2016年08月13日

Billboard JAPAN発新曲レビュー・2016年8月15日付

1位 NMB48「僕はいない」

 みるきーこと渡辺美優紀のラストシングル。以前は山本彩と一緒にダブルセンターと言われるくらいに活躍した彼女ですが、ここ最近は大きく差をつけられてしまいました。メンバーの卒業を大々的にフューチャーしたシングルは山田菜々ラストの「Don't look back!」以来になるでしょうか。やっぱりどうしても、どこか感傷的な気持ちになってしまいますね。NMB48も今年でCDデビュー6年目。活動期間も少しずつ長くなってきました。AKB48やSKE48がそうであるように、メンバー入れ替えの波は今後更に激しくなりそうです。



2位 WANIMA「ともに」

 PIZZA OF DEATH RECORDSといえばやはりHi-STANDARD。1990年代後半のパンクロックの歴史を変えた存在ですが、「STAY GOLD」も「FIGHTING FISTS, ANGRY SOUL」も当然ノンタイアップ。好きでなければ触れずに過ぎていた可能性もある音楽です。2016年はそこに所属しているパンクロックのアーティストが、8×4のCMソングを歌ってお茶の間に親しまれる時代。良い時代になりました。オリコン計上で3.5万枚も売れています。配信も含めるとセールス総合2位、ラジオもCDリッピングも高水準。比較的ロックが不利な配信で、レコチョク週間4位というのが強いですね。確かに分かりやすい日本語ではっきりと歌う楽曲は、聴く人の心に直接的に伝わります。まさに人気が出るべくして人気となったアーティスト、という印象ですね。素晴らしいことです。

4位 大谷育江「ピカチュウのうた」

 ちょっと前は妖怪ウォッチ大躍進の影でピカチュウが地団駄を踏む、なんていう絵も見た記憶がありますが、ポケモンGOのおかげで完全に立場逆転。8月4日に上の動画がYoutubeにアップされましたが、そのままTwitter1位。というより1997年以来の大旋風が起こっていると言っても良いかもしれません。

5位 Apink「サマータイム!」
 K-POP女性6人組の日本6thシングル。オリコン2位。動画はオフィシャルらしきものが見当たらなかったので割愛。ドライブにピッタリの王道夏ソングに仕上がっているようです。

7位 高海千歌(伊波杏樹)、桜内梨子(逢田梨香子)、渡辺 曜(斉藤朱夏)「決めたよHand in Hand」

 アニメ『ラブライブ!サンシャイン』挿入歌。第1話で登場した楽曲ですね。μ's同様、今後しばらくは毎週のようにAqoursのシングルがこれくらいの順位に入ることになりそうです。CDリッピングはWANIMAや安室奈美恵、乃木坂46を上回って堂々の1位。

8位 GLAY「デストピア」

 マイナーコードを巧く使った疾走感ある新曲は通算54枚目のシングル。アニメ『クロムクロ』オープニングテーマ。最近やけにアニソンタイアップが多い印象がありますが、調べたところ4作連続だそうです。

9位 AOA「Good Luck」

 Apinkと同日リリースですが、セールス・Twitter反響度ともに彼女たちを上回らなかった形。ベースソロで始まるイントロにカッコ良いトラック、曲の完成度はどちらかと言うとこちらの方が高い気がしますが。

11位 DANCE EARTH PARTY feat. banvox +DRUM TAO「NEO ZIPANG〜UTAGE〜」

 PVは民族衣装にSFを混ぜたような、楽曲はダンスミュージックでありながらインディアンの血が混じっているような。あといつの間に女性ボーカルがDreamのShizukaになっているんですね。EXILE ÜSAがパフォーマーとして見られるのはもはやここだけ、そういう意味では貴重なグループになっています。

12位 back number「黒い猫の歌」

 映画『ルドルフとイッパイアッテナ』主題歌として起用されたこの曲はデジタルシングル。セールス要素11位、レコチョクでは7位でした。テンポ良い演奏で聴かせる良質ポップスという趣ですが、現状大ヒットという感じではなさそうです。

13位 ケツメイシ「ヤシの木のように」

 ケツメイシが1年で3枚もCDシングルを出すのは6年ぶり。メジャーデビュー15周年ということで、今年は特に新曲に力を入れています。今作は夏を感じさせるレゲエバラード。ケツメイシらしい王道サウンドは、聴き慣れているはずなのですがなんだか久々に新曲とした聴いた感じもします。彼らがライブ映像メインでPVを作るというのが逆に新鮮。でも40代のおじさん4人がバカンスを満喫している映像はどこに需要があるのでしょうか…(笑)。

16位 NAUGHTYBOYS「ダンシンデレラ」

 K-POPの新星、この曲でメジャーデビュー。王道ダンサブルナンバー。実は3月のLIVE SDDのオープニングアクトで歌っていましたが、その時点で黄色い声はかなり挙がっていました。

17位 キュウソネコカミ「サギグラファー」

 こういう写真修正をテーマにした歌詞は、今までありそうになかったテーマですね。キュウソネコカミが歌うには実にしっくり感じで、大変納得できます。自分たちのキャラクターをよく分かっていると言いますか、ブレが全くありません。素晴らしいです。PVも完全に期待に応えた内容、今回も笑わせて頂きました。ラジオオンエアは10位ですがセールスはオリコン14位総合21位。もっと売れてもいいと思うのですがやはりこのジャンル、配信が弱いです。なかなか広がるようで広がらないもどかしさ、難しいところ。

19位 i☆Ris「Re:Call」

 11月25日に日本武道館ワンマンが決定しているそうです。一応オリコンだと1.2万枚ほどCDを売っている計算ですが…。ただこの曲は良いですね。ギターを基調としたサウンドは迫力があり、ダンスがそれを更に盛り上げている印象があります。アニメ『双星の陰陽師』オープニングテーマ。

24位 THE ORAL CIGARETTES「DIP-BAP」

 ダンサブルな部分とダークな部分が両立しているロックナンバー。メジャーデビュー3年目、オリコンでは過去最高順位。少しずつ結果を積み上げているようです。今までにありそうでないような、でも探せば似たようなバンドもいそうな。強いて言うとUVERworldに近そうですが、彼らほどまだ深入りはしていない雰囲気も。このタイプはラジオオンエア多そうなんですが、TOP20に入っていないのはやや意外。

25位 HOWL BE QUIET「Wake We Up」

 一方こちらはラジオオンエア4位。セールス要素70位ということを考えれば、ちょっとプッシュし過ぎかもしれません。確かに爽やかですけどね。アニメ『DAYS』OPテーマ、そしてニッポン放送のリオ五輪テーマソング。後者はラジオランキングに計上されているのでしょうか。少し気になります。

27位 上坂すみれ「恋する図形(cubic futurismo)」

 アニメ『この美術部には問題がある!』エンディングテーマ。PVはスマホ推奨。1985年くらいに流行ってそうなテクノ・ポップ調。電子ドラムを使う編曲はものすごく久々に聴いた気がします。PVも含めて、なんかすごくクセになる曲ですね。かなり上手く作られたナンバーと言えるのではないでしょうか。

34位 チームしゃちほこ「ULTRA 超 MIRACLE SUPER VERY POWER BALL」

 オリコンは8位ですがセールス要素19位、他が全く計上されていないので総合だとものすごく順位を落とす結果に。CDリッピングが100位圏外というのは地味に問題なのでは…。楽曲は「抱きしめてアンセム」以上のアンセムとも言えるくらい力の入ったナンバーで、盛り上がりだけでなくメロディーの良さもかなりのもの。だからこそ余計に意外な結果という印象もあります。

36位 エレファントカシマシ「夢を追う旅人」

 歌詞はエレカシらしい”青春””旅人”を散りばめたらしい内容ですが、宮本さんの歌声はいつも以上にパンク。それだけこの歌詞に感情を込めているということなのでしょうか。よくよく考えると彼らがメジャーデビューしてから間もなく30年、結成は1981年。恐ろしく息の長いバンドになりつつあります。

64位 May J.「Have Dreams!」

 つんく♂作詞、小室哲哉作曲という恐ろしく豪華な組み合わせ。1990年代後半だと両者とも凄すぎていくらなんでもあり得ないだろうという、そんなコンビです。美しい歌声で聴かせるバラード、良い曲なんですがこれが売れないのもまた2016年なんですねぇ…。年末には何かしらの賞を取りそうな気もしますが。日本レコード大賞の特別賞とか日本作詩大賞とか…。

71位 綾野ましろ「Lotus Pain」

 アニメ『D.Gray-man HALLOW』エンディングテーマ。聴かせるバラードですが、個人的にはサビよりAメロに歌の上手さを感じました。

82位 藤田ニコル「Bye Bye」

 なんだか吉川ひなのを思い出してしまいました。

posted by Kersee at 01:14| Comment(0) | Billboard JAPAN発新曲レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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