2016年08月27日

Billboard JAPAN発新曲レビュー・2016年8月29日付

1位 SKE48「金の愛、銀の愛」

 通算20枚目のシングルは1コーラスを聴く限りシリアス系。「不器用太陽」みたいに最初と最後で全く雰囲気が違う曲もありますが、今作に関してはどうなのでしょうか。松井珠理奈主演の深夜ドラマ『死幣-DEATH CASH-』主題歌、したがってセンターも彼女が務める形。乃木坂46や欅坂46辺りだとセールス以外の要素も上位ですが、この作品はCDセールス1位(オリコン初動約25万枚)ながらも他要素は20位前後(Twitterは7位)、レコチョクも週間20位。多くのファンが存在する以上枚数はそれなりに出ていますが、世間への浸透はやはり年々狭くなっています。メンバー入れ替えも多いので単純には比較しにくいですが、「強き者よ」がもう7年前ですからね…。

2位 EXILE「Joy-ride〜歓喜のドライブ〜」

 こちらもオリジナルメンバーがATSUSHIのみになっているので単純比較はしにくいですが、「Your eyes only〜〜曖昧なぼくの輪郭〜」のデビューはもう15年前。早いものです。デビュー15周年を記念するシングルはCX系リオ五輪中継テーマソング。こちらは奇をてらうことのない、EXILEの中ではもっとも王道の部類に入るナンバー。「I Wish For You」「Rising Sun」「EXILE PRIDE〜こんな世界を愛するため〜」に比較的近い路線で、安心して聴ける憶えやすい楽曲ですね。年末もおそらくこの曲で通すのではないでしょうか。オリコンのCDセールスは7万枚程度、それゆえにセールス要素は2位ですが他はレコチョクも含めて全てSKE48を上回る順位を記録しています。

3位 SMAP「世界に一つだけの花」
 今回の集計期間はSMAP解散発表の真っ只中。というわけでこの曲を筆頭にSMAPの曲が軒並みアップしています。TBSのリオ五輪テーマソングにもなっている「ありがとう」が6位、「オレンジ」が94位。レコチョクだともっと顕著で、この「世界に一つだけの花」7位・「オレンジ」6位を筆頭に「夜空ノムコウ」「らいおんハート」「BEST FRIEND」「BANG! BANG! バカンス!」「オリジナルスマイル」までがTOP50にランクイン。色々思うことはありますが、とりあえず解散のニュースでここまで大きな効果があるのは彼らくらいのものでしょうね。

8位 Aimer「蝶々結び」

 CDの集計期間は今週から。先週13位ということを考えると伸びはそこまで高くなく。SMAP騒動の影響も順位的には少し受けた形。ひとつ上の7位に「前前前世」がランクインしていますが、この曲もRADWIMPSの野田洋次郎の楽曲提供。CDセールスは1.3万枚であまり伸びなかったですが、レコチョク9位・ラジオオンエア9位・Twitter4位で他要素はかなり堅調。ファン層はCDにあまり馴染みない世代になりつつあるやはり10代がメインなのでしょうか、それでも固定層でなく浮動層が多いからこその結果なのでしょうか。

9位 BUMP OF CHICKEN「アリア」
 TBS系ドラマ『仰げば尊し』主題歌。集計期間中に配信限定リリース、セールス要素5位・レコチョク2位。2013年以降彼らのシングルは完全に配信が主流となっています(CDシングルは両A面の「Hello, world!/コロニー」のみ)。PVは既に作られているようですが、Youtubeの公開は後日だそうです。

10位 東京パフォーマンスドール「純愛カオス」

 松井五郎作詞、渡辺徹作曲ということで2000年代前半のエイベックス色が非常に強いです。私みたいなアラサーくらいの年代にはドンピシャのメロディーですね。アイドルですがボーカルは比較的歌唱力優れたメンバーが集まっているので、完成度は当時より高いのではないでしょうか。セールス要素6位以上に、ラジオオンエア16位というのが大きな意味を持っているような気もします。

11位 Little Glee Monster「私らしく生きてみたい」
39位 Little Glee Monster「君のようになりたい」



 まだメンバー全員女子高生ですが、「私らしく生きてみたい」は歌唱力だけでなく楽曲自体も少し大人っぽい内容に仕上がっていますね。上質なポップスだと思わせる楽曲は、Jackson 5を聴いているかのようです。主旋律も素晴らしいですがこの曲はコーラスの入り方が特に優れていますね。両A面のもう1曲「君のようになりたい」は映画『ジャングル・ブック』キャンペーンソング。ディズニーの歌入りバージョンとライブバージョン、2通りの映像が公開されますが同じ曲でここまで雰囲気変わるものなんですね。前者がかわいく、後者がクールでカッコ良く。2曲とも完成度は非常に高いです。1月に出た1stアルバムはまだまだ課題が沢山あるという印象でしたが、来年ややもすると年末に出るであろう2ndアルバムはどうなるでしょうか。非常に楽しみになってきました。

13位 DAY DREAM[一十木音也(寺島拓篤)、四ノ宮那月(谷山紀章)、神宮寺レン(諏訪部順一)、来栖 翔(下野 紘)、寿 嶺二(森久保祥太郎)、黒崎蘭丸(鈴木達央)]「DAY DREAM」

 お馴染みうたプリです。オリコンでは3位でしたがCD関連の要素以外が集計されていないので、総合だとこの順位。

14位 whiteeeen「キセキ〜未来へ〜」

 GReeeeNの「キセキ」もすっかり21世紀のスタンダードナンバーになりましたが、この曲はそのカバー。GReeeeNの妹分というポジションを考えると極めて自然なことでしょうか。映画『青空エール』主題歌。レコチョクは8位ですがCDはオリコン集計42位、トータルのセールス要素は15位になります。この傾向は本家GReeeeNにも年々顕著に見られるようになっていますが…。

19位 drop「「星のない夜だから」」

 フォースミュージックからまたまたデビューしたアイドル。まねきケチャ同様、このグループもElements Gardenのメンバーが楽曲提供。ビックリするくらいに聴かせる楽曲に仕上がっています。ちょっと歌の方はまだ曲に追いつけていない印象ですが、彼女たちの今後の上達を見守るのもアイドルファンというもの。今後に期待、ということで。

20位 FTISLAND「JUST DO IT」

 日本ではもう16枚目のシングル。ランクインし始めたのは2010年なので、確かに長いです。その分セールスは少し落ちているみたいですね(これでもオリコンはまだ8位ですが)。楽曲はノーマルにカッコ良いです。ただK-POPのメインはダンスボーカルグループで、10代のバンドファンはほとんどが日本のロキノン系に流れると推測されるので、その分今後の日本での活動は大変です。

25位 黒崎真音 feat.TRUSTRICK「DEAD OR LIE」

 アニメ『ダンガンロンパ3−The End of 希望ヶ峰学園−未来編』OPテーマ。TRUSTRICKもすっかりアニソンアーティストになっています。

29位 久保ユリカ「SUMMER CHANCE!!」

 ソロでは2枚目のシングル。ラブライブ!の小泉花陽役でお馴染みの声優ですが、PVは完全にアイドルです。Dance ver.まであるようです。楽曲もキャピキャピ系、と書くと表現が古いですが概ねそんな感じ。

32位 MAP6「魅力発散TIME」

 ヒップホップの色が強いダンスミュージック。今作で韓国から来日して日本デビュー。

38位 さくらしめじ「ひだりむね」

 ”果てしなくゆるい中学生フォークデュオ”、らしいです。かわいいですね。例のごとく事務所はスターダスト。女性アイドルだけでなく男性アイドルもどんどん増えてきています。WaTが好きだった人には、実に最適の音楽ではないでしょうか。

40位 GARNiDELiA「約束-Promise code-」

 アニメ『クオリディア・コード』エンディングテーマ。力の入ったバンド演奏に今作は和の要素が加わった内容。オープニングには三味線の音が加わっています。クオリティは大変高いのですが、やはり和楽器バンドと比べるとどうしてもそこまでに到達しないのが、このテーマを選ぶにあたっては難しいところ。


posted by Kersee at 16:15| Comment(0) | Billboard JAPAN発新曲レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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