2016年06月17日

Billboard JAPAN発新曲レビュー・2016年6月20日付

1位 V6「Beautiful World」
 今作で46枚目のシングル。SMAPもそうなんですが、活動22年目で1位を取ることが何より凄いですね。今作はドラマ『警視庁捜査一課9係 season 11』主題歌。2006年から続く井ノ原快彦出演のシリーズですが、ずっと主題歌を担当しています。ここ何年かは年一度のシングルがこのタイアップ、という例も何度かありますが今年はどうなるでしょうか。なおオリコン初動枚数は10万枚超え、これは2007年の「HONEY BEAT/僕と僕らのあした」以来9年ぶり。表題曲は秦基博の楽曲提供ですが、その影響はどうでしょうか。あるいは昨年の紅白歌合戦イノッチ司会・歌手としての出場効果による部分もあるのかもしれません。セールス以外の要素も概ね高い順位で、安定したヒットになっているようです。

2位 藤原さくら「Soup」
10位 藤原さくら「好きよ 好きよ 好きよ」
43位 藤原さくら「500マイル」



 ここ最近毎週のように書いている気がする藤原さくらの楽曲ですが、CD発売分が集計されるのは今週が初。やはり上位にランクインしました。オリコンでも4位・約3万枚なのでかなりの売上です。ビルボードの総合ランキングでは4週連続入りで、既にロングセラー。今年を代表するヒット曲になりつつあります。ドラマ『ラヴソング』は視聴率・内容の評判ともに散々だったらしいですが、こうやってヒット曲が生まれて新しいアーティストが出てきただけでも大きな効果があったというものです。

3位 AAA「NEW」

 この曲も初登場は随分前ですが、あらためて振り返ると5週間も前でした。ただCD売上集計分が加わるのは今週が初。オリコン売上は藤原さくら・AAA・AKB48・ラブライブ!サンシャインユニットシングルの4作が接戦でしたが、やはり配信とラジオが総合ランキングの順位を決める大きなカギだったのでしょうか。

7位 Guilty Kiss「Strawberry Trapper」

 こちらは総合ランキング7位。AKB48やFlowerが強いのは当然ですが、またまたTwitterきっかけで「世界に一つだけの花」が6位に入っています。TwitterでSMAPのことを好意的に呟くとほぼ間違いなくファンがリツイートするのですが、人数も人数なのでたちまちRT数が多くなります。購買運動の力は凄いと思いますが…(ちなみにオリコンでも10位ランクインでした)。
 本題からそれましたが、こちらはラブライブ!サンシャイン!!3組目となるユニットシングル。この曲はバンドの音が濃く響くロックナンバーですね。CYaRon!が元気ソング、AZALEAがデジタル系ナンバー、Guilty Kissが生音系バンドロック、今後の3組の楽曲もこの傾向でいくのでしょうか。

13位 斉藤和義「マディウォーター」

 19年ぶりにドラマ化された『不機嫌な果実』主題歌。その当時に見たドラマの記憶は大変ドロドロしていましたが、意外とメロディー・演奏はサッパリしている部分もあったり。ただ歌詞はやはり曲が進むにつれて深く堕ちていく内容で、PVに至っては不気味の一言に尽きます。ドラマに合わせて作られた楽曲ということ、今作もベテラン・プロフェッショナルな技が光る名曲に仕上がっているのは間違いなさそうです。セールスは高くないようですがラジオオンエア5位、そこでしっかり上位に食い込む結果に。

24位 ファンキー加藤「ブラザー」

 今作の発売期間がちょうど不倫発覚と同時期、それに伴いTwitter要素は10位にランクイン。逆に言うと10位止まりだった、とも言えますが。セールスはオリコン8位でしたがビルボードにすると46位、相当低いです。余程配信が伸びていないのでしょうか。本人主演の映画『サブイボマスク』主題歌。ちなみに楽曲は特に変わりなく、いつも通りの路線です。

34位 エラバレシ「アイノフシギ」

 デビューシングルながら、オリコンでは6位に初登場。志倉千代丸がプロデュース&作曲、作詞はつんく♂。打ち込み音が炸裂している割に意外と聴かせるメロディー、この辺りはやはり経験の豊富さが表れているといったところでしょうか。

44位 SHE'S「Morning Glow」

 ユニバーサルミュージックからこの曲でメジャーデビュー。セールスは圏外ですがラジオオンエア13位、やはりよくオンエアされているようです。キーボード担当がボーカルを務めているのが大きな特徴、バンドロックですがメロディーはかなりハッキリしています。まだ他の曲を聴いていないので具体的な判断はできないですが、良いものを持ったバンドであることは間違いなさそうですね。

66位 SING LIKE TALKING「風が吹いた日」

 ホーンセクションをフィーチャーした曲、という触れ込み。女優の肌も使ったリリックビデオは新しい発想。デビューしてから30年近く活動しているベテラン、これくらい長くなると佐藤竹善さんの声を聴くだけで安心できるというものです。映像と合わせて見るとなお爽やか、良い曲に仕上がっています。ラジオオンエア11位。

71位 ASH DA HERO「Everything」

 ラジオオンエア12位になったこの曲は15日発売のフルアルバム『THIS IS LIFE』収録のリードトラック。触れ込みは”孤高のロックスター”、スケール豊かに歌い上げるロックバラードという趣。バンドサウンドだけでなく弦楽器・打ち込みっぽい音も存分に使う辺り、良いトラックを作るにあたって使う音の種類は拘らないタイプでしょうか。ボーカルの声質は最近あまりいないタイプでインパクトあります。こちらもまた今年下半期以降見る機会が多くなる名前になるでしょうか、注目です。

77位 マボロシ可憐GeNE「最強純情DNA」

 フォースミュージックからメジャーデビュー、と言いつつもフォースミュージックがメジャーと言えるかどうか怪しい部分は先月末に行われた淡路島の件をはじめ多々あるのですが…。ただオリコンでは週間9位でした。キャッチーな打ち込みで構成されるアイドルソングは実に標準的、といった印象ですが。

84位 ミツメ「あこがれ」

 朴訥とした風貌は最近のロキノン系と全く違う雰囲気のバンド。懐かしい雰囲気と言いますか、個人的には1990年代後半に活躍したサニーデイ・サービス辺りを思い出します。なんだかシュールなPVですが、見るとやけにクセになる内容。音も同様で、特にギター演奏はツボを押さえています。良いですね。地道にファンを稼いで最終的に気がつけば人気バンドになる、という未来予想図が見えます。個人的には今週の掘り出しモノ。

91位 つばさFly「Ray Of Hope」

 オリコンでは週間15位ですが、ビルボード総合チャートとなるとやはりなかなか伸びません。今作はこれまでの曲と比べるとメロディーラインに力を入れた作品という印象でしょうか。ただその中でも全体的なBPMの速さは相変わらず、味のある作品に仕上がっています。裏声を使った歌唱もなかなか。レーベルはまだインディーズですが、今年から所属しているのはBLUE ENCOUNTを輩出した実績のある会社。ロックバンドに負けないライブ熱の高さは現場でも確認できているので、是非見る機会があれば皆さんにも知って欲しいところですが…。

posted by Kersee at 22:38| Comment(0) | Billboard JAPAN発新曲レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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