2016年02月12日

Billboard JAPAN発新曲レビュー・2016年2月15日付

1位 BOYS AND MEN「Wanna be!」

 前作「BOYMEN NINJA」が突如として1位に躍り出た名古屋発のイケメングループ・BOYS AND MEN。2ヶ月連続リリースとなる今作でも首位を獲得しました。こちらはメ〜テレ制作・UHF中心に全国で放送されるドラマ『白鳥麗子でございます!』主題歌、前作よりは多少馴染みのある人が多いかもしれません。前回は1位獲得後一気に500位圏外、セールス以外まるで何も要素が存在しなかったCHART insightですが、今作は僅かにTwitter(55位)、CDリッピング(63位)が加わっています。オリコン発表の初動セールスは前作の6割ですが、それよりは多少健闘していると言えるのかもしれません。『スッキリ!』出演も多少追い風になったでしょうか。楽曲は裏拍のリズムが心地良い、超超爽やかに盛り上がる楽曲。悪くはないです。これをきっかけにいよいよ全国区といきたいところですが、果たしてどうなるでしょうか。ジャニーズの対抗馬はほぼ二次元と化している昨今、新たな流れがこのグループから生まれるかもしれません。いずれにしても注目したい存在であることは間違いなさそうです。

2位 BIGBANG「BANG BANG BANG」
8位 BIGBANG「FANTASTIC BABY」


 活動10周年を迎えたBIGBANGがTOP10に2曲ランクイン。2位の曲は日本では4年ぶりの新作となるアルバム『MADE SERIES』のリードナンバー、8位は4年前のアルバム『ALIVE』収録曲。双方先週のMステで披露していましたね。新作アルバムはオリコンで約13万枚という非常に高い売上を記録しています。この10年で数多くのK-POPグループが日本に進出していますが、やはりパイオニア強しといったところでしょうか。
 「BANG BANG BANG」は激しいダンスの振り付けから一気に畳み込むような歌唱、野獣系と言われている通りの内容を見せつけています。申し訳ないですが日本のこういった男性グループではほとんど聴くことが出来ないサウンドですね。親しみやすさでは日本の方に軍配が挙がるのかもしれませんが、アーティストとしてのパフォーマンスはやはりPVで見てもこちらの方がクオリティ高いと感じてしまいます。個人的に男性K-POPは久しく聴いていないですが、そろそろこのグループをきっかけに聴き直す必要があるかなとも思いました。

3位 浦島太郎(桐谷健太)「海の声」

 こちらも先週のMステ出演、セールスポイント大幅増加でついに3位にまでランクアップしました。CD化されていないのにこの順位ですから、相当ものすごいダウンロード数を記録していることは間違いないでしょう。au公式がフルバージョンを公開したのは昨年8月なんですが、もう完全に今年を代表するヒット曲になりつつあります。この曲を作ったのはBEGINのメンバー、既に昨年10月のアルバムにセルフカバーを発表しています。もう彼らのライブでは「島人ぬ宝」「オジー自慢のオリオンビール」などとともに欠かせない曲になっているのではないでしょうか。
 素朴に響き渡る三線の音と沖縄の海を感じさせるメロディー、桐谷さんの声もなかなか。癒やされますねぇ。「涙そうそう」も気がつけば15年近く前、そろそろこういった曲がヒットシーンに再び表れるにはちょうどいい時期に来てるのかもしれません。

4位 Happiness「Sexy Young Beautiful」

 CDシングルはオリコン5位ですが、それ以外も全要素バランスよく上位にランクインして総合では4位に。CHART insightに占めるセールスの割合はほぼ50%。セールス以上にラジオオンエアが伸びたのも大きく効いているようです。

6位 氷川きよし「みれん心」

 カラオケで歌うにはもってこいの王道演歌歌謡です。カップリング違い3種発売。なんだかんだでまだまだ人気は健在ですね。来年にはもう40歳に突入するんですが…。

13位 NEXT YOU「Next is you!」

 フジテレビで放送中のドラマ『武道館』に登場するユニット・NEXT YOUのデビューシングル。要はJuice=Juiceの役名だそうです。エレクトロ全開の音はちょっとだけパラパラを思い出させるような。まあハロプロらしい楽曲ではないでしょうか。オリコン週間3位ですがビルボードだとやはりこの順位に落ち着いてしまいます。一応セールスの比率は75%くらいなんですが。

17位 ナオト・インティライミ「未来へ」

 CDセールスの計上は今週からですが、配信は1月13日時点で既に開始されています。その分順位が若干上がらなかったという形になるでしょうか。オリコンでは週間4位を記録。彼らしい温かさがいっぱい詰まった、ハートウォーミングなミディアムバラード。メッセージ性もしっかり入った、聴く人の心に寄り添うようなナンバーに仕上がっています。

18位 手嶌 葵「明日への手紙」

 CD発売は来週分計上ですが、既に配信は開始しています。3週目になりますが徐々に順位は上がっていますね。月9ドラマ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』主題歌。2016年版『東京ラブストーリー』と言われる作品でもあるようです。
 手嶌葵のシングルは5年ぶり、広く曲が聴かれるのは『ゲド戦記』『コクリコ坂から』主題歌以来になるでしょうか。一つ一つの言葉を大切に、気持ちを込めて歌われるバラード。透き通る声は昔と何ら変わりありません。良い曲です。そういえば『ゲド戦記』も10年前になるんですね…。

19位 MACO「恋心」

 テレ東ドラマ『東京センチメンタル』主題歌。とても基本に忠実なラブバラードです。オリコンでは週間25位ですがビルボードだとこの順位、総合セールスも決して低くありません。若い女性に支持されるタイプの歌手であることは間違いなく、そうなるとやはり入手は配信がメインになるのでしょうか。ラジオオンエアやTwitter反響度でも高めの安定した数字を記録しています。CDリッピングでも17位に入る辺り、レンタル支持も大きいのでしょうか。

20位 蒼井翔太「絶世スターゲイト」

 『ファンタシースターオンライン2 ジ アニメーション』主題歌。本職声優ですが、意外にもアニメタイアップは今作が初めて。清涼感とSF感が両立している楽曲のようです。

29位 LACCO TOWER「薄紅」

 オリコン週間30位ですがビルボード順位は高め。全国FMでパワープレイになっていることでラジオオンエア5位、割合にして80%近くを占めています。昨年メジャーデビューを果たしたバンドですが、結成してから今年で15年目。かなり苦労しているようです。メジャーでのシングルは今作が初めて。BOOWYやback numberを輩出している群馬出身、目指すは彼らになるでしょうか。
 楽曲はアニメ『ドラゴンボール超』EDテーマにもなっています。ボーカルの声に特徴を感じさせる正統派ポップバンドという趣でしょうか。爽やかといいますか明快といいますか、ソツなく好かれるタイプのバンドなのかなというのがワンコーラスだけ聴いた感想になります。キーボードの音がかなりのアクセントになっている印象もありました。

30位 でんぱ組.inc「ファンファーレは僕らのために」

 3ヶ月連続配信の第2弾。いつもよりテンポを少しゆっくりにしたでんぱソングという趣でしょうか。案外歌詞で聴かせる楽曲という印象もあります。配信だけのリリースでもセールス要素で16位につける辺りは、彼女たちの人気も確かなものになってきたという感じもしますが、個人的には早くPVのあるシングルかフルアルバムを期待したいところです。こうやって小出しに発表するのも悪くはないのですが…。ただ全国ツアー真っ最中なので、この辺りは早くても6月くらいになるんでしょうね。

39位 早見沙織「Installation」

 2ndシングル。本職声優ですが、作詞だけでなく作曲もこなしてます。ストリングスとロックを混ぜあわせたアレンジと声は若干ミュージカルを思わせる部分もあるでしょうか。

46位 三山ひろし「四万十川」

 自身の故郷・高知県の四万十川を歌った楽曲。カップリング違いは2種で氷川きよしより少なめ。ただ聴き応えは1コーラス聴く限り、個人的にはこちらに軍配を挙げたいです。「お岩木山」に続くロングセラーで、是非2年連続紅白出場を期待したいところですが果たして。

59位 林原めぐみ「薄ら氷心中」

 大ベテラン・大御所です。演歌だと坂本冬美と同い年です。歌手活動している声優は全員この人に足を向けて眠れないという存在ですね。今作はアニメ『昭和元禄落語心中』OPテーマ、通算41枚目のシングルになります。ジャズのテイスト強い大人なナンバー。ウィスパーボイス全開。あらゆる意味で新境地を見せまくっている超意欲作ですね。

61位 Softly「キミがいい」

 北海道・苫小牧出身の2人組女性デュオ。今作がメジャーデビューシングルになります。ラジオオンエア9位、TBS系ドラマ『女くどき飯 Season2』EDテーマタイアップで力入ってます。楽曲は現状”YUIっぽい”の一言に尽きますが…。ただこういうタイプは最近ほぼソロに限定されていて、デュオ形式は久しく見ていません。2000年代にはRYTHEMとかナナムジカとかいましたが…。果たしてKiroroばりにヒットすることがあるのかどうか、注目したいところではあります。

89位 さかいゆう「SO RUN」

 4thアルバム『4YU』収録曲。ラジオオンエア14位ですがそれ以外の要素はほぼなし、アルバムもオリコン週間25位でセールス面は苦労しているようです。ただ個人的には2010年の「まなざし☆デイドリーム」の印象が強いですが、この曲を聴いても高い音楽性が確実に備わっているのが本当によく分かります。ピアノメインのイントロは曲が始まる高揚感をしっかり表現していますし、その後も”オシャレ”という言葉がとてもよく似合う編曲、ちょっとした贅沢感も感じさせます。なぜ今に至るまでヒットがないんでしょうか。本当に不思議です。何度も書いているように男性ソロJ-POPは今が追い風、この人もそれに乗って欲しいと思うのですが…。
posted by Kersee at 03:26| Comment(2) | Billboard JAPAN発新曲レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは、oumiziです。

LACCO TOWERですが、かなりキャリアを積んでいるので、back numberの"先輩"にあたるそうです。
実際にback numberの初めてのツアーはLACCO TOWERに連れて行ってもらったそうですし、交流も深いそうですよ。
今回の曲はバラードですが、普段のLACCO TOWERはラウド系でback numberとは遠い場所に位置するので、交流があるのを知った時には意外に感じたのを覚えています。
Posted by oumizi at 2016年02月12日 18:48
>oumiziさん
 キャリア的には先輩になるんですね…(汗)今回は多分タイアップの所以でこういう曲調になった面もあるでしょうから、アルバム単位だとまた違った感想を抱くことになるのでしょうか…。
Posted by Kersee at 2016年02月14日 18:06
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