2016年07月28日

Billboard JAPAN発新曲レビュー・2016年8月1日付

1位 KinKi Kids「薔薇と太陽」
 KinKi Kidsが「硝子の少年」でデビューするや否や国民的ヒットになったのが1997年、19年も前のこと。当時の中学生は現在アラサー、当時の20歳半ばは現在アラフォー。ここ最近の音楽活動を考えると10代〜20代のファンが増える要素があまりないのですが、それでいていまだにオリコン公称で約20万枚CDを売り上げる。凄いことだと思います。余程定着率が高いのか、ファンの母親が子どもにも買わせているのでしょうか。よく分からないですが。ただ今回は復活したばかりのTHE YELLOW MONKEYの吉井和哉が楽曲提供、編曲に船山基紀を起用。ここ最近の中でも極めて楽曲の評価が高いようです。…いい加減ジャニーズも少しはネット使った方がいいんじゃないでしょうか。コンサートもインターネットでは買えないとか…もっともファンクラブ会員でドームのワンマンが軽く埋まるほどの集客なのでそちらはさして問題なさそうですが。

2位 E-girls「E.G.summer RIDER」

 2ヶ月連続リリースの第一弾。”とても夏してます”、というキャッチフレーズが実にしっくりくる内容。CHART insightの順位は2, 3, 4, 4, 5という具合。これだけ全要素バランス良い順位は滅多に見れません。

3位 Aqours「青空Jumping Heart」

 7月から各所で放送・配信されているアニメ『ラブライブ!サンシャイン!!』オープニングテーマ。文字通り始まりを強くイメージした作品になっています。ただオリコン初動売上はアニメ放映前のシングル「恋になりたいAQUARIUM」と大差なく、上積みはまだされていない状況のようです。もっともμ'sは新田恵海に三森すずこ、徳井青空などラブライブ!以前から実績のある声優がいるのに対して、こちらはほとんどが限りなく新人に近いフレッシュさ、この辺りの違いが表れているのかもしれません。ただCDリッピングはキンキやE-girlsを上回る1位を記録しています。

4位 Da-iCE「パラダイブ」

 9thシングル。夏をテーマにしたダンスナンバー。やはりサンバのリズムが入ってます。間もなく始まるリオデジャネイロ五輪、歌の世界にも必要以上にサンバのリズムが入る機会が多くなりそうな感じですね。

5位 藍井エイル「翼」

 『アルスラーン戦記』のEDテーマだった「ラピスラズリ」は年間トップレベルの名曲でしたが、その続編となる『アルスラーン戦記 風塵乱舞』OPテーマのこの曲もやはり名曲になっているようです。オリコンは9位止まりですがmoraのダウンロードランキングでは堂々のウィークリー1位、レコチョクでも1位。思いっきり大ヒットしています。いよいよ大ブレイクでしょうか、年末には各歌番組に呼ばれるのでしょうか。だとしたらものすごく喜ばしい話ですが。

6位 10-FEET「アンテナラスト」

 毎年この時期は主催フェス・京都大作戦の話題が挙がりますし、各フェスにおいても凄いステージをやってのけているのがTwitterを見ていても分かるのですが、意外や意外シングルのリリースは5年ぶり。5年前のシングル売上はオリコンによると2万枚ほどだったようですが、その枚数を初週で超えてしまいました。楽曲はロックはロックですが、場を盛り上げるというより熱いメッセージを聴かせるナンバーという趣。曲の出だしがレゲエっぽいリズムになる辺りが、ミクスチャーバンドの誇りにも感じます。

7位 Nissy「ハプニング」
8位 Nissy「まだ君は知らない MY PRETTIEST GIRL」



 AAAのメンバーでもトップクラスの人気を誇る西島隆弘(Nissy)のソロシングル、発売は8月24日なのですがYoutubeにPVが先行公開されるや否やこの順位。速攻でTwitter1位になるのですから、拡散が凄いです。セールスも24位・14位でランクインしてますがmu-mo限定予約分が先行集計されているのでしょうか。楽曲は9月初めにもランクインするはずなのでまたその時に。ただ2曲とも彼の美しい歌声と踊りを堪能出来る良作であることは間違いなさそうです。

14位 JY「好きな人がいること」

 知英の2ndシングルですが、8月31日リリースなのに早くも高順位にランクイン。今期の月9ドラマ主題歌はこの曲、そのタイトルも同名。Youtube再生回数1位、早くも視聴回数は300万超え。フジテレビの凋落っぷりが叫ばれている今日この頃ですが、なんだかんだ言っても月9ブランドは健在。作品に関してはともかく、主題歌の方は間違いなく事実と言えるでしょう。

17位 GLIM SPANKY「怒りをくれよ」

 アルバム『Next One』発売週、やはりそこそこの高順位になりました。セールスは高くないですがラジオオンエアは当然のように1位になっています。

19位 湘南乃風「はなび」

 平仮名表記にすることでシングル表題曲3文字縛りはいまだ健在。夏の湘南乃風らしさ全開のレゲエナンバー。

23位 ふわふわ「恋のレッスン」

 原宿駅前パーティーズ内の18人グループで今作が2ndシングル。正統派・王道とありますがラップミュージック色がやけに強く、妙に個性を放つ一曲になっています。オリコン8位でもこの手のアイドルは高順位にならないですが意外と健闘。ラジオオンエア21位というのが大きそうです。

24位 GReeeeN「beautiful days」

 ドラマ『家売るオンナ』主題歌。CD発売は次週ですが配信は既に開始。Youtubeでは歌詞のみを表示して2番からはインストで聴かせるというスタイル。なかなか面白い試みです。

28位 Bank Band「こだま、ことだま。」

 久々の新曲になります。ap bank fes自体開催されるのが4年ぶりですね。今回は石巻での開催、29日〜31日なのでもう間もなく。東京メトロのCMに起用されていて、先行配信はレコチョクで9位を記録しています。

35位 雨のパレード「You」

 ビクターからこの曲でメジャーデビュー。ラジオオンエア6位、スペシャのPOWER PUSH!など。押されています。楽曲から感じるバンドの特徴は”静を意識した演奏をする”ということでしょうか。美人であるドラムは容姿もそうですが、どことなく優しさを感じさせる叩きにも聴こえました。浮遊感を感じさせるボーカルも聴かせる内容。また楽しみなアーティストが発掘されたと言って良さそうです。楽しみですね。

36位 THE BAWDIES「45s」

 今作はgo!go!vanillasとのスプリットシングル「Rockin' Zombies」からの作品。音の使い方をこれまでと変えている感じで、挑戦的です。

42位 I Don't Like Mondays.「TONIGHT」

 メジャー3rdシングル。キーボードと打ち込み音をふんだんに使った編曲はandrop系と言えばいいのでしょうか。ラジオオンエア8位。プッシュはされているようですが、セールス要素が圏外な辺り売上にはあまり繋がっていない模様。

55位 9mm Parabellum Bullet「インフェルノ」

 アニメ『ベルセルク』OPテーマ。タイアップも強いですし、楽曲も昔の9mm同様激しさとメロディーの美しさが並立している美しいもの。これで55位止まりなのは、時代の変化を感じざるを得ないと言いますか…。

57位 KOTOKO×ALTIMA「PLASMIC FIRE」

 アニメ『アクセル・ワールド−インフィニット・バースト−』メインテーマ。見事なコラボですがやっぱりラップが入るとALTIMAの色が強くて、KOTOKOがいる意味が若干少ない感もあったり。

58位 岸田教団&THE明星ロケッツ「天鏡のアルデラミン」

 アニメ『ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン』OPテーマ。今作も疾走感あるアニソンロックで安定。

62位 GEM「Spotlight」

 前作はオリコン3位でしたが今作は17位、売上も5分の1に後退。ただ前作がメンバー別のCDだったのが今作はミュージックカード。今のオリコンは後者を集計しなくなっているので、それが理由で売上が低下したと解釈して良さそうです。

73位 ぼくのりりっくのぼうよみ「Newspeak」

 昨年末から通の音楽好きの間で高評価を受けているぼくのりりっくのぼうよみ、1stEP『ディストピア』収録曲がラジオオンエア11位。彼は1998年生まれなんですが、この時期はちょうどR&B方面が音楽がJ-POPにも広がり始めた時期。そういう意味では生まれながらしてこういう音楽を作る運命にあったアーティストなのかもしれないと感じましたが、どうでしょうか。楽曲はまさにこれからの時代、今の時代トレンドになっているカッコ良い内容。CDと付属しているのがDVDでなく文学作品というのが面白いです。2ndフルアルバムがリリースされれば一気にスターダムになってCDショップ大賞辺りも獲りそうな感じもしますが、どうなるでしょうか。


posted by Kersee at 01:24| Comment(0) | Billboard JAPAN発新曲レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。