のステージだったという印象でしたので。
Posted by K-Marine at 2009年01月12日 23:19
今更ながら・・・

木山さんの部分、お父さんの大舞台だけに出来れば起きてみてほしいところですがw、ただお子さんがお母さんの膝の上で眠っている画が凄く曲のバックで映えていて逆に良かったのかなという気さえします。。ホントに温かく素晴らしいステージでしたね。

大塚さんも順番的には地味なところですが、良かったですね。アルバム曲とは言え聞いたことも非常に多いと思われる曲だし、タイトルから見てもわかるように本人の思い入れも極めて強い作品のようなんで、去年出したシングル3曲を歌うより説得力もあった気がします。

東方は全く同意見ですねえ。。「Purple line」をフルで歌った方が全体の中で被りが少なく目立つ存在になったと思えます。曲自体も秀逸ですしね。。まあ、個人的にはほぼ「千年恋歌」だろうと思ってたのでどっちにしても想定外ではあったのですが。
Posted by AR at 2009年01月13日 18:03
>ARさん
 木山さんの部分は同感ですね。まだ小さい子供らしさが逆に良い方向に出ていました。もっともその子供は数年後後悔するのかもしれませんが(汗)
 意外と第1部トリ前は聴かせ所で重要な部分だと私は思っていますが、彼女はそれにふさわしいステージを見せていました。シングルを歌うより良かったと思っています。
 東方は悪くはなかったんだけど…という感じですね、やっぱり。
Posted by K-Marine at 2009年01月14日 01:29
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