2016年05月28日

Billboard JAPAN発新曲レビュー・2016年5月30日付

1位 嵐「I seek」
21位 嵐「Daylight」

 今回の嵐の新作は2曲A面で、「I seek」は大野智主演のNTV系ドラマ『世界一難しい恋』主題歌、「Daylight」は松本潤主演のTBS系ドラマ『99.9 -刑事専門弁護士-』主題歌。初動枚数はここ最近オリコン集計40万枚台後半が相場でしたが今回は約70万枚、普段より約1.5倍の売上を記録。要因は多種発売のうち収録DVDの内容を変えていることにあるようで、この作品の場合2作のPV&メイキングがそれぞれ別に収録されている模様。ですので普段新曲が出て1枚買うファンは2枚買うことになり、したがって…という結果だそうです。先週のHey! Say! JUMP「真剣SUNSHINE」も2種のDVDが全く違う内容(片方がPV、もう片方が全く別の特典映像)という理由で売上を大きく伸ばした、という形だそうです。こういった多種発売は48系グループの方が盛んですが、ジャニーズの場合ダウンロードが原則ほとんど解禁されていないので、必然的にオリコンに残る数字も大きく跳ね上がる形になりますね。ですのでCDリッピングも自然に1位(これは先週もその前のSexy Zoneも同様)。売り方の巧さを感じるとともに、やっぱり色々な意味で他の事務所とやっていることがまるで違うなぁと思ってしまうわけです。

2位 安室奈美恵「Mint」

 こちらも実に順当な順位。ドラマ『僕のヤバイ妻』主題歌、ラジオオンエア1位。CDはオリコン4位でしたがレコチョクは今回集計分で1位、したがってセールス要素は2位。相変わらずの強さを誇っています。今回は迫力抜群のクールなダンサブルナンバー。ダンサー多数のPVは大迫力で、普段以上のカッコ良さがあります。そろそろ名実とともに”日本のMadonna”になりつつある頃でしょうか。

3位 藤原さくら「Soup」

 月9ドラマの視聴率低下が各所で騒がれていますが、主題歌になった「明日への手紙」も「クリスマスソング」も大ヒット曲になっているわけです。この曲もまた本人が出演しているドラマ『ラヴソング』主題歌、今週配信の集計が本格的に始まった途端にこの高順位。作品に関しては分かりませんが、歌に関して言うと月9ブランドはまだまだ死んでいないと思います。ただシンガーソングライターである彼女ですが、この曲は共演している福山雅治の楽曲提供。良い曲なんですが、この曲だけ突き抜けて大ヒットして今後代表曲になるとしたら少し複雑な気分になります。「BABY」「かわいい」辺りに垣間見えるちょっとしたハスキーさが彼女の魅力かな、と思える部分もあるので…。

4位 SHINee「君のせいで」

 今週のオリコン2位。K-POPですが、メロディーはどちらかと言うとJ-POP的な聴かせるダンスナンバー。

5位 速水奏(飯田友子)、塩見周子(ルゥティン)、城ヶ崎美嘉(佳村はるか)、宮本フレデリカ(高野麻美、一ノ瀬志希(藍原ことみ)「Tulip」

 お馴染みアイマスシリーズ。ピアノとバンド演奏の生音が主体のアップテンポ。イントロのベースソロがなかなか決まっていますね。

6位 Dream Ami「トライ・エヴリシング」

 5月2日付で9位に入った時にはあまり気に留めていなかったのですが、気がつけば結構なロングセラーに。大ヒットディズニー映画『ズートピア』日本版主題歌、やはりこの効果はものすごく大きいようです。今週の6位は過去最高の順位になりました。さすがにラジオオンエアは減っていますが代わりにYoutube再生数が伸び始めています。セールスも配信で今週まだレコチョク10位にランクインで総合的には8位、安定しています。

12位 EGOIST「KABANERI OF THE IRON FORTRESS」

 CXノイタミナ枠で放送中の『甲鉄城のカバネリ』オープニングテーマ。非常に壮大な迫力をもった楽曲に仕上がっています。これまでと同様supercellのryo楽曲提供、高値安定。

14位 KEYTALK「MATSURI BAYASHI」

 文字通りの、フェスの盛り上がりを完璧なまでに想定したナンバー。KEYTALKの真骨頂とも言えるナンバーですが、速く細かいドラムの捌きと若干の切なさを感じるサビのメロディーラインはそれ以上に評価されるべきでしょう。間奏の各パートソロ演奏も見せ場満載で素晴らしく、やはり現在のJ-ROCK界隈若手の中で頭ひとつ抜けた存在というべきバンドであることがよく分かります。強いですね。セールス要素は34位でまだ低めですがラジオオンエア8位・Twitter9位。オリコン13位・CDリッピングが15位という結果から見ると案外配信が鬼門になっている模様。実際レコチョクでは50位に入ってないです。

15位 ポルノグラフィティ「THE DAY」

 メジャー18年目、シングルももう43枚目。アニメ『僕のヒーローアカデミア』OPテーマ、よくよく考えるとポルノも「メリッサ」「アニマロッサ」「オー!リバル」などアニメタイアップは決して珍しくありません。今回は正統派ロックナンバー。概ね安定の出来といったところでしょうか。25日発売なのでCDリッピングはまだ集計されていませんがレコチョク9位・セールス要素11位という配信は順調、まだまだ健在であることをしっかりアピールしています。

20位 バンドじゃないもん!「キメマスター!」

 以前はワーナー所属でしたが、インディーズを経て今回ポニーキャニオンから再メジャーデビュー。オリコンでは5位という結果を出しています。楽曲提供のQ-MHzは田淵智也・畑亜貴・黒須克彦・田代智一の4人で作られたプロデュースチームで大変豪華。ちょっと電波系の、バンドと打ち込みを融合したサウンドにテンションが高まるといったナンバー。かなり聴き応えのある楽曲で、良い内容。次作以降の期待も大きく高まるナンバーと言えるのではないでしょうか。

24位 ソナーポケット「ONE-SIDED LOVE」

 Youtubeの題目にもある通り、トレンディエンジェルの斎藤さんがPVのポイント。髪の毛の力はやっぱり凄いですね。楽曲はいつも通りの一貫したソナポケイズムです。

25位 小倉 唯「ハイタッチ☆メモリー」

 アニメ『カードファイト!! ヴァンガードG ストライドゲート編』エンディングテーマ。声質を活かした明るい盛り上げソング。こちらも安定していますね。

28位 SECRET GUYZ「私のカレーは世界一」

 女性の男装ユニットは風男塾やTHE HOOPERSがいますが、このグループは”日本初FtM(元女性)ユニットで、全員が「オネエ」の逆転バージョン、女性から男性の『オニイ』というトランスジェンダ-ーグループ”…らしいです。今作が5枚目のシングル。所属はスターダスト、本当にこの事務所は色々なタイプのアイドルが多数いますね。タイトル通りカレーをテーマにした楽曲。何と言いますか、濃いです。この濃さはGOタリモ&ミニカレー「恋の400Mカレー」以来の感覚。

35位 ハナレグミ「深呼吸」

 是枝裕和監督の映画『海よりもまだ深く』主題歌、CD発売の集計は来週以降になります。ラジオオンエア9位でこの順位に初登場。シンプルに聴かせる彼らしいナンバー、感動的な映画のエンドロールで流れるとすごく心に響く楽曲です。実際の作品はどうなんでしょうか。『海街diary』『そして父になる』などの実績を考えると間違いはまずなさそうですが。

37位 Pile「Melody」

 ラブライブ!/μ's・西木野真姫役の4thシングル。アニメ『境界のRINNE』第2シリーズオープニングテーマ、楽曲的にも順当にアニソン歌手の道を歩むことになりそうですね。声優の仕事は本来メインでないようなので…。

44位 岡崎体育「MUSIC VIDEO」

 祝・メジャーデビューアルバムオリコン初登場9位。シングルでないのでセールス要素は集計されていないのですが、ラジオオンエアは13位、しっかりオンエアされています。ただ動画の再生回数は300万を超えましたが、なぜかビルボードのチャートには集計されていません。この辺はよく分からないのですが…。

47位 安田レイ「Message」

 歌唱力が高くて大変聴き応えのある正統派バラード。期待はずっとされ続けているのですが、チャートの結果としてはなかなか…。

81位 MICHI「リアリ・スティック」

 アニメ『クロムクロ』エンディングテーマ。前作「Checkmate!?」も良かったですが、今作はそれとはまた違うクールでカッコ良い魅力がふんだんに出ています。声質も声量も音域もルックスも、大変素晴らしいですね。3年後くらいには今の藍井エイル・LiSAくらいまで到達できればと思うところではありますが。もっともこのビルボードにおいても前作54位だった順位を下げている形なので、当面はまだまだこれからといった段階なのかもしれません。
posted by Kersee at 00:35| Comment(0) | Billboard JAPAN発新曲レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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