2016年09月03日

Billboard JAPAN発新曲レビュー・2016年9月5日付

1位 Kis-My-Ft2「Sha la la☆Summer Time」
 通算17枚目のシングル。デビュー以来ずっとオリコン1位を獲得し続けていますが、今回は対抗馬が本気で奪還を狙いにきたのでファンの力でなんとか、といったところ。実際デイリーランキングの初日は2位スタートだったようです。したがって初動枚数はいつもより高め。ジャニーズのファンからは対抗馬の売り方に批判もあったようですが、そういう売り方の発端の元を辿ると確実にジャニーズに辿り着くというのは間違いない事実でして…。Twitterでの呼びかけもあったので、売上・CDリッピングだけでなくそちらの反響度も1位でした。

2位 BOYS AND MEN「YAMATO☆Dancing」

 名古屋もSKE48をはじめとしてアイドルが盛んな地域ですが、地元以外の露出があまりない中でオリコン20万枚を記録するのは、どういう売り方であれ単純にものすごいことだと思います。それにしても、48系以外の女性アイドルでは絶対出ない売上ですよね…。ただセールスとそれに伴うTwitter反響度以外はランク外なので(特にCDリッピングでランク外という事実は非常に大きいです)、この辺りはまだまだジャニーズの足元にも及ばないのが現実でしょうか。
 楽曲はYoutubeでワンコーラスちゃんとあります。「BOYMEN NINJA」とこの曲を並べて聴くと、ジャニーズ以上に”和”を意識しているのかなという印象でした。

3位 RADWIMPS「前前前世」
24位 RADWIMPS「スパークル」
38位 RADWIMPS「なんでもないや」
48位 RADWIMPS「夢灯籠」

 集計期間がちょうど映画『君の名は。』公開週になります。やはり相当好評のようです。これは楽曲に関しても同様。この曲が収録されているサントラもアルバムランキング1位にランクインしています。昨年RIJから中継でBUMP OF CHICKENが紅白歌合戦に出場しましたが、今年は彼らがそうなるような予感もしますね。楽曲単体は配信のみ、すなわちCDリッピング対象外でこの順位。「前前前世」はラジオオンエア1位というのも大きいですがそれ以外も全てTOP3入りで、本来ならこの曲が1位で然るべきではないでしょうか。

4位 [Alexandros]「Swan」

 演奏と歌声で聴かせるロックバラード。彼らくらいの実力があるからこそサマになるタイプの楽曲で、やっぱり良いですね。もう完全にハズレがない、2010年代後半を代表するロックバンドと化しています。

5位 Aqours「ユメ語るよりユメ歌おう」

 立て続けにリリースされる『ラブライブ!サンシャイン』シリーズ、この曲はアニメのエンディングテーマになります。今年で何作目でしょうか。いよいよよく分からなくなってきました。ただこちらも聴かせるメロディーと青春を感じさせる曲調、μ'sと同様大きなハズレはありません。

7位 LiSA「Brave Freak Out」

 藍井エイルが体調不良で休養となった今、アニソン歌手の代表は完全にこの人という存在になりました。アニメ『クオリディア・コード』オープニングテーマ。彼女もここ数年ハズレのないレベルの高さですが、この曲は特に大当たりなのではないでしょうか。イントロから半端無くカッコ良いオーラが出ています。最近はアニソンもロック化が著しくなっていますが、その中でも一番ロックテイストが強いかもしれません。歌の上手さもいよいよ凄いことになっていますね。今年の中でも強く印象に残る作品になりそうです。

9位 EXILE THE SECOND「Shut up!! Shut up!! Shut up!!」

 2ヶ月連続リリースで、かつ本体リリースの翌週。これではちょっとファンの財布が大変そうです。したがってオリコンの初動枚数は前作の半分以下でした。楽曲は大変カッコ良いダンスナンバーに仕上がっていますが。

11位 FLOW「風ノ唄」
35位 FLOW「BURN」

 「風ノ唄」がアニメ『テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス』オープニングテーマ、「BURN」がゲームソフト『テイルズ オブ ベルセリア』オープニングテーマ。FLOWがブレイクしたのはもうひと昔前になっていますが、考えてみればこの時期デビューした同系統のバンドでは一番長続きしているような気がしますね。ライブでのノリの良さが身上のイメージがありますが、この曲は良質なメロディーで聴かせるナンバー。これもまた大変レベル高い内容に仕上がっています。オリコン18位ですが、メジャーなアニメタイアップだけあって配信ポイントが高くセールス要素は8位。ヒットしています。

12位 MYTH&ROID「Paradisus-Paradoxum」

 話題のアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』オープニングテーマ。この曲も聴き応えあるロックテイスト。異彩を放つ作品になっているのは、同タイアップの前作「STYX HELIX」と同様。

18位 バンドじゃないもん!「夏のOh!バイブス」

 爽やかな映像に流れる妙なメロディーに妙な歌詞。"バイブスSay Yeah"連呼の部分は特に中毒性高いです。一言で言うと変な曲ですが、それゆえに面白さとインパクトは十二分。色々試行錯誤を重ねた上で今作再メジャーデビュー2作目になるのですが、前作「キメマスター!」もなかなかの出来。結果もこれまでになく残しているので、この調子で頑張ってほしいところです。

22位 いきものがかり「ラストシーン」

 映画『四月は君の嘘』主題歌。メジャーデビュー10周年記念曲、といった具合の力の入れようで、実際これまでと同様に大変完成度の高いバラードですがセールスは明らかに不振。レコチョクは9位ですがオリコン20位というのは、一番売れていた時期を知る自分としては隔世の感があります。確かに彼らの残した名曲は非常に多く、それゆえに新曲があまり必要とされていないのかもしれないですが…。

27位 稲葉浩志「YELLOW」

 2年ぶりの配信シングル。まさにベテラン・ロックアーティストの風格タップリ、カッコ良い作品のようです。

30位 椎名林檎「ジユーダム」
63位 椎名林檎「13 jours au Japon〜2O2O日本の夏〜」
 NHK総合『ガッテン!』テーマ曲と、グルノーブル冬季五輪記録映画テーマソングのオマージュの2曲が配信リリースされました。後者は9月に発売されるコンピレーションアルバム『サラヴァの50年』からの先行という形。

32位 たこやきレインボー「どっとjpジャパーン!」

 スタダ系アイドル大阪版メジャー2ndシングル。妙にスタイリッシュな曲調のに歌詞は関西弁、これもなかなかのギャップ。どさくさに紛れてDJ KOOが参加しているのも大きなポイント。面白い作品であることは間違いないですが、個人的にはちょっと変化球が暴投気味なような印象も。関西は名古屋や福岡と比べるともうひとつアイドル文化が伸びていない感もありますが…。

39位 福田こうへい「北の出世船」

 色々あってリリースは2年半ぶり。ただ人気はオリコン13位初登場、1万枚売る辺りまだ堅調。もしかしたら今年の紅白歌合戦に戻ってくるかもしれないですね。

44位 May'n「Belief」

 アニメ『タブー・タトゥー』オープニングテーマ。彼女もシェリル・ノームが8年前なので結構第一線になってから長いです。安定の王道ロックサンド。

52位 MAGiC BOYZ「Do The D-D-T!!」

 3MC&2DJ・小中学生(成長期)HIPHOPグループ…らしいです。こんなユニット組むのはやっぱりここしかないですね、お馴染みスターダスト。こんなにピュアなヒップホップはそうないのではないでしょうか。面白いですね。将来的な伸びしろも相当ありそうです。ただサビの歌詞がド直球の下ネタに聴こえるのですが…。

58位 槇原敬之「理由」

 テレ朝系ドラマ『はじめまして、愛しています。』主題歌。安定のクオリティ、安心して聴ける楽曲です。

70位 篠崎 愛「口の悪い女」

 元AeLL.、と言われてもあまりピンと来ない人も多いでしょうか。ソロでは初のメジャーレーベル。全体的に大人の雰囲気、歌唱力もなかなか。でもサビは往年のタッキー&翼みたいです。

99位 anderlust「いつかの自分」

 ノイタミナ枠アニメ『バッテリー』オープニングテーマ。小林武史プロデュースの王道ポップスで、歌声も楽曲も言うことなしのクオリティ。これが売れないということは、やはり今の若い人にこういう音楽は受けなくなってるということでしょうか。ただライブの集客は30代〜40代中心の方が長い目で見るとしっかりとした固定層確保に繋がるのも間違いないので、戦略としては基礎を固めるということなのかもしれません。当然ながらMY LITTLE LOVER世代には間違いなく響く音楽でもあるので…(ユニット構成や作曲提供が小林武史なところもソックリですし)。

posted by Kersee at 01:48| Comment(0) | Billboard JAPAN発新曲レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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