2016年04月16日

Billboard JAPAN発新曲レビュー・2016年4月18日付

1位 欅坂46「サイレントマジョリティー」

 乃木坂46の妹分グループである欅坂46がデビュー曲にして1位獲得。オリコンでは初動約26万枚で文句無しに1位、レコチョクでも週間1位、iTunesでも上位にランクイン。セールス要素は完全に文句無しの1位ですね。CDリッピングも1位、Twitter2位でYoutube3位、このジャンルでは強くないラジオオンエアでさえも7位。完全に今年の代表曲と化しているくらいの勢いです。各所での評判も相当上々で、ここ最近の48系どころか乃木坂46でもあまりないくらいの好反応。私も23位で初登場時に只者ではなさそうというニュアンスで感想を書きましたが、どうやらその判断は間違いではなさそうです。ちなみにセンターを務める平手友梨奈は14歳。この年齢でこの魅力を出せる人材は近年いなかったのではないでしょうか。乃木坂46デビュー時の生駒里奈は当時16歳でしたが、果たしてどうなるでしょうか。

2位 Perfume「FLASH」

 映画『ちはやふる 上の句』が好評ということもあるのか、配信でリリースされたこの曲は開始以来4週間ずっと4位以内に食い込んでいます。今週はいよいよアルバム『COSMIC EXPLORER』発売週、それに伴いラジオオンエアが1位になっています。Youtubeでも12日にフルver.公開になりました。アルバムは次のレビューで書く形になりますが、今作はこれまで以上に凄いアルバムに仕上がっています。8年前の4月16日は2ndアルバム『GAME』発売日でしたが、2000年結成のPerfumeにとってその『GAME』がいよいよ活動期間における中間点になりました。Japanese Day Musicでもこれを記念して本日「シークレットシークレット」をレビューしています。もし良ければそちらも是非ご一読お願いします。

3位 Da-iCE「WATCH OUT」

 クールの歌声とダンスで決めるカッコ良いダンスナンバーです。今作で8枚目のシングル、オリコンでは3作連続で3位に食い込んでいます。ビルボードのセールス要素は今週2位、ただ他の要素はTwitter14位くらいでまだ追いついていない様子。実績は確かですが、知名度はまだもう少しといったところでしょうか。

5位 PrizmaX「UP<UPBEAT」

 今週は日本人男性ダンスグループが2組上位に入っているわけですね。上のDa-iCEはエイベックス所属のレーベル・ユニバーサル、こちらはスターダスト所属の独立系レーベル。先週M!LKが15位にランクインしていましたが、その先輩にあたるグループのようです。こちらは華麗なメロディーとステップで魅せるタイプのポップなナンバー。Da-iCEとは違う形の良さが出ています。この辺りがもう少し世間的に目立ってピックアップされるとシーンも面白くなると思うのですが、今の保守的なテレビ業界だとなかなかそうもいかないでしょうか。

6位 RADWIMPS「前前前世」
 映画予告のスペシャル映像で主題歌が聴けます
 新海誠監督のアニメ映画『君の名は。』劇中歌に起用されることと、それ以外でも映画音楽を担当することが決まったそうです。それだけでTwitter1位、総合6位にランクイン。ちなみに映画公開は8月26日の予定。まだ随分先です。
 楽曲は映像イメージによく合っていると思わせる比較的ストレートなポップロックといった感じでしょうか。新海誠監督の作品は『言の葉の庭』以来3年ぶりでファンとしては待望かと思われますし、作品も面白そうな印象があります。ここ最近のラッドは以前と比べて取り上げられる機会が少なくなった感もありましたが、聴く人を選ぶタイプではなさそうなこの曲はおそらくかなりヒットするのではないでしょうか。そんな予感がしているところです。

8位 アップアップガールズ(仮)「パーリーピーポーエイリアン」

 EDM全開のディスコナンバー。基本体育会系でストレートな作風のイメージがあるアプガですが、今作はかなりキレのある変化球で勝負している感じですね。その分インパクトが強いといいますか、無駄に耳に残ってしまうというべきでしょうか。ハマれば相当な中毒性がある内容に仕上がっていて、完成度は高いです。セールス要素は4位、PrizmaXに次ぐ形ですがCDリッピングとTwitterはこちらの方が上。セールス要素が9割以上を占めるという点では変わりないですが。

10位 松井玲奈とチャラン・ポ・ランタン「シャボン」

 松井玲奈にとってはSKE48卒業後初のソロ作品。彼女のソロを出すにあたってチャラン・ポ・ランタンとコラボしたいというのがこのユニットのきっかけなんだとか。主演を務めるTBS系深夜ドラマ『神奈川県厚木市 ランドリー茅ヶ崎』主題歌。アコーディオン主体のジャジーな雰囲気とウィスパーボイスはSKE48所属期には絶対に出来ない作品ですね。とてもユニークで面白い内容に仕上がっています。セールス要素は17位ですが、ラジオオンエア18位・CDリッピング31位というところが大きなポイントになっているような気もします。
 アニメや鉄道・アイドルなどの多種多芸さが音楽にも活かされている形でしょうか。48系卒業後は人気メンバーでも今までのようにいかないというケースがかなり多いですが、彼女はまだしばらくは各所で重宝されるのではないでしょうか。

12位 T.M.Revolution「Committed RED」

 実質アニソン歌手に限りない近い存在となっているT.M.Revolutionですが、今作のPVは多くのアニメを手掛けているProduction I.Gが制作担当。タイアップはアニメではなくゲーム『戦国BASARA 真田幸村伝』。打ち込み主体のバックに入る和の要素が聴きどころでしょうか。ここ最近の中では若干ゆっくりとしたテンポだからこそ力強さが漲っている西川貴教の力強いボーカルもポイント高いです。

18位 黒木 渚「ふざけんな世界、ふざけろよ」

 セールス要素は52位で高くないですがラジオオンエアは3位。上位です。オリコンの方は週間18位で自己最高位。少しずつではありますが、人気・知名度は確実に上昇しているようです。実力派であるのはもうデビュー当時からずっとそうですが。
 黒木渚は音楽もルックスも基本的にカッコ良いというイメージですが、このPVの彼女はかわいいという印象の方が強いですね。ユニークさを感じさせる映像はかなり新鮮です。楽曲もこれまでにないほどに明るいイメージですが、でも彼女が歌うとやっぱり黒木渚だ、という説得力はしっかり残ってます。今年はこれまでとはひと味違う、また新しい魅力を身につけた彼女を見ることができそうで、楽しみです。

22位 ワルキューレ「いけないボーダーライン」
 4月から放送のアニメ『マクロスΔ』挿入歌が早くもランクインしました。まだ配信のみですが、レコチョクでは週間7位につけています。ワルキューレというのは劇中における戦術音楽ユニット、らしいです。このシリーズは8年前の『マクロスF』において数多のヒット曲を世に送り出しています。今期も旋風を巻き起こす形になるのでしょうか。

23位 西野カナ「あなたの好きなところ」

 4月27日リリースの新曲がYoutubeで初公開。トランプに書くラブレターが海外で流行っているそうで、PVはそれをモチーフにした内容だそうです。この曲の歌詞を英語にすると案外単純な表現になるものだなぁ、と思ったのが第一印象でしょうか。「トリセツ」の流れを組んだ楽曲といったところで、相変わらず面白いです。あと気のせいか以前よりルックスがかわいくなったような感じもしました。そろそろトップクラスに立ってから長くなりますが、気がつけば最終的には今のaikoやYUKIばりに長く君臨する形になるのかもしれません。

26位 布袋寅泰「8 BEATのシルエット」

 BOOWY・COMPLEX時代を含めて今年で35周年になるようです。今作は3年ぶりのシングルになるのだとか。疾走感のあるロックは、大ヒットしていた1990年代とまるで変わりなくカッコ良く響きます。ただそれ以上にルックスが全く変わっていないですね。全く老けていません。こういう人をレジェンドというのだな、とあらためて感じさせるには十分の内容になるでしょうか。

28位 チームしゃちほこ「Cherie!」

 オリコンでは週間2位ですが、ビルボードではセールス12位。CDリッピングは30位ですがそれ以外の要素全くなく、まさかの低順位になりました。よほど配信が伸びていないのか、あるいは路上デビュー5年目の記念日にしたことで発売日が1日遅いという事情は関係あるのでしょうか。かなり不自然に低いという印象があります。
 楽曲はちょっと大人っぽさと自然体を取り入れた良質ポップス。インパクト重視の楽曲が非常に目立っていた彼女たちの中では間違いなく異質な内容です。昭和のアイドルソングの要素がかなり色濃くあるでしょうか。かわいさを引き立たせるメロディーは間違いなく王道、素晴らしく良い曲です。こういう曲もっと歌ってもいいんじゃないのかな、と思わせるには十二分の内容ですね。

30位 さくらシンデレラ「未来プロローグ」

 名古屋発のアイドルグループ。今作が2枚目のシングルになるようです。オリコンでは週間9位にランクイン。ビルボードはセールス要素14位。基本に則ったアイドルソングという趣でしょうか。8月にはZepp Nagoyaでワンマンライブとのことですが、名古屋での人気はいかほどのものでしょうか。

45位 三戸なつめ「I'll do my best」

 3rdシングルとなる今作はメロディアスに聴かせる旅立ちの曲。春の新生活を迎える人に、という点ではPerfumeの「ワンルーム・ディスコ」と共通しているでしょうか。インパクトは過去2作ほどではないですが、その分聴かせる要素の割合を高くしている感じがあります。ラジオオンエア11位、それが構成の75%ほどを占める形。

67位 SOIL&"PIMP"SESSIONS「Connected feat. Nagaoka Ryosuke」

 アルバム『BLACK TRACK』のトラック、ラジオオンエア8位。ゲストボーカルにペトロールズの長岡亮介を迎えています。ジャジーなハイセンスなテイストも、今年の音楽を語る上ではおそらく外せない雰囲気。

82位 lyrical school「RUN and RUN」

 4月27日リリースとなるこの曲はキングレコードからリリースされる第1作になりますが、本邦初の縦型MVとなっています。スマートフォンで再生すると大変面白いことになる触れ込みで、実際その通りの内容になっています。話題沸騰でTwitter8位。それだけでこの順位に入っています。歌詞をどう見せるかというタイプのPVは過去にも多く名作がありますが、その最たるものかもしれません。ライブは勿論、聴く人を明るい気持ちにさせるラップはまさしくRIP SLYMEと共通。昨年一昨年の時点でアイドルファンにはその凄さが知れ渡っていましたが、もしかすると今年はアイドル・ヒップホップ・それ以外にも彼女たちの名前がいよいよ知れ渡る年になるかもしれません。ストレートに疾走感を表している楽曲も相変わらずのクオリティの高さ。このPVをきっかけにリリスクを知り、そのままファンになる人が一気に増えて欲しいとあらためて思うところです。

83位 柊木りお「BANZAI! BANZAI!」

 メジャー2ndシングル。プロデュースはおなじみ前山田健一。見事なくらいの電波ソングに仕上がっています。自分の名前をここまで連呼する曲は初めて聴いたような気がします。すごくらしい感じには仕上がっていますが、既に先駆者がいる中でのこのテイスト。果たしてどこまでいけるかというのが正直なところではあります。
posted by Kersee at 02:10| Comment(0) | Billboard JAPAN発新曲レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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