2015年12月27日

水樹奈々『SMASHING ANTHEMS』

SMASHING ANTHEMS【初回限定盤】(Blu-ray Disc付) - 水樹奈々
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SMASHING ANTHEMS【初回限定盤】(DVD付) - 水樹奈々
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SMASHING ANTHEMS【通常盤】 - 水樹奈々
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(楽曲レビュー)
1.Glorious Break
 アニメ『戦姫絶唱シンフォギアGX』挿入歌。もはや水樹奈々のアルバム1曲目ではお約束とも言い切っていいほどにお馴染みのElements Gardenサウンド。相変わらずのとんでもないスケールで荒ぶってます。流石としか言いようがないですね。

2.Never Let Go
 力強い歌声が大変印象的な、歌謡曲とクラシックの要素を入れたロックバラード。相変わらず彼女にしか歌えないような楽曲は必ず入っていますね。素晴らしい傾向です。

3.SUPER☆MAN
 ”ス・ス・ス・ス・スーパーマン♪”という歌詞が非常に耳に残る明るいアップテンポ曲。ちょっとリミックスっぽい雰囲気もありますね。今までの奈々様の曲にはあまりなかったタイプの楽曲のような気がします。

4.Angel Blossom
 4月発売のシングル曲。アニメ『魔法少女リリカルなのはViVid』オープニングテーマ。なのはタイアップの楽曲はこれまで超絶的な名曲が多かったですが、この曲はクオリティ十分高いながらもそこまでの域には達していないような。よく聴くとBメロの譜割りがかなり変則的で面白いんですけどね。

5.BRACELET
 美しいメロディーですが全体的にバンド演奏がかなり大きめ。迫力はありますがもう少し抑えてもいいかなという気もします。バラード調にしてもいいくらいですね。でもこれくらいの演奏の方が彼女の楽曲らしいという印象もあります。

6.レイジーシンドローム
 シングル「Angel Blossom」にもカップリングで収録されてるナンバー。サビで合計15回シンドロームを連呼していますね。それがどうしても耳に残ります。ロックバンド・phatmans after schoolのヨシダタクミ提供曲。

7.コイウタ。
 絵に描いたようラブバラード。かなり正統派なのですが水樹奈々の声で聴くと相当新鮮に聴こえます。少なくともシングルではあまりこういう曲ないですからね。

8.禁断のレジスタンス -Extended Mix-
 アニメ『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』オープニングテーマ、昨年10月のシングル曲のアルバムバージョン。シングルバージョンの冒頭に弦楽器の音のみバックのサビが加わった形。昨年の紅白で歌われた部分とほぼ共通していますね。あらためてクレジットを見ると作曲は今年「ラピスラズリ」を作った加藤裕介。なるほど確かにこの曲も極めてダイナミックで壮大な楽曲です。この人はもしかすると将来21世紀アニソンの大御所的な位置づけになるかもしれません。

9.The NEW STAR
 R&Bの要素が入った楽曲。バックは打ち込みですが彼女は実のところかなりの低音の持ち主。次のアルバムではこの方向でもっと思いっきり振り切ったナンバーも1曲聴きたくなりました。

10.Clutch!!
 リードナンバーっぽい印象もある明るい楽曲。アリーナだと天井から風船が降りそうなイメージです。「Angel Blossom」同様、光増ハジメの作曲。

11.熱情のマリア
 この曲も彼女にとっては王道と言えるエレクトロサウンド。ただ勢いで押すタイプではなく美声で聴かせるタイプ。これまたサビより低音のAメロが聴きどころですね。加藤裕介の作曲。

12.エゴアイディール
 ピアノの音とバンドの競演に迫力を感じる、聴かせる楽曲。後半に向かって高まっていくような構成が特に素晴らしいです。

13.エデン
 今年1月発売のシングル曲。藍坊主のメンバー・藤森真一の提供。単体で聴くよりこのアルバムを通じて聴く方が良いかもしれないですね。あらためて聴くとメロディーが凄く美しいです。

14.アンビバレンス
 ジャズっぽさも入ったような大人のバラード。上品でいいですね。

15.Exterminate
 今年7月発売の先行シングル曲。アニメ『戦姫絶唱シンフォギアGX』オープニングテーマ。今年はこのアルバムの楽曲だけでなくシングルも新たな挑戦が目立ちますがこの曲は得意のデジタル系王道。超がつく程に壮大なスケール。締めでこれはやっぱり反則に近いと思います。


(総評)
 『ROCKBOUND NEIGHBORS』『SUPERNAL LIBERTY』という名盤2枚の後だとやっぱり聴く方も多少は慣れてくるのでしょうか、今作はその2枚ほどの衝撃度はありませんでした。ただやはり大変クオリティ高い作品であることは間違いないです。むしろ全体を通した単純な聴きやすさではこちらの方が上かもしれません。
 彼女のアルバムは序盤で圧倒されることが割かし多いですが、今作がそれが強くない分後半に比重を置いているような。あるいは今までになかったタイプの楽曲がある分面白いと感じる面があります。歌い手としてやっぱり凄いと思うのが、どのタイプの楽曲でも一流として形になること。特に音域の広さは本当に魅力ですね。高音もさることながら、低音の聴かせ方は群を抜いています。おそらく第一線の女性ソロ歌手の中では一番の低音の持ち主ではないでしょうか。歴代でも美空ひばり、中森明菜の次くらいに入るかもしれません。
 総じて今作もやはり名盤と言って差し支えない内容でした。次の作品にもまた期待したいです。



posted by Kersee at 11:16| Comment(0) | アルバムレビュー(女性J-POP) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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