2016年01月28日

秦 基博『青の光景』

青の光景(初回生産限定盤)(DVD付) - 秦 基博
青の光景(初回生産限定盤)(DVD付) - 秦 基博

青の光景 - 秦 基博
青の光景 - 秦 基博

(楽曲レビュー)
1.嘘
 エレキギターとストリングス、2つの弦楽器の音が静かに楽曲を引き立てる構成。”嘘”よりも”永遠”の一言で構成されるサビ終わりが印象深いです。

2.デイドリーマー
 大東建託のCMソング。とても穏やかで温かく聴きやすい上質ポップス。

3.ひまわりの約束
 『STAND BY ME ドラえもん』主題歌としてお馴染みの、いまや国民的ヒットソング。リリースは2014年8月でした。

4.ROUTES
 ライブだとスタンディングで手拍子が入りそうな、ミディアムテンポのナンバー。苦悩から見える明るさが見える歌詞が良いです。

5.美しい穢れ
 アコースティックに聴かせる楽曲。こちらは苦悩するさまを歌っている状況。

6.Q&A
 映画『天空の蜂』主題歌。昨年9月リリースの直近シングル。曲のテイストも歌詞も実にシリアスで、「ひまわりの約束」とはかなり対照的。個人的にはこういうタイプの曲をもっとシングルで発表しても面白いんじゃないかと感じます。

7.ディープブルー
 海の底をイメージしたような、浮遊感あふれる意欲作。エフェクトの使い方が大変効果的。NHKの環境番組で使われてもいいのではないでしょうか。

8.ダイアローグ・モノローグ
 2014年4月リリースのシングル表題曲。ほどよいテンポで聴かせる、彼らしい楽曲。

9.あそぶおとな
 この曲もライブで盛り上がることを想定したような、明るめのバンドサウンド。

10.Fast Life
 タンゴのリズムが心地良いナンバー。歌詞はサラリーマンの悲哀をそのまま歌ったような。

11.聖なる夜の贈り物
 PVも作られているシチューのCMソング。このタイアップは矢野顕子や山崎まさよしが思い浮かびますが、この曲も実にピッタリ。絵に描いたような、聴くだけで温まるような楽曲に仕上がっています。彼の声質からしてこういうタイアップにピッタリですからね。

12.水彩の月
 昨年6月リリースのシングル表題曲。映画『あん』主題歌。聴かせるバラード。

13.Sally
 三拍子のリズムで聴かせる楽曲。字余り気味に入れられる歌い出しは吉田拓郎のよう。


(総評)
 秦さんの良さがそのまま出た作品ですね。また彼の持ち味である路線に「Q&A」や「ディープブルー」といった新機軸も加わっていて、大きく変わらない彼の世界観にも少しずつ広がりを持たせているのかなという印象もありました。今回は「ひまわりの約束」という誰しもが知っている曲が収録されているので、これキッカケで秦さんに興味を持ったという人の入り口にはピッタリ。他の曲も概ねこのイメージで捉えて問題はないと思います。ただこの落ち着きと癒し、間違いなく30代〜50代向けですね。若者には刺激が足りないかもしれません。もっともだからこそ存在意義がある歌い手で、今後さらに需要が高くなることも想像できます。彼の真価が発揮されるのは案外これからなのかもしれません。

posted by Kersee at 00:17| Comment(0) | アルバムレビュー(男性J-POP) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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