2012年06月13日

きゃりーぱみゅぱみゅ『ぱみゅぱみゅレボリューション』

(楽曲レビュー)
1.ぱみゅぱみゅレボリューション
 東京ディズニーリゾートのパレードのオープニングのようなインスト。メルヘンチックな雰囲気が彼女にピッタリです。

2.つけまつける
 2012年1月発売の1stシングル。

3.PONPONPON
 2011年7月にダウンロード販売、その次月リリースのミニアルバム『もしもし原宿』収録曲。それにしても実に効果的なフレーズ群。

4.みんなのうた
 ひたすら「手拍子」だけに特化した曲。それを賑やかな音楽が盛り上げるという構図。もうライブでこの曲を歌うとどうなるのか、一瞬で想像つきます。フレーズも勿論のこと周りの音や構成なども非常に面白く作られた、実にアルバム曲らしい名作。

5.きゃりーANAN
 2012年1月発売の1stシングルc/w。

6.CANDY CANDY
 2012年4月発売の2ndシングル。ここまでの曲の流れからだとすごく普通の曲にも聴こえたりして。

7.Drinker
 きゃりーの曲にはこれまでなかったクールな雰囲気の曲。賑やかな曲が多いこのアルバムの中では唯一無二の個性を持った曲と言えるでしょうか。初々しい恋心をうまく表した歌詞が秀逸。

8.おねだり44℃
 体温計をごまかしたら44℃というあり得ない温度が出てくるというコミックソングにも近い歌詞。こういう歌詞を歌って形になるのは彼女以外いないですね。ブリッジで声を変えて歌う部分は特に秀逸。それにしても歌詞の「ゅ」の多さときたら…。

9.スキすぎてキレそう
 ヤスタカサウンドを想像すると最も近い部類のヤスタカサウンドに乗せられた、メロディアスで質の高いポップソング。一風変わった曲が多い彼女の曲の中で言うと非常に標準的で逆に異質とも言えるような。でも最終盤の「キレそう」連呼はなかなかの説得力。

10.ぎりぎりセーフ
 この曲も大変面白い曲で。”ぎりぎりセーフ”とサビで言ってる割にそこまで切迫感がない歌詞がなかなか。口笛までサウンドに入っちゃってますからね。曲調はエレクトロニカルかつポップで楽しげ。

11.おやすみ
 子守歌風に作られたワルツ。歌詞よりもその雰囲気と声に癒されるような、そんな感じ。でもそんな曲の割にそこそこうるさい編曲なのも意図的な物を感じます。

12.ちゃんちゃかちゃん
 そんな雰囲気を自らぶち壊すような意味不明な歌詞。一応おおまかな歌詞の内容は「おやすみ」と共通していますが。なんとなく1980年代中盤的な視点の宇宙をイメージしたようなサウンドの中に「PONPONPON」「CANDY CANDY」「つけまつける」のメロディーが間奏に入っていたりで、実にやりたい放題。終曲らしい終曲と言われれば、確かに終曲らしいようにも感じます。

(総評)
 1stアルバムなんですがもうほぼベストアルバムに近い出来ですよね。とにかくどの曲も聴いててすぐに耳に残る特徴的な作品ばかりで、何度聴いても飽きさせません。先行シングルの時点で相当な期待度でしたが、フタを開けるとまさにその期待通りの作品といったところでしょうか。全て中田ヤスタカプロデュースなのに似たような曲が何一つ存在しないところにこのアルバムの凄さが詰まっていると思います。それがどの曲にも彼女のキャラクターとマッチしていますね。間違いなく2012年を代表するアルバムとして後世にも語り継がれる、そんな作品と言えそうな今作でした。


posted by Kersee at 20:06| Comment(0) | アルバムレビュー(女性J-POP) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。