2016年04月08日

Billboard JAPAN発新曲レビュー・2016年4月11日付

1位 SKE48「チキンLINE」

SKE48・通算19枚目のシングルが今週の1位。劇場版『プリパラ み〜んなのあこがれ♪レッツゴー☆プリパリ』主題歌。順位はいつも通りですが、オリコンランキングを見る限り昨年の2作と比べると枚数はちょっと低め。ただ「コケティッシュ渋滞中」はミュージックカードが集計対象に入っていたこと、「前のめり」は松井玲奈ラストということを差し引くべきかもしれませんが…。
 楽曲はSKEのシングルだと意外と少ないクールなダンスナンバー。歌詞は"LINE"の使い方が完全に現代を表していますね。10年〜20年後には今でいう”ポケベル”みたいなテイストになりそうな気もしますが。良い曲だと思いますが、ビジュアル面で見るとやっぱり松井玲奈がいないことの大きさを個人的には感じてしまいます。勿論ファンの人にとっては必ずしもそうではないと思いますが。

2位 三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBE「Feel So Alive」

 今週アルバムで強さを見せたのは三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBE『THE JSB LEGACY』。2位のBABYMETAL『METAL RESISTANCE』もかなりの勢いでしたが、それでも約13万枚。このアルバムは約48万枚売り上げています。このご時世これだけCDアルバムを売り上げることが出来るのは、やはり凄いことだと思います。Youtubeでのこの曲の再生回数は1ヶ月で約740万。もちろん今週トップの値で、この4週はずっと1位〜2位の推移。セールスは配信だけ集計という形になりますが、それでも3位につけています。それだけ多くの人にこの曲が聴かれているという証です。崇高なメッセージ性に大きく傾くことなく、ただただ高いダンスパフォーマンスを見せているというのがこの曲最大の長所だと思うのは私だけでしょうか。

7位 Negicco「矛盾、はじめました。」

 オリコンでは週間8位、ビルボードのセールス要素は10位。ただこのセールスでビルボード総合7位というのは、アイドルというジャンルで考えると凄いことだと思います。各所でリリースイベントが今週行われていましたが、Nao☆とKaedeが体調不良で欠席の中Meguが一人頑張っている姿が大変話題になりました。それを伝えるTwitter反響度が10位、これが総合順位を大きく押し上げる結果になったと言えそうです。
 今作は作詞:土岐麻子、作曲:さかいゆうというものすごく通好みな楽曲提供のメンツ。人選からして絶妙さが半端ないですが、楽曲もまた期待以上に高いクオリティを誇る大変オシャレなナンバー。実際曲の良さもTwitterで多くpostされています。はっきり言って2年前辺りから楽曲の良さが半端ないレベルに達していますが、その伸びは留まることを知りません。昨年1月の『Rice&Snow』は名盤中の名盤と言っても差し支えない作品ですが、先行シングルであるこの曲と「ねぇ バーディア」はそれ以上の凄さがあります。果たして5月リリースが決定したアルバム『ティー・フォー・スリー』は一体どうなるのでしょうか。今年最高レベルの作品どころか、それを超越するくらいの名盤になるかもしれません。おおいに期待したいです。

8位 三浦大知「Cry & Fight」

 まだ28歳ですが、Folderのメインボーカルでデビューしてから今年で20年目。根強いファンの支持と非常にクオリティの高いボーカル・ダンスパフォーマンス双方がないと絶対に成し得ないことですね。
 ソロになってから今作は19枚目のシングルになります。彼の今までの楽曲をあまり聴いていないので、その点での比較がなかなか出来ない部分もありますが…。ただこれだけ激しく動きながら難しいメロディーのボーカルもこなすと言うのは、間違いなく凄いことですね。PVだと、歌の入らない間奏のダンスは特に圧巻です。セールス要素18位は彼の実力を考えるとかなり低いですが、ラジオオンエアは8位。業界ではしっかり評価されていると言えそうです。

15位 M!LK「新学期アラカルト」

 スターダスト系男性アイドルの3rdシングル。楽曲も含めてももクロの男性版を目指しているという趣でしょうか。爽やかといいますかカッコ良いといいますかマッタリと言いますか。歌詞によく合ったPVが見どころだと思います。オリコン4位、約2万枚の売上は結構な枚数。セールス要素11位、Twitterの反響度も29位。

16位 島村卯月(大橋彩香),渋谷凛(福原綾香),本田未央(原紗友里),大槻唯(山下七海),上条春菜(長島光那)「Snow Wings」

 お馴染みアイマス。STARLIGHT MASTERシリーズ第1弾となるこの曲は、美しいメロディーに飾られた聴かせるナンバー。オリコン3位ですがセールス要素13位はNegiccoやM!LKよりやや低め。ただしCDリッピングは4位で、乃木坂46・嵐・手嶌葵に次ぐ高い順位を記録しています。

18位 小林 豊「Love Raisin」

 今年東海地区をメインに旋風を巻き起こしつつあるBOYS AND MENのメンバーですが、彼のソロである「恋するスイーツレシピ」シリーズは2年前から続いていて今作が6枚目。今回は”木の実とレーズンのパウンドケーキ”がテーマなんだとか。曲の雰囲気は大変クールなダンスナンバー。でもPVを見ると時折スイーツを調理するシーンが入っていて、なんだかとても微笑ましい気持ちになります。オリコン7位・セールス要素6位。ただCDリッピングやTwitter等では完全にランク外のようです。

20位 水森かおり「越後水原」

 越後をテーマにした演歌は彼女でなくとも過去に多数ありますが、水田地帯が広がる水原に絞った作品はこれが初めてだと思います。オリコン5位・セールス要素17位・ラジオ25位。ラジオはおそらくAMだけの数字だとは思いますが…。楽曲はまあいつも通りの”ご当地おんなひとり旅演歌”といったところ。

27位 ナオト・インティライミ「together」

 資生堂タイアップですが、その割に順位が伸びていない形。オリコン14位でセールス要素31位というのがかなり意外。配信は先週から開始されたようですが、どうにもヒットに繋がっているとは言えない状況であります。楽曲は美しい歌声が響き渡るバラードで、決して悪い曲ではないのですが。

28位 anderlust「帰り道」

 ソニーからデビューした新人。ラジオオンエア5位以上にセールス要素38位の高さが気になるところですが、これはどうやら映画『あやしい彼女』主題歌によるもののようです。キャッチーなサビにポップなメロディー、芯のある女性ボーカルは確かに日本人の好みによく合っていますね。王道ポップスど真ん中を突き進んでいきます。いきものがかり・YUI・miwaの系譜がしっかり受け継がれていて、そうなると3年後くらいに紅白歌合戦出場クラスにまで到達するのが目標になるのでしょうか。プロデューサーも小林武史で超大物。今年来年のソニーはこのアーティストを大々的に押し出す形になりそうです。

32位 じぇるの!「超絶☆はっぴー!じぇねれーしょんっ!」

 1stシングルでいきなりオリコン6位にランクイン。セールス要素20位でそれ以外のカウントはなさそうですが、最初でここまで売れたら大したものです。事務所の先輩は愛乙女★DOLL・Doll☆Elements・Luce Twinkle Wink☆辺りの面々。楽曲はおよそイメージ通りの、言葉は悪いですがテンプレ通りの明るいアイドルソングといったところですが。曲よりもかわいいメンバーの表情の動きに注目するのが正しい楽しみ方なのだと思います。

35位 X4「Party Up!!」

 松下優也を中心に結成された5人組男性ダンスグループ。大変カッコ良いEDMサウンドですが、路線はLDH系とかなり共通している部分があります。爽やかさは幾分こちらに軍配が挙がりそうな印象もありますが。インディーズですがライブツアーの規模はZepp DivercityになんばHatchクラス、固定ファンはしっかり掴んでいるという形にはなるでしょうか。

54位 X21「約束の丘」

 7枚目のシングルはなんと小室哲哉の楽曲提供。メロディーの運びが徹頭徹尾TKサウンドという感じで、これまでの楽曲とひと味もふた味も違うテイストに仕上がっています。PVで見るパフォーマンスも必然的に進化を感じさせる内容になっていますね。セールスはオリコン10位止まりですが、これくらいの楽曲が常時あれば自然にファンも増えるのではないでしょうか。昨年のTIFのメインステージにおける客入りと盛り上がりは若干寂しいものがありましたが、今年は多分そうはならない気がしているところです。

posted by Kersee at 23:09| Comment(0) | Billboard JAPAN発新曲レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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