2016年08月04日

Billboard JAPAN発新曲レビュー・2016年8月8日付

1位 乃木坂46「裸足でSummer」

 聴かせる楽曲のイメージが強い乃木坂46ですが、毎年出ている彼女たちの夏歌は基本盛り上げ系。「ガールズルール」「夏のFree&Easy」「太陽ノック」、そして今回もそれに続く形。トランスの音を入れた打ち込みサウンドで盛り上げる内容。ただイントロから曲中ずっと入る"Hey!"の連発は、昨年テレビで非常によく見た乃木坂46と対極に位置する某芸人を思い出して仕方ないのですが…。セールス・CDリッピングはともに堂々の1位。オリコンでの売上は約72万枚、2位とは6倍の差をつけたブッチギリです。

2位 ジャニーズWEST「人生は素晴らしい」
 6枚目のシングル。相手が乃木坂46では分が悪いと言いますか、調整が出来なかった結果と言うべきでしょうか。ただオリコンの初動枚数は4作連続、少しずつアップしてはいるようです。

3位 安室奈美恵「Hero」

 リオデジャネイロオリンピックの開会式はもう明後日になるんですね。早いものです。今回は事前にされる報道がかなり不安な内容いっぱいで、果たして大丈夫なのか心配されるところですが。さて今年のNHK五輪テーマソングはこの曲。この人の国民的行事のタイアップといえば、16年前の沖縄サミット・テーマソングの「NEVER END」を思い出しますがそれ以来になるでしょうか。競技が終わった後の表彰式をイメージしたような壮大な曲調は、「風が吹いている」「GIFT」「栄光の架橋」と共通しているかと思いきや途中からテンポアップ、そこからは彼女の楽曲らしい流れになっています。当然のようにレコチョクでは1位、元々配信では強いですが五輪期間中は当面上位に入るロングセラーになること間違いなさそうです。

4位 RADWIMPS「前前前世」

 アニメ『君の名は。』公開は8月26日ですが、ひと足先に主題歌の配信が開始されました。Twitter反響度1位、配信だけでセールス4位につけてます。楽曲はRADWIMPSの中で最も素直な部類の曲で、これだとラッドファン以外にもかなり広く受け入れられそうですね。今年を代表するヒット曲になりそうです。

5位 UVERworld「WE ARE GO」

 ラジオオンエアで52位止まりになる辺り、注目力が落ちている印象は否めないですが楽曲と支持は相変わらず超強力。壮大さと力技がこれだけ両立できるミュージシャンもそうはいないでしょう。”安定感”という言葉が最も似合わない、安定した人気のアーティストになっている気がします。

6位 こぶしファクトリー「サンバ!こぶしジャネイロ」

 いよいよ今週末からTOKYO IDOL FESTIVALがお台場で開催されます。ハロプロはあまり積極的でないですが、それでも彼女たちは初日5日のステージに登場します。というわけで3rdシングルの今作は、大変分かりやすいリオ五輪にあやかったナンバー。良くも悪くも安直、もとい素直な楽曲です。でもフルで聴くと3連符の部分がとても心地良いんですよねぇ…。

7位 SCANDAL「テイクミーアウト」

 こちらは今年8月21日に泉大津フェニックスで最大級の野外ライブを開催しますが、本作はそれに向けた新曲。BPM速い疾走感のあるナンバーは、他の若手バンドだとよく聴ける内容かもしれませんがSCANDALの演奏となるとものすごく新鮮。とてもカッコ良い作品になっています。『STANDARD』『YELLOW』とはまた違うSCANDALの音楽を楽しむことが出来そうです。順位は全ての要素が10位前後で安定。

8位 新田美波(洲崎 綾)、鷺沢文香(M・A・O)、橘ありす(佐藤亜美菜)、高森藍子(金子有希)、相葉夕美(木村珠莉)「生存本能ヴァルキュリア」

 アイマスです。ラジオオンエアはなしですが、CDリッピングは乃木坂とWESTに次いで3位。ちなみに橘ありす役の佐藤亜美菜は元AKB48。卒業後の芸能活動としては一番安定している部類に入りそうです。

9位 スピッツ「醒めない」

 新作アルバム『醒めない』のリードナンバー。歌い出しからそれだと分かる、これぞスピッツ!と叫びたくなるような超至高のポップナンバー、ただ演奏する姿はロックバンドそのもの。マイナーコードの使い方も神がかってます。サビの歌詞も歴史の長さと苦節から感じる表現が完璧なくらいにハマっていて、間違いなく今年下半期では上位に入る名曲になりますね。アルバムはまだチェックしていないですが、おおいに期待できそうです。ラジオオンエアはやはりと言いますか、しっかり1位を記録。

10位 DOBERMAN INFINITY「GA GA SUMMER」

 レゲエとヒップホップとケツメイシを混ぜたようなナンバーですね。見事に夏の暑さを表現しています。なんだかそのまま海辺でナンパしそうな勢いですが。

13位 アフィリア・サーガ「Lost In The Sky」

 いよいよ今週末からTOKYO IDOL FESTIVALがお台場で開催されます(2回目)。アフィリアはもう常連中の常連で、初回から出ていますね。今作で17枚目のシングルになります。物語性をうまく曲に絡めたという感じのナンバーでしょうか、メロディーが良いという基本がしっかりしていれば良い曲になるということがよく分かる楽曲に仕上がってると思います。

14位 ゆず「見上げてごらん夜の星を〜ぼくらのうた〜」

 ゆずも配信限定シングルが多くなりました。おなじみ日本生命のCMソングは7月25日リリース。「見上げてごらん夜の星を」にアレンジを加えて新しい楽曲にしたという作品。坂本九やいずみたく、そして永六輔も今年7月7日に亡くなりましたが、名曲はいつまでも永遠なのはこれを聴くとよく分かります。

15位 夢みるアドレセンス「Love for You」

 いよいよ今週末からTOKYO IDOL FESTIVALがお台場で開催されます(3回目)。今作はなんとMINMIがプロデュースしているそうです。「Love for You」のPVはアップされていないですがカップリングの「リーダーシップ」は公開されているのでこちらを紹介。彼女たちってこんなスタイリッシュなグループでしたっけ。今年3枚目、「舞いジェネ!」「おしえてシュレディンガー」に続くシングルですが、この2作だけを辿っても確実に成長していますね。TIFで見るのが楽しみです(一応見れそうなので)。

19位 SKY-HI「ナナイロホリデー」

 なんだか今年のAAAは例年以上にソロ活動が多い感じがするのですが、気のせいでしょうか。でもグループとしてもコンスタントに活動していますし、なんだかとても忙しいです。それだけ充実している証なんでしょうが。この曲は聴かせるポップス。PVではギターが大きなアクセントになっているようです。

21位 DIR EN GREY「詩踏み」

 ディルも相当活動期間長いですね。メジャーデビューは1999年、それ以前のインディーズを含めると今年で結成20年目になります。20年も経てば少しは落ち着くものですが、この曲を聴く限り全くそんな気配なさそうです。むしろよりディープになっているような。メジャーデビュー前後は多少ポップな要素もあった気がしますが、少なくともこの曲は真逆のようです。

30位 X21「夏だよ!!」

 いよいよ今週末からTOKYO IDOL FESTIVALがお台場で開催されます(4回目)。前作が小室哲哉、今作が松井五郎・後藤次利の作詞作曲コンビ。急に制作陣が恐ろしく豪華になったのですが、一体何があったのでしょうか。やはり今の時代でもエイベックスとオスカーの力は強いのでしょうか。楽曲は比較的ノーマルな、爽やかな夏ソング。ただ”夏だよ 夏だよ”を連発するサビは他のアイドルソングと比べても段違いの憶えやすさ。ここに経験豊富なベテランらしさを一番感じるわけでありますが。

31位 蒼井翔太「イノセント」

 アニメ『初恋モンスター』オープニングテーマ。6枚目のシングル。サビの高音と言いますか、声質はむしろ女性に近いですね。甘いです。

32位 THE 虎牙道「強く尊き獣たち」

 アイマスSide M。弦楽器の音が耳に残りますね。

35位 坂本真綾「Million Clouds」

 アニメ『あまんちゅ!』オープニングテーマ。なんと今年で歌手デビュー20周年。母性を感じさせる美しいバラードに仕上がっています。

36位 Altessimo「The 1st Movement〜未来のための二重奏〜」

 アイマスSide M。クラシック風。

42位 OLDCODEX「Deal with」

 アニメ『SERVAMP-サーヴァンプ-』オープニングテーマ。ランティス所属じゃなければ確実に各ロックフェス出演しているだろうなぁ、と感じるバンドロック。

49位 ClariS「Gravity」

 アニメ『クオリディア・コード』エンディングテーマ。基本ClariSの曲はどれもほぼ似ていて、個別のアニメを見ていないと区別が難しいのですが、それでも「コネクト」「ルミナス」「reunion」辺りでヒットしていた頃と比べると順位の面で隔世の感があります。オリコン25位止まりではまずいと思うのですが。

53位 PASSPO☆「バチェロレッテは終わらない」

 いよいよ今週末からTOKYO IDOL FESTIVALがお台場で開催されます(5回目)。女性の友情をテーマにした楽曲は、バンドサウンドながらも案外聴かせる内容。これはこれで新鮮、と感じさせる楽曲ではありますが…。セールスが伸びていない以前に、夢アドやX21より売れてないという現実が同日リリースでハッキリと出ているのが辛いところ。

63位 UNIONE「One Sided Love」

 5人組ボーカルユニットとという触れ込みでソニーから今作でメジャーデビュー。バンドでもアイドルでもLDHでもない、純粋に歌で聴かせる男性ボーカルグループはかなり久々ではないでしょうか。ややR&B寄りの曲調、確かに良い声しています。PVは完全にONE DIRECTIONそのものですが。

73位 batta「chase」

 『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない』オープニングテーマ。アニソンですが、普段はかなり硬派なロックが多そうなバンドです。なんかすごく男らしいクールさが出ていますね。女性より男性の方から確実に支持されそうなタイプのアーティスト、という感があります。

100位 パスピエ「永すぎた春」

 発表される作品は常に素晴らしいのですが、なぜかこのバンドはシングルが売れません。このクオリティでオリコン40位、ビルボード100位は間違っているとしか思えないのですが。でもライブは日本武道館ワンマンの実績もあって十分に認められています。楽曲ですが、ゆらゆらとした浮遊感のある大胡田なつきの存在はアートの領域。キーボードを前面に出した先鋭的な編曲に和を感じさせるギターソロ、明らかに他のバンドには出せない雰囲気で、これぞ芸術。PVはボーカルの彼女も良いですが、見て欲しいのは間奏。これだけ演奏する姿が魅力的に映っている作品も珍しいのではないでしょうか。

posted by Kersee at 12:56| Comment(0) | Billboard JAPAN発新曲レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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