2015年10月14日

moumoon『It's Our Time』

It's Our Time - moumoon
It's Our Time - moumoon

It's Our Time(CD+DVD2枚組) - moumoon
It's Our Time(CD+DVD2枚組) - moumoon

(楽曲レビュー)
1.It's Our Time
 リードトラック。これまで以上に電子音が目立つナンバー。イギリスで撮影されたPV、出演者が純日本人のこの2人でなければ、あるいは日本語の歌詞がなければ完全に向こうの音楽として通用するYUKAの発音は相変わらず流暢。中盤以降でバンドサウンドが強まる構成はライブ映えもしそうで、じっくり作られた楽曲という評がまさにしっくりくる内容ですね。

2.Never look back
 透き通るような歌声と電子音中心の編曲から無限の広がりをイメージさせる明るいサウンド。基本に忠実に良い曲に仕上げたような印象もあるナンバーです。

3.IROIRO
 今までにあまり聴いたことない類のSEを積極的に取り入れたような楽曲。サウンドのテーマパーク、と言われると3rdアルバム『No Night Land』が思い浮かびますがこの曲はそれに近いテイストがあるでしょうか。リズムも6/8のテンポを基調として独特で、聴けば聴くほど面白いナンバーではないかと思います。NHKBSプレミアムドラマ『ある日、アヒルバス』主題歌。

4.I'm Scarlet
 昨年8月リリースのシングル曲。TBS系ドラマ『東京スカーレット〜警視庁NS係』主題歌。高音が美しいYUKAがやや低めの音域で聴かせるサビが聴きどころ。

5.Eclipse
 厳かに聴かせるバラード。4分音符メインで構成されるサビのメロディーとドラムの使い方がとても効果的。

6.Fight Back
 宇宙あるいは星空をイメージさせたような、スペースという単語が似合うアレンジが印象に残るナンバー。全編英語詞。終始男性(おそらく柾さんだと思いますが)が入る歌のアレンジもポイント。

7.cocoon
 この曲もバッキバキの電子音アレンジ。テクノにクラブのサウンドを合わせたような内容でこれまた近未来的。

8.ICE CANDY
 昨年6月リリースのコンピレーションアルバム『ICE CANDY』に初収録された楽曲をあらためて。割とアップテンポの、ライブの盛り上がりを意識した内容。所謂キラーチューンという曲ですね。

9.WATASHINOSUBETE
 アコースティックギターの演奏主体で、シンプルにYUKAの声を味わえるバラード。

10.BF
 今年2月発売のシングル曲。次の曲と合わせて両A面。CX系ドラマ『ディア・シスター』挿入歌。前半は全編、それ以外でも全体の8割近くで英語で構成されています。タイトルは"Best Friend"の略称になるでしょうか。

11.Hello, shooting-star
 流れ星には美しい声の歌姫がよく似合う、ということをあらためて証明したような作品。

12.It's Our Time (English version)
 1.の全編英語詞バージョン。もう完全にヨーロッパのヒットソングです。


(総評)
 この作品で目立ったのはいつも以上に英語詞が多いことと、電子音アレンジがかなり前面に出ているということでしょうか。ライブだと規模によって編曲が変わるシーンも多くあるかもしれません。YUKAの声が美しいのと1曲1曲が粒揃いというのは今までと同様ですね。核になる曲はシングルよりもやはりリードナンバーである1.になるでしょうか。全体的にはヒット狙いではなく、あくまでmoumoonらしさを基礎に置いて新しいことも取り入れてみるというベテランアーティストの理想をいった内容だと思います。結成10周年、フルアルバムは『LOVE before we DIE』以来約1年半ぶり・通算6枚目。キャリアも十二分ということでエイベックスも他のアーティストにより注力しているのでしょうか、どうも年々活躍が目立たなくなっている感もありますが…。
でもだからこそこうやって自由に作ることが出来る部分もあるのかもしれないですね。いいポジションだと思います。次のアルバムもまた期待したいです。




posted by Kersee at 19:54| Comment(0) | アルバムレビュー(女性J-POP) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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