2016年03月26日

Billboard JAPAN発新曲レビュー・2016年3月28日付

1位 Kis-My-Ft2「Gravity」
 おそらくジャニーズ事務所所属というカテゴリで考えると若手のイメージが今も強いかと思われるキスマイですが、今年のこのシングルでCDデビュー6年目・シングル16枚目。そろそろ中堅というカテゴリで考えた方が良いかもしれません。年齢も気がつけば平均が20代後半で最年長の北山宏光に至っては30歳。着実に高齢化が進んでいます。
 今回のシングルはメンバー・藤ケ谷太輔主演のNTVドラマ『MARS〜ただ、君を愛してる〜』主題歌。ただ放送枠は土曜深夜だそうです。ちなみに挿入歌はレベッカの「フレンズ」らしいです。ちなみに6月には映画化もされるようで、これは本人主演の『仮面ティーチャー』と全く同じケースなんだとか。CHART insightではセールスが圧倒的な割合を占めて1位。オリコンシングルランキングでは21万枚売っているそうです。いや、もう流石ですね。牙城はまだまだ揺るぎなさそうです。

2位 防弾少年団「RUN -Japanese Ver.-」

 普通に暮らしていると全く実感ないですが、K-POPの固定ファンも凄いです。防弾少年団のシングルは通算6枚目、日本デビューは3年目。これまたオリコン計上で12万枚売り上げていますからね。ちなみにTwitterの反響度はこの曲が1位でした。なんでしょうね、やっぱり団結力の強さが女性ファン中心だと違うということなんでしょうか。楽曲はカジュアルな涼しげのある日本風のカッコ良さと、野獣系な男らしさが同居しているように感じるダンスナンバー。一応韓国で発表している曲の日本語詞バージョンなわけですが、メロディーは日本の歌謡曲に影響されているかもしれないと感じる部分もいくつか。まあいずれにしてもパフォーマンスのレベルが相当高いということは、間違いなさそうです。

3位 トト子 feat.おそ松×カラ松×チョロ松×一松×十四松×トド松(遠藤綾、櫻井孝宏、中村悠一、神谷浩史、福山潤、小野大輔、入野自由)「SIX SHAME FACES〜今夜も最高!!!!!!〜」
 引き続き大旋風を起こしているアニメ『おそ松さん』後期エンディングテーマ。前期はイヤミがメインボーカルの「SIX SAME FACES〜今夜は最高!!!!!!〜」、サビ以外ほとんどセリフで構成されているのも共通。セールスは3位、オリコンでは5.5万枚程度ですがCDリッピングに関してはキスマイ(6位)や防弾少年団(36位)を上回っています(2位)。こちらも実のところ女性ファンが多い作品のようですね。ただ内容に関してはまさに三者三様。今週の上位はまさしく”ファンの女たちの戦い”を表した結果だと言えるのかもしれません。

4位 Perfume「FLASH」

 今週は配信開始日、そして主題歌となった映画『ちはやふる−上の句−』劇場公開が重なっています。セールス要素6位・ラジオオンエア2位・Twitter話題度8位で総合4位につける形になりました。CDとして収録されるのは4月6日発売のアルバム『COSMIC EXPLORER』が最初になりますね。先々週が初聴ですが、個人的には気がつけばかなりのペースでついつい口ずさむ曲になっています。自分がファンだからというのもあるのでしょうが、やっぱりこの辺がystkマジックなのかな、とあらためて感じる部分でもあります。
 PerfumeのPVとしてもショートバージョンが昨日公開になりました。モチーフはカンフーです。チャイナな雰囲気を感じるのは2年前の「Cling Cling」とも共通しているでしょうか。ただ振付は今までにないくらいの力強さを感じますね。当然ながらキレもかなりあります。早くも現場で見るのが楽しみになってきました。今年も5月と6月、全国ツアー2箇所に参戦する予定にしています。
  
7位 ASIAN KUNG-FU GENERATION「Re:Re:」

 アジカンが2004年に発表したアルバム『ソルファ』はJ-ROCK史に残る名盤として今でも語られますが、その中でもこの曲は屈指の人気を誇っています。今回バンド結成20周年イヤーとしてセルフリメイク。アニメ『僕だけがいない街』のオープニングテーマ。そういえば同アルバム収録曲の「リライト」も『鋼の錬金術師』OPテーマでした。アジカンを一躍有名にしたのは「リライト」なわけで、そういう意味では大変感慨深いものがあります。ちなみに今年の秋にはその『ソルファ』再レコーディング盤が発売される予定になっています。アルバムリメイクは記憶にある限りだと寺尾聰の『Reflections』がありますが、日本ではほとんどない試みですね。オリコン9位でセールス要素4位、曲が曲なので一曲ダウンロードで購入した人が相当数いそうな感じがします。レコチョクでは12位でしたが。

10位 JY「最後のサヨナラ」

 NTV系ドラマ『ヒガンバナ〜警視庁捜査七課〜』主題歌。突然出てきた謎のアーティスト、オフィシャルHPには”4ヶ国語をあやつる国際派シンガー”とあります。ピアノメインで繰り広げられるバラードから聴こえる声は、特に発音面においてBoAを彷彿とさせます。韓国の方でしょうか。調べてみたらなんのことはありません、KARAのメンバーで現在日本メインで女優として活躍している知英のようです。ドラマは堀北真希主演の刑事ドラマ。確かにエンディングロールで流す曲としては最適という印象があります。セールスはオリコン7位・CHART insight9位。

11位 下野 紘「リアル-REAL-」」

 声優としてはお馴染み過ぎるくらいお馴染みの方なんですが、歌の方ではこれがデビューシングル。うたプリの来栖翔役などのキャラクターCDのリリースは過去にありますが…。楽曲は美しい声で聴かせるバンドロックのようです。基本に忠実に作られた作品と言えるでしょうか。オリコンCDシングル4位、Twitter反響度3位。こちらも固定層の強さが結果に出た形のような感じがします。

23位 欅坂46「サイレントマジョリティー」

 AKB48プロジェクト、乃木坂46に続く秋元康プロデュース大人数アイドル。位置づけとしては乃木坂46関連グループで、”坂道シリーズ第2弾”ということなんだとか。CDデビューは4月6日、3月15日にYoutubeでPVが先行公開されていますがかなりの反響になっています。10日ほどで再生回数は早くも150万回突破、Twitter話題度は2位。3月17日にはデビューカウントダウンライブを東京国際フォーラムAで開催、5000人近く動員しています。
 AKBグループが歌いそうな曲かと言われると違いますし、乃木坂46とも違います。全体的にどこか無機質、でも振付はどこよりもダイナミック。カッコ良いかと言われると必ずしもそうではないのですが、ただ画面からは言い知れないほどの迫力・オーラを感じました。これだけやり尽くされた感のある秋元康プロデュース作品で今までにないような新鮮さを、メンバーだけでなく曲からも伝わってくる、それも動画サイトという決して良いと言えない環境で。その事実が何より凄いです。やはり秋元康のような天才は今までに誰ひとりいないと思います。そしておそらく今後も二度と出て来ないでしょうね。だからこそ私の場合、逆に対抗できる存在である他のアイドルを応援したいという気持ちにもなります。

28位 DEEP「MAYDAY」

 LDH所属の男性コーラスグループ、今年以降はrhythm zoneからSony Music Associated Recordsにレーベルを変えてのリリースになります。移籍第一弾となる今作はEDM全開で聴かせるナンバー。確かにスタイリッシュでカッコ良いんですが…。この編曲だと彼らの本当の歌唱力はどれくらい聴く側に伝わるのかな、という気持ちにもなります。

44位 BABYMETAL「KARATE」

 3月17日にYoutubeでフルバージョン公開、Twitter反響度5位だけでランクイン。ライブは国内海外で数多くやってますが新曲を広く聴かせるのはアルバム『BABYMETAL』以来なので、そのまま約2年ぶりになります。その間個人的に彼女たちの現場に足を運んでいないので、すごく久しぶりに見ると3人とも大きくなったなぁという印象がまず出てしまいました。中学生だったMOAMETALとYUIMETALはすっかり女子高生ですからね…高校に在学しているのかどうかは分からないのですが。
 やっぱり2年前と比べると明らかに活動規模が大きくなっていますので、楽曲のスケールもそれに合わせて?相当大きくなっています。SU-METALの声質は以前にもまして絶品ですが、それを最大限に活かしたメロディーになっているのが大変ポイント高いですね。ものすごくカッコ良いです。ただスクリーモ2人のユルさは少し大人になった分ちょっと想定よりカッコ良くなり過ぎているような。もっとも3人の成長が全体的にどうなっているかは間もなくリリースされるアルバムを聴くことで初めて分かると思うので、そこからですね。楽しみです。

90位 FES☆TIVE「進めジパング」

 楽曲もPVも思いっきりでんぱ組.incを意識しまくってる楽曲です。ちなみに作曲は玉屋2060%ではありません。おそらく事前に話はしているはずですが、万が一訴えられたら裁判で負けるレベルではないでしょうか。確かに”お祭り系”のコンセプトにはよく合っていて現場は確実に盛り上がると思いますが、本家と比べると歌唱力・声質はまだまだといったところ。Youtubeの再生回数は12000ほど。

93位 栞菜智世「Hear〜信じあえた証〜」

 ”かんなちせ”と読むこの方、ユニバーサルミュージックからデビューした期待の新人です。映画『僕だけがいない街』主題歌、大型タイアップです。
 楽曲は映画のエンドロールに流すにはピッタリの王道バラード。声量よりも声質で聴かせるタイプの歌手といった印象でしょうか。どこか舌足らずな感じにも聴こえる節回しが少し気になります。ただこういうタイプの楽曲とタイアップ、ひと昔前なら最低でもスマッシュヒットくらいにはなるものですが実際はビルボード93位がやっと。厳しいと言いますか、やっぱりこのタイプの女性ソロは今ちょっと不利なポジションになってしまっているなぁ…と思わざるを得ないですね。ただYoutube再生回数は96000ほどで、前後に紹介したアイドルソングよりは比較にならないくらい多め。

96位 POP「QUEEN OF POP」

 BiSのカミヤサキが中心となって結成されたアイドルグループ5人組の2ndシングル。カミヤサキはちょっと前にいずこねこ・茉里とプラニメを結成していますがあえなく短期間で活動終了。形態としてはプラニメから1人脱退してメンバーを加えてPOPに改称、ということだそうです。
 プラニメでの活動はBiSほどでないにしても割と破天荒さが残っていた印象ですが、この曲に関しては案外ノーマルなバンドサウンドという印象です。もっとも意外と等身大ポップスに仕上がっていて楽曲のクオリティーは悪くないです。PVはなぜかモジモジ君ですが。ただいくらなんでも再生回数1万回に満たないのは少なすぎるようにも思います。なおオリコンでは13位・4500枚ほどのCDセールス。

posted by Kersee at 01:08| Comment(0) | Billboard JAPAN発新曲レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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