2016年10月15日

ベイビーレイズJAPAN『ニッポンChu!Chu!Chu!』

ニッポンChu!Chu!Chu!(初回限定盤A)(DVD付) - ベイビーレイズJAPAN
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ニッポンChu!Chu!Chu!(初回限定盤B) - ベイビーレイズJAPAN
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ニッポンChu!Chu!Chu!(通常盤) - ベイビーレイズJAPAN
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(楽曲レビュー)
1.Ride On IDOROCK
 ヒャダイン提供、スターダスト系アイドルが過去にもやっていたテイストの自己紹介ナンバー。IDOROCKという枠からは逸脱しない範囲で、5人の歌声と特性を最大限にフィーチャーしているという点で言うと会心の出来。聴きどころを挙げるとすれば個人的にはセクシーさで攻めるでんちゃんと、足がくさいことをアピールさせられているなおすけになるでしょうか。強い個性で賛否両論分かれそうなのもヒャダインの持ち味。

2.虎虎タイガー!!
 2014年11月リリースのシングル表題曲、時期としてはJAPANの名前が末尾につく前。ですのでPVの愛夏ちゃんはまだ金髪ではありません。ちなみにベビレが虎をモチーフにしているのは、ポニーキャニオンの本社が虎ノ門にあるからです。タイガースとは特に関係ないようですが、一応甲子園で始球式やったりするなど野球でもタイガースを応援しているようです。でんぱ組.incに数多く名曲を提供している玉屋2060%の作詞作曲。

3.閃光Believer
 今年5月リリースのシングル表題曲。ベビレにはもはや欠かせない存在になりつつあるPENGUINRESEARCH・堀江晶太の楽曲提供。間違いなく今年の中でも最上位クラスに入る名曲です。

4.シンデレラじゃいられない
 この曲も堀江晶太が楽曲提供。BSジャパン・女子ソフトボール中継テーマソングになっています。疾走感満点の歌詞と演奏は、まさに今のベビレに相応しいと言える内容。バンドの演奏も大変激しいものですが、振り付けも奏でられる音と同等かそれ以上に運動量を要するもの。この曲以上にカッコ良さを感じられるアイドルソングも滅多にないと思います。この曲もまた文句なしの、2016年を代表する名曲。

5.Pretty Little Baby
 昨年8月リリースのシングル表題曲。FoZZtoneの渡會将士が楽曲提供。コニー・フランシス、日本だと中尾ミエが55年前に歌っていた名曲からインスパイアされた楽曲は、コーラスワークと愛夏ソロの歌声が絶品。さしずめ21世紀のPretty Little Babyはこの曲を指すことになるのでしょうか。

6.真夏のフィーバー!
 LIFriends提供の新曲。いわゆる夏ソングなのですが、明るい青空の海辺より夜のキャンプファイヤーの方が合っている感じですね。

7.Baby Kiss
 ライブでは昨年から高頻度で演奏されていましたが、CDには初収録。このアルバム的に見ても大変重要な位置を占めるナンバー。一言で言うと”でんちゃん”。彼女のソロパートが全てを持っていく楽曲です。

8.栄光サンライズ
 昨年4月リリースのシングル表題曲。ベイビーレイズJAPANとしての最初のシングルはこの作品でした。完成度高い名曲ですが、今年の5月くらいからはカップリングのあの曲の方が目立つというやや不遇なポジションにあります。

9.走れ、走れ
 今年1月リリースのシングル表題曲。シンプルなタイトルと歌詞、この曲もまた堀江晶太の楽曲提供。

10.少しだけ
 前作『自虎紹介』で提供曲が多かった鶴・秋野温の楽曲提供。彼がベビレに提供した曲には「TIGER SOUL」がありますね。この曲もまた気持ちに訴えかける歌詞と切ないメロディーで、聴く人を感動に導く素晴らしいナンバーに仕上がっています。

11.夜明けBrand New Days
 今年各所でピックアップされている楽曲、初出は昨年のシングル「栄光サンライズ」のカップリング。その時点では気づかなかったのですが、あらためて聴くとこの曲に詰まっているドラマ性は相当なものになっています。そして良くも悪くも、ライブで歌われるたびに新たなドラマが加えられています。Cメロからサビへの展開を聴くたびに、涙が思わず浮かんでくる楽曲は滅多にありません。”終わらない物語””夢が夢じゃなくなる瞬間を信じて走れ”、聴く人以上にメンバーを勇気づける歌詞はおそらく年々語られる機会が多くなっていくのだろうと思います。アイドルソングとしては殿堂入りくらいの位置づけになりましたが、いずれはアイドルファン以外にも広く知られる楽曲になって欲しいというのが、今の正直な想いです。

12.ニッポンChu!Chu!Chu!
 11.がライブ本編ラストの楽曲なら、この曲はアンコールを意識したような盛り上げソング。これまた1.以上に、全盛期のももクロが歌いそうなタイプのナンバーです。あえてこれを終曲にすることで、物語はまだまだ続くということを暗示しているような印象もありますね。良いのではないでしょうか。


(総評)
 先行シングル収録の6曲全てが非常に完成度高い名曲ですので当然と言われれば当然ですが、アルバムの完成度も非常に高いものになっています。1.と12.をどう捉えるかで評価が分かれそうな感じもしますが、それ以外の3つの新曲の完成度も非常に高いです。特に4.に至っては圧巻の一言。2年前の『自虎紹介』レビュー時には”そこまで突き抜けて良いと思った楽曲があるわけではないので…”と書きましたが、この2年ライブに何度か足を運んだことで好きになった楽曲も増えました。今回に関しては”突き抜けて良いと思った楽曲が非常に多い”、といったところでしょうか。勿論2016年を代表する名盤、ただ元々非常に高かった期待を大きく上回ったわけではない分、他の今年のトップクラスの作品と比べると若干下になるでしょうか。勿論上位に入るのは当然間違いないのですが。

 当時の面影がない、というわけでは当然ないのですがJAPANの冠をつける前とつけた後で、ここまで進化するものなのかという驚きもあります。特に歌唱に関しては段違いですね。その中でもセンターを務める今の林愛夏の歌唱力は、女性アイドルの中でも間違いなく5本の指に入るレベルになっています。実力以上に歌に対する気持ちが、ライブだと特に伝わってくる彼女の歌声。今いる女性歌手の中では一番好きなボーカルになってます。

 オリコン週間10位入りは大変喜ばしいことですが、5人の実力とアルバムの出来を考えるとまだまだ序の口。それどころか未だに過小評価されている段階と言ってもいいかもしれません。2年前と比べると活躍の場は確実に増えていて、エンタメニュースで名前を見る機会もありますがまだまだ。日本武道館で1万人動員、あるいは紅白歌合戦で紅組歌手として正式に出場するまで彼女たちのことは応援していきたいです。来年以降、ライブレポする機会は彼女たちに関して言うと更に増えるかもしれません。大願成就するその日までは彼女たちのことを、全力で応援していきたいと思うところです。






posted by Kersee at 18:52| Comment(0) | アルバムレビュー(アイドル) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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