2009年08月09日

ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2009 3日目(2009.8.2 at 国営ひたち海浜公園)

 遅くなってすみません(汗)ROCK IN JAPANのレビュー最終日、3日目の様子をレポしていきます。今回は前置きなしでもう早速入っていきましょう。

・矢沢永吉(GRASS STAGE)
 ROCK IN JAPAN FESTIVALは今回で10回目を迎えました。その記念すべき年の3日目のトップバッターに迎え入れたのは生きながらにしてROCK OF LEGENDというに名高いあのE.YAZAWA。渋谷陽一氏の前説もいつも以上に力が入っています。ステージには既におなじみのバックバンドや女性コーラス隊はスタンバイして、いよいよ演奏が始まればあとは本人の登場を待つばかり。
 その強烈なオーラをまとって登場したYAZAWAは純白のシャツが眩しい衣装。早速「苦い雨」を「いくぞーーー!!」「ROCK IN JAPAN!!」とオーディエンスを乗せながら熱唱。GRASS STAGEを右へ左へ駆け回り、あのマイクスタンドを倒すパフォーマンスも惜しげもなく何度も何度も披露します。我々はその神々しい姿にただただ声を上げるばかり。
 3年ぶりとなるアルバム『ROCK'N'ROLL』の先行シングルである「コバルトの空」を披露した後MC。天気は曇り空であるものの、そのオーディエンスの熱狂ぶりに思わず「ROCK IN JAPAN、熱いよーーーー!!」と叫ぶ。でもすぐさま「これくらいでちょうどいいよね、良かったね」という言葉も挟む。
 ひと呼吸おいて歌われるのは名バラード「YES MY LOVE」。その美声に聞き惚れた後は上着を脱いでタンクトップ姿に。そして演奏されるはもう定番中の定番と言って良い「SOMEBODY'S NIGHT」「止まらないHa〜Ha」のコンボ!「止まらないHa〜Ha」ではステージ中全員がタオルを上に投げる!そして回す!凄過ぎる、これはどう考えても凄過ぎる、有り得ない!そんな夢のような空間はあっという間に過ぎるわけです。最後は「いつの日か」を熱唱して、GRASS STAGEを余韻たっぷりに染め上げて去ってゆきました。
 3年前に出演した時はGRASS STAGEの大トリ、その時は「渋谷さんに懇願されて」出演したこのステージ。そして今回は「33年間やってきたけど今回が初めて」という午前中のアクト、「電話でね、「渋谷さん、ロッキン出して」とYAZAWA自ら懇願したという今回のステージ。それはわずか6曲、ほんの30分足らずという短い時間であったものの、特にYAZAWAを初めて見た人間の心には深く深く刻まれたことでしょう。
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 いやぁ、まさに「生ける伝説」を見たという心境でしたね。そうとしか言いようがありません。とにかくステージに釘付けになりました。オーラが完全に半端ないです。格が違います。ヤバいです。ロック好きを自称するならやっぱり一回は見とくべきです。もちろんチャンスがあればの話ですが…。

(Set List)
1.苦い雨
2.コバルトの空
3.YES MY LOVE
4.SOMEBODY’S NIGHT
5.止まらないHa〜Ha
6.いつの日か



・マキシマム ザ ホルモン(GRASS STAGE)
 3年連続のGRASS STAGEの出演になりますが、今回は何と言ってもあのE.YAZAWAの後。明らかに誰もやりたがらないポジションを引き受けたのが彼らではありますが、ホルモンらしい軽妙なMCと破壊的な音楽は今回も相変わらずでありました。
 最初から激しい曲連発でオーディエンスはジャンプとヘドバンの嵐。GRASS STAGEを激しく揺らします。しかし軽い感じのMCで実にバランスが取れています。「現場は現場で100%見せていいですかーーー!」と大声で叫んだ後に♪100%片想い〜とイモ欽を歌い出すナヲ姉さん、永ちゃんとトイレで2人っきりになって一言、思わず直立不動で動けなくなった中で「立ちションだね」と言われたというダイスケはんのMC&掛け合いは今回も絶好調。
 もちろんホルモン恒例の「恋のおまじない」も忘れません。今回はなんと説明無しにぶっつけ本番でしたが見事に揃っていました。その後の「恋のメガラバ」はフロントエリアはもちろん、後ろの方も女子供関わりなく踊りまくっていました。それだけホルモンが広く市民権を得ているという証でしょう。
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 既に昨年見たこともあって今年は後ろの方でまったり見て「恋のメガラバ」が終わってから次のステージに向かいました。もうフェスにおけるホルモンというのは完全に鉄板だな、とあらためて感じさせたステージでした。ナヲ姉さんの「子供は制約された条件で新しい遊びを考える天才だからね」というMCの後で見た、「恋のメガラバ」を踊っている子供を個人的には忘れることができません。母親は相当な英才教育を施してるな、と思わず微笑んでしまいました。

(Set List)
1.「F」
2.What’s up, people!?
3.ロック番狂わせ
4.ジョニー・ママミヤ・カリフォルニア〜ジョニー鉄パイプU〜
5.W×H×U〜ワシかてホンマは売れたいんじゃい〜
6.ロッキンポ殺し
7.糞ブレイキン脳ブレイキン・リリィー
8.ロックンロール・チェンソー
9.恋のメガラバ
10.握れっっ!!



・たむらぱん(SEASIDE STAGE)
 音楽好きの間では既に高い評価を得ていて、各メディアでも注目のニューカマーとして扱われている女性シンガーソングライターのたむらぱん。SEASIDE STAGEにいっぱいに集まった約2000人のオーディエンスの注目を一身に浴びたステージになりました。
 アップテンポの曲、バラードなどさまざまな持ち歌を軽快に歌いこなす彼女。その姿はRIJ初出場ながら、既にポップミュージックを知り尽くした名人のよう。ですが告知をうまく喋れることができない姿にどことなく初々しさも感じたり。ただ曲を聴いてライブで乗る分にはとても楽しく、ライブハウスでのワンマンが売り切れるのも納得の内容。場所が場所だけに6曲だけのわずかな時間でしたが、オーディエンスをはっとさせるライブは十二分に成立させていたのではないでしょうか。
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 全く初めて見聴きして感じた部分を申し上げますと、ステージのたたずまいやパフォーマンスは木村カエラ、楽曲は大塚愛にやや近いかなという印象です。個人的には若干とりとめのない部分もあるものの、全体的に明るい曲が多くて親しみやすいアーティストかな、という印象もあります。ちょっとこの時間だけでは特徴らしい特徴を完全にはつかめずややフワフワした感じ。そのフワフワぶりが最大の特徴なのかもしれませんが。
 曲に関しては初めてということと前後のステージの印象が強過ぎたこともあって正直言ってあんまり記憶に残っていない部分も多いですが、個人的には5曲目の「ジェットコースター」が一番良いように思いました。今度見る時はちゃんと曲を事前に聴いてから行きたいと思います(汗)すみません。

(Set List)
1.ちょうどいいとこにいたい
2.ちゃりんこ
3.ハレーション
4.ゼロ
5.ジェットコースター
6.十人十色



・Superfly(GRASS STAGE)
 昨年はCOUNTDOWN JAPANに初出演ながらいきなり一番大きなステージ、そして今回初出演となるROCK IN JAPANでも一番大きなGRASS STAGE。その姿を一目見ようとGRASS STAGEは多くの人で賑わっていました。
 早速「Hi-Five」「マニフェスト」でツカミは抜群。その抜群の声量と縦横無尽に動き回るステージパフォーマンスは4万人のフィールドを盛り上げさせるには十分過ぎるほどのパワー。バックバンドの演奏もそれにふさわしい完璧な演奏で早くもGRASS STAGEは興奮状態におちいります。さらに間髪入れずに名曲「愛をこめて花束を」で聴衆をウットリさせ、聴かせます。歌う側も有り余るくらいの歌唱力がひたちなかの空にこれでもかというくらいに響き渡ります。
 そのパワフルな歌声とは裏腹に、MCで喋る声はほどよく高くて凄くかわいい。その声のギャップは今回多く出演している女性アーティストの中ではおそらく一番ではないかと思うくらいの魅力。オーディエンスに対する感謝を示した後で某局の朝の番組でお馴染みの新曲「やさしい気持ちで」。題名どおりの優しい歌声で再び聴き手を魅了させた後は「How Do I Survive?」、そして70年代ディスコを感じさせる新曲「恋する瞳は美しい」で更に盛り上げに入ります。
 さてこのステージの極めつけは「Alright!!」。バリバリのロックチューンにオーディエンスだけでなく歌う彼女も完全に興奮状態。ついにはもともとやる予定がなかったというタオル回しも全員で。何とも前の方のお客さん数人がタオルを回しているのを見てその場でみんなでやってみようととっさに思ったのだとか。見る方も歌う方も完全にノリノリ。楽曲や歌唱だけでなく、ライブパフォーマンスにも彼女のセンスの良さが際立った瞬間でした。
 孤独をテーマにして歌詞を書いたという「My Best Of My Life」でこのステージを仕上げます。あまりに動き回ったために歌う前は少し息上がり気味だった彼女も演奏に入るとそういった素振りは全く見えず、むしろまだまだこれからだと言わんばかりの歌唱。ほんの40分あまりのステージはあっという間に幕を閉じました。その時間はこれ以上ないくらいに盛り沢山の内容でした。
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 もし彼女が日本語で喋らなければ完全に海外のアーティストと思わせるくらいの有り得ないパフォーマンス。とにかく度胸の据わり方が完全に桁違いで、その上楽曲だけでなくファッションやライブパフォーマンスも尊敬している海外のアーティストのそれをよく研究しているのではないかということを存分に感じさせました。
 生きながら伝説と化しているのがこの日のトップバッターである矢沢永吉ですが、もしかすると数十年後には彼女がそういう存在になっているかもしれません。それくらいのことを思わせるほどの凄まじさです。これでメジャーデビュー3年目、弱冠25歳なのだから本当に恐れ入ります。楽しみというよりも完全に末恐ろしい存在ですね。

(Set List)
1.Hi-Five
2.マニフェスト
3.愛をこめて花束を
4.やさしい気持ちで
5.How Do I Survive?
6.恋する瞳は美しい
7.Alright!!
8.My Best Of My Life



・真心ブラザーズ(GRASS STAGE)
 途中活動休止もあったりして、色々と紆余曲折を経ながらも今年ついにデビュー20周年を迎えた真心ブラザーズ。2枚組のベストアルバムのリリースを控えていることもあってか、今回のセットリストはおそらくこれまで出演したRIJと比べても段違いの豪華さ。
 もう早速「拝啓、ジョン・レノン」で完璧にオーディエンスを一体化させています。ジョン・レノンが亡くなったのが1980年、この曲が発表されたのが1996年。この曲自体が懐メロのようにとても優しい声に聴こえる、なんていうヘタな文章が頭をよぎる中「不満ばっかり言ってちゃダメですよ〜、俺たち満足、大満足!!」というYO-KINGの号令に合わせて演奏されるのはちょうど10年前に発表された「サティスファクション」。そうだ、ロッキンも今年で10回目だ、でも1回目は2000年だから1年ズレてるな、とまた訳のわからないことを考えつつ♪You can make it try〜と口ずさんでいるとライブの定番曲である「新しい夜明け」の歌詞に「いいこと言ってるなぁ…」とまたまたウットリするのでありました。
 「次にやる曲はものすごく短い曲ですよ」というMCの後に演奏されるのは「どか〜ん!」。これまたお馴染みの曲ですが1分半、あっという間に終わってしまいました。その後もまたアゲアゲな「スピード」を経て1週間後にリリースされるというミニアルバムから新曲「Song of You」を初披露。新たに定番になるであろうコール&レスポンスを交えてこの曲が歌われる空間もまた真心らしい楽しさに満ち溢れた空間。
 後半に入るともう完全に定番かつこのフェスにこれ以上ないくらいの完璧なセットリスト。晴れた青空に向かって拳を突き上げる「空にまいあがれ」、そして夏の真心ブラザーズといえば絶対に欠かすことの出来ない「ENDLESS SUMMER NUDE」、ラストは歌の力、音楽の楽しさを実感できる名曲「EVERYBODY SINGIN' LOVE SONG」。まさに名曲のオンパレード。デビュー20周年の貫禄と余裕に満ち溢れた素晴らしいステージでした。
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 20周年仕様とはいえ、まさかこんなに定番かつ聴き覚えのある曲ばかりが並ぶとは思わなかったのでビックリしました。それと同時に懐かしさとともに嬉しさがこみあげる、そんなステージでした。欲を言うと「ループスライダー」「BABY BABY BABY」があれば完璧だったんですが、十分でしょう。個人的にはYO-KINGの嫁が来るサプライズももしかしたらあるかな、とは思いましたがさすがにそれはありませんでした(爆)でも実際のところはまさにYO-KINGが言うところの満足・満足・大満足のステージでした。

(Set List)
1.拝啓、ジョン・レノン
2.サティスファクション
3.新しい夜明け
4.どか〜ん
5.スピード
6.Song of You(新曲)
7.空にまいあがれ
8.ENDLESS SUMMER NUDE
9.EVERYBODY SINGIN' LOVE SONG



・エレファントカシマシ(GRASS STAGE)
 今年発表されたアルバム『昇れる太陽』は2009年のロック・シーンを代表する名盤なんですが、そのアルバム同様「sky is blue」でこのアクトの幕が開きます。早速宮本浩次の熱いアクトに圧倒されるかと思いきや、なんと突然機材の故障でギターの音が鳴らなくなるハプニング。「この曲はギターがないと話になんねぇなァ、「デーデ」でもやるか」と言いつつマイクスタンドを持って演奏されたのは「ファイティングマン」。その後は1曲ごとに簡単に曲の内容を説明して「そんな曲です」と紹介して歌うシーンが繰り返されます。ちなみに機材はすぐに復帰しました。
 「悲しみの果て」「今宵の月のように」といった超定番ソングは勿論、「ジョニーの彷徨」「ハナウタ〜遠い昔からの物語〜」といったニューアルバムからの選曲もあり。その1曲1曲に綴られる言葉とともに、情熱的な宮本浩次のパフォーマンスがとても印象に残ります。相棒と言うギターの石くんの横で肩を組んで歌うのは邪魔じゃないかと思ったりもしますが(笑)それが宮本浩次の宮本浩次たる所以。知っている曲、そうでない曲関わらずオーディエンスは曲に合わせて手を動かしたり体を揺らしたりするとともに、熱いパフォーマンスに完全に酔いしれます。
 「不器用なやつらばっかりなんだろ」というMCの後で歌われるのは♪さあ、頑張ろうぜ〜というフレーズがお馴染みの「俺たちの明日」。生きることに対してこれだけ前向きな気持ちにさせる曲というのもなかなかないように思います。そしてラストは「ガストロンジャー」。この曲が発表されたのは1999年、くだらねえ世の中、くだらねえ毎日は縄文時代から変わっていない以上10年間で変わっている訳がなく、むしろ酷くなっているような気もしないのではないですが、思いの丈をひたすら叫び続けるこの曲のスタイルは何ひとつ変わってないどころかむしろ凄味を増しているような、そんなジャパニーズ・ロックの真髄をあらためて痛感した、エレファントカシマシの10回目のロッキンのアクトでありました。
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 こちらは意外とコアな曲もあったりして個人的には若干戸惑いもあったものの、宮本浩次の熱いパフォーマンスを存分に楽しめたという点ではやはり満足。安定感さえも感じさせる内容でした。
 ちなみに機材のトラブルは前日のASIAN KUNG-FU GENERATIONのステージでも起こったそうで、野外のライブのコンディションの難しさということも感じさせます。何とかしてほしいところではありますがこういったハプニングもある意味醍醐味だったりする面もあるのでそれはそれでいいのかも。

(Set List)
1.sky is blue
2.ファイティングマン
3.ハロー人生!!
4.悲しみの果て
5.ジョニーの彷徨
6.さよならパーティー
7.今宵の月のように
8.ハナウタ〜遠い昔からの物語〜
9.友達がいるのさ
10.俺たちの明日
11.ガストロンジャー



・KREVA(GRASS STAGE)
 3日目、最終日となるROCK IN JAPANのアクトも残りはあとわずか。曇り模様の天気も晴れて白い月も見えるようになった中、KREVAのステージは赤と青のDJテーブルがよりステージに映えて見えます。
 まずは新しい曲が中心のセットリスト。「ACE」はもう完全に新曲、「成功」は今年のシングル『青』の収録曲、「ストロングスタイル」もベストアルバム収録とはいえ2007年後半の楽曲、マイケル・ジャクソンを追悼するMCの後に披露された「あかさたなはまやらわをん」もノリやすい曲とはいえベストに初めて収録された新しい曲。昨年のこともあるのか、GRASS STAGEは多くの人でいっぱいに埋まっているのですが盛り上がりは今ひとつ?ということは決してないのですが、「新しい曲中心でいきたいと思ってたけど、やっぱり昔の曲もやろうじゃないか」ということでまたまたSONOMIを呼び出して「SUMMER」「ひとりじゃないのよ」。もはや鉄板という印象もあるアクトですが何度見ても良いと思わせるパフォーマンスはお見事。それにしてもSONOMIの美しさには目を惹かれるばかり。
 SONOMIが戻った後も名曲「音色」を披露。その後しばしMC、というかちょっとした演説。大体こんな内容のことを喋っていました。
 「これ言わないでおこうと思ったんだけどやっぱり言っておく。去年「俺にしか絶対呼べない超ビッグなゲストを呼んだぜ」ということでKICK THE CAN CREWを一日限りで復活させたじゃん、そしたら次の日レポートを見たら「KICK THE CAN CREW、再結成」って書いてあった。それは話が違うじゃんと思って。…(しばしロッキンを批判めいた内容のMCが続く)そういう細かい所の気遣いは忘れちゃダメじゃない。だから今年はKICK THE CAN CREWは呼ばねぇ。…でもその代わり、KICK THE CAN CREWに代わるビッグなゲスト、しかもまた俺にしか絶対に呼べないゲスト呼んだぜ。紹介しよう!LITTLEとMCU!
 …ということで今年も一日限りの「アンバランス」披露、思わず後ろの方から前の方に駆け抜ける人たちも多発するのでありました。
 「俺、来年呼ばれねぇかもな(笑)」と呟きつつその後は定番曲「イッサイガッサイ」「Have a nice day!」を立て続けに披露、LITTLEとMCUの余波が冷め止まぬ中さらに熱の入った、テンションブッチギリのアクトを繰り広げた後は新曲「瞬間Speechless」でじっくり聴かせます。ラストは「アカペラ」でオーディエンスに感謝の言葉を伝えて退場。今年も盛り沢山の内容でオーディエンスをたっぷり楽しませてくれました。きっと来年も素晴らしいステージを見せてくれるものだと、我々は信じています。
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 これは一日限りのKICK THE CAN CREW復活が来年以降も恒例行事になるのか?(爆)ちょっと来年以降やりにくいんじゃないかなとも思いますが、KREVAの自信に満ち溢れた言動とそれを見事なまでに実現させる実行力をもってすれば絶対大丈夫じゃないかなと思います。ちなみにこの日はLITTLEもMCUもソロでそれぞれ別にステージを展開していたのでその予定が元々なかったとしても準備はバッチリでした。
 ちなみにMCによると9月に発売されるアルバム『心臓』は彼曰く「これが評価されなかったら音楽を止める」と言い切るほどの自信作だとか。あと「最近HIP HOPを目指す人が少なくなって寂しい」という言葉も漏れていました。とにかく印象に残るMCの多さは他のアーティストと比較しても非常に多かったですね。オーディエンスを楽しませることを常に意識しているのはさすがだと思います。だからこそずっと第一線で活躍しているということがよくわかりますね。

(Set List)
1.ACE
2.成功
3.ストロングスタイル
4.あかさたなはまやらわをん
5.SUMMER feat.SONOMI
6.ひとりじゃないのよ feat.SONOMI
7.音色
8.アンバランス
9.イッサイガッサイ
10.Have a nice day!
11.瞬間speechless



・ユニコーン(GRASS STAGE)
 2009年、年が明けた瞬間に発表された16年ぶり再結成の発表。メンバーの表情からは再結成という気負いは全く感じさせず、まさに1993年の続きという視点で2009年の活動を展開している、そんなことを思わせる今年のユニコーンの勤労っぷりですが。第10回を迎える2009年のROCK IN JAPAN FESTIVALの最後を飾るユニコーンはもちろん約1名を除いてロッキン初出演。この後も毎週のように各フェスへの出演が控えている彼らですがこのステージはまた特別なもの。GRASS STAGEには当然ながら多くの人で溢れています。
 予定時刻よりちょっと遅れて出てきた5人、薄いブルーで統一されていて、作業服を思わせるような衣装。まずはアルバム『シャンブル』と同様「ひまわり」で幕を開けます。一つ一つ確実に繰り出される音はまさにこれからの1時間のオープニングを飾るにふさわしい幕開け。
 続くはファンならずとも人気の名曲「服部」「ペケペケ」。「服部」ではなんと途中で奥田民生が歌詞を噛むというハプニング。演奏が終わった後思わずメンバーに苦笑いが漏れます。その雰囲気はとても明るく、間違えたとしてもそれを楽しんでいるかのよう。おそらく4万人を埋め尽くしたオーディエンスも同じような感想を持ったことでしょう。
 ゆるーいMCを挟み『シャンブル』から「オッサンマーチ」「BLACKTIGER」「R&R IS NO DEAD」3連発。それぞれテッシーボーカル、EBIボーカル、阿部Bボーカルで楽しみ所を完璧に心得ているといいますか。もちろんギター、ベース、キーボード、そして西川こと川西幸一のドラムの演奏も、むろん民生のリズムギターもまさに伝説のバンドと呼ばれるに相応しい超ハイレベルな演奏。特にテッシーのギターソロの拍手と言ったらそれはもう凄いものでした。
 いよいよ空も真っ暗になってステージも大詰め、これまた人気の名曲「自転車泥棒」、それが終わると水の音のSEが。そうです、かの有名な「働く男」。ここからはもう完全に神がかっていると言わざるを得ないセットリスト。復活シングル「WAO!」にこれまた稀代の名曲「ヒゲとボイン」、極めつけは誰もが知っている超名曲「大迷惑」。GRASS STAGEはもう完全に一体になっていて、まさに4万人の大合唱と言わんばかりの「大迷惑」コール!明日のことなど知る由もない、とにかく今は踊りたい、そんな気分にさせるにはあまりにも完璧過ぎる楽曲にもはや会場はトランス状態。
 あっという間に宴は終わり、ラストはこれまたアルバム同様「HELLO」。この曲を聴くとユニコーンが今年限りではなく、来年もそのまた次の年もきっと我々を喜ばせる曲を聴かせてくれて熱狂させてくれるライブを見せてくれるのだろう、そんな予感に満ち溢れた楽曲だなとあらためて感じさせます。そしてアンコールはもちろん「すばらしい日々」。ユニコーンを堪能できた約1時間、あるいはこの日1日で見た全てのアクト、人によってはロッキンの3日間、振り返るにこれ以上ふさわしい曲はないかもしれません。そんな多幸感に満ち溢れながら今回の全てのステージは無事終了するのでありました。その後に次々上がる美しい花火も風情たっぷりにひたちなかの夜空を彩ります。
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 最後と言うことで、当然ながら冷静に見ているわけがないのですが(爆)あらためて考えるとユニコーンの演奏技術は物凄かったですね。特にテッシーのギターソロはほぼ有り得ないレベルでしょう。それにしてもこのセトリ、今見返してもとんでもない内容ですねぇ…。「大迷惑」「すばらしい日々」辺りは予想通りでしたが、個人的には「ヒゲとボイン」が凄く嬉しかったです。冬だったら多分「雪が降る町」もやるのかな?いずれにせよ伝説と言われるだけの内容を惜しげもなく披露していたという印象ですね。これ以上言うことありません。最高でした。

(Set List)
1.ひまわり
2.服部
3.ペケペケ
4.オッサンマーチ
5.BLACKTIGER
6.R&R IS NO DEAD
7.自転車泥棒
8.働く男
9.WAO!
10.ヒゲとボイン
11.大迷惑
12.HELLO
EC すばらしい日々



 というわけで、ロッキンのステージレポはこれで終了です。少しでもステージの雰囲気を感じることが出来れば幸いです。なおRO69のオフィシャルサイトではクイックレポートでステージの写真も掲載しているので、そこを見てもらうのもまた一興ではないかな、と思います。来年も見に行くかどうかはちょっと未定ですが機会があればまた3日間行きたい、とあらためて感じさせる夏フェスでした。



posted by Kersee at 02:22| Comment(6) | ライブレポート(2010年以前) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
3日間レポ、お疲れ様です。

朝から永ちゃんとは熱いですよね。機会があれば自分も是非とも観たいですね。まあなかなかそんな機会はなさそうですが。

フェスにホルモンは欠かせない存在ですね(言いすぎでしょうが)。この人たちのライブも一度は行きたいです。

たむらぱんは、某ガムのCMのイメージがありますが、ちょっと聴いてみようかな。

Superflyのステージは、なんか凄かったようですね。確かに彼女は若手ながらすでに貫禄のようなものを感じさせます。

真心の曲も、また聴いてみたいですね。

エレカシは、宮本さんがいかに熱い男か良く分かりますね。9月に大阪城野外音楽堂で見る予定ですが(チャットも出演)、楽しみになってきました。

KREVAは、自信あふれた言動と実行力が良いですね。今年出たシングルは2枚とも素晴らしい出来だったので、アルバムも期待したいです。

ユニコーン、まさに伝説を見た、って感じのステージですね。彼らもOTODAMAで見る予定ですが、凄く楽しみ。
Posted by ミツ at 2009年08月09日 09:52
3日間のレポお疲れ様です。

たまたま土曜日の夜のスペースシャワーTVの生番組に永ちゃんが出ていてロッキンの話をしていましたが、「起きてから5時間経たないと(歌の)声は出て来ないので、当日は朝4時起きだった」と言ってましたね。直接は言ってないですが、恐らくステージ前の発声練習にそれ位時間を掛けてるって事なのかな、と。やっぱりプロの言葉だなぁ、などと素人っぽく感心した次第です。
Posted by aipo at 2009年08月10日 08:13
>ミツさん
 YAZAWAは今年各フェス出まくってますからね。次のピークは3年くらい後でしょうか。ホルモンはもう夏フェスの定番みたいなもんでしょう。エレカシは熱いですよー。

>aipoさん
 まあでもステージに立つ人はこれくらいやって当然だと思いますよ。発声練習は1〜2時間くらいだと思いますが。

Posted by K-Marine at 2009年08月10日 21:22
レポートお疲れ様でした。まとめて印象に残ったのはPerfume、チャットモンチー、YUI、flumpool、木村カエラ、base ball bear、岡林信康、サンボマスター、マキシマム・ザ・ホルモン、Superfly、ユニコーン、矢沢永吉ですね。このメンバーで1日限りのフェスがあればなぁ…と思いました。1日限りのフェスに参戦するのもどうでしょう?
フジロックには本当にいつ来ても良いです。先にサマソニでも全然良いです。もしサマソニに参戦するなら「RIJ→サマソニ」ってことになるんでしょうか?もしそう考えてるなら体調面では充分に気をつけて下さい。
Posted by 力丸 at 2009年08月11日 23:55
「RIJ→サマソニ」の意味ですがこれは「夏はRIJとサマソニに行くぞ」と言う意味です。
Posted by 力丸 at 2009年08月12日 00:22
>力丸さん
 1日限りのフェスなら結構ありますけどね。
 来年に関しては来年考えます。今はどうなるかわかりません。そもそもRIJに毎年行けるかどうかもわからないので…。
Posted by K-Marine at 2009年08月12日 00:41
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