2016年11月05日

Billboard JAPAN発新曲レビュー・2016年11月7日付

1位 Hey!Say!JUMP「Fantastic Time」
 6週ぶりの、ジャニーズ1位奪還。基本的に波乱がない時はビルボードでもジャニーズ勢が1位を取るものだと、しみじみ感じさせる今日この頃。もっともオリコン初動26万枚なら余程のことがない限り安泰ですけどね。この売上をコンスタントに稼げるのは今や嵐とキスマイと彼らだけ。この事務所も10年間で多くのグループがデビューしていますが、軸になっているのはこの3組だというのがあらためてよく分かります。NTV系アニメ『タイムボカン24』OPテーマ。ビルボードにはアニメランキングもありますが、当然そちらでも1位獲得。狙ってやっているのかどうかは分からないですが…。

4位 2PM「Promise (I'll be) -Japanese ver.-」

 オリコンで10万枚近い売上だと、こちらでも週によっては1位に入りますがそれでは今の星野源・ピコ太郎を抜くことは出来ません。それだけこの2組が大ヒットになっているということですね。2PMは日本だとこれが11枚目のシングル。安定したカッコ良さです。

5位 西野カナ「Dear Bride」

 完成度の高いウエディング・バラードですが、やはり星野源とピコ太郎の前だとヒットでは若干目立たない形に。それでもレコチョクで週間2位になる辺りは流石です。これでオリコンCDセールス9位を埋める形。「Have a nice day」以来の『めざましテレビ』オープニングテーマ、この番組のタイアップも彼女にとって5作目。定着してます。

6位 Juice=Juice「Dream Road〜心が躍り出してる〜」

 デビュー4年目、シングルはインディーズ含めて11枚目。℃-uteが抜けるとハロプロ3番手になります。今作はダンサブル・バラードといった趣でしょうか。歌うにはやはりそれなりの歌唱力・特に表現力が必要になる楽曲で、それをうまく形に出来るのはやはり天下のハロプロといったところ。

7位 安室奈美恵「Dear Diary」

 どうしても今年の彼女は「Hero」が目立つ形になりますが、シングル3枚を1年で出すのは2004年以来12年ぶり。今作は映画『デスノート Light up the NEW world』主題歌になっているバラード。レコチョクでのダウンロードは集計されていませんが(配信前でしょうか)、その分CDセールスが高くオリコン3位の4万枚台。セールス要素としては、タイトルも似ている西野カナと同じくらいの数値になるのでしょうか(推計ではありますが)。

10位 三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBE「Welcome to TOKYO」

 11月9日発売の、よくよく考えれば今年1枚目のシングルになる作品。PV公開による効果でTwitter1位、ただこれに関してはレコ大関連のスクープで名前が出たことによる部分もありそうです。彼らの楽曲は『THE JSB LEGACY』を通して今年高く評価していましたが、今作も大変ダンサブルにカッコ良く決まっている作品。編曲や歌詞が目立つ中で、メロディーの良さも地味にポイント。やはり狙いは4年後の開会式か閉会式なのでしょうか。政府との関係もかなり強い印象のあるLDHではありますが、果たしてJOCとなるとどうなのでしょう。

13位 青柳 翔「泣いたロザリオ」

 劇団EXILEのメンバー、『HiGH&LOW』でソロ曲は既に収録されていますが、本格的にソロシンガーとして歌うのは今作が初。1990年代前半に多くヒットして現在も活躍している系の男性ソロボーカル歌手を思い出させるバラード。三代目やGENERATIONSのヒットが落ち着いたら、3年後くらいには彼を重点的にプッシュするのかもしれません。とりあえずまずは彼にレコ大最優秀新人賞を受賞させることになるのでしょうか。

17位 MONOEYES「Get Up」

 エルレ系、いや今だとむしろドロス系と言った方がいいのでしょうか。五感を刺激する演奏と歌声で聴かせるストレートなロックです。意外とラジオランキングが伸びてなくて、セールス・CD取り込み・Twitterでここまでの順位につけてます。実際CDも売れていてオリコンだと約1.7万枚。アイマス・刀剣乱舞・あんさんぶるスターズ!が4組も高い売上でTOP10にランクインしていますが、それがなければ7位でした。スマホゲーム系統は配信曲が増える→CDシングル発売が増える→自然に同系統の曲が多くなるというループを延々と辿るジャンルなので、個人的に余程高い順位か、興味を持ってプレイしたゲームでない限りは今後スルーする予定です。

18位 B2takes!「モヤモヤLOVER」

 スマホゲームだと既に男性アイドルも主流になっていますが、三次元でもいよいよ地下の男子アイドルが出て来る時代になってきました。所属事務所のBACS内のイケメンカフェ・B-boxからのユニット。メンバーは『テニスの王子様』『あんさんぶるシスターズ』舞台版の方にも多く出ているようです。シングルは今作が3枚目。ちょっと三枚目な部分も感じさせるイケメンソングです。女性アイドルでいう48系やハロプロが、男性アイドルでいうジャニーズ。それは48ハロプロ以上に雲の上の存在ですが、頑張って欲しいところです。

31位 キュウソネコカミ「わかってんだよ」

 映画『14の夜』主題歌。シングルリリースはこれまであまりないので、今作でまだ3枚目。キュウソの世界観から離れない程度にマジメに聴かせるナンバー。笑いよりもカッコ良さが先行する楽曲は、新境地ながらも彼ららしさに満ち溢れている良作。インパクトあるロックバンドという点では、最近はヤバイTシャツ屋さんの勢いが強くなって目立たなくなってきてる印象もありますが、キュウソはむしろこれからという感じもします。来年以降も引き続き楽しみにしたいです。

34位 バクステ外神田一丁目「わたし道」

 つんくの楽曲提供は意外にもこれが初。今作は大食いでもお馴染み・メンバーのもえのあずき初出演の映画『修羅の男と家なし少女』主題歌。確かに歌詞メロディーともにつんくが作った楽曲、という印象のナンバーです。

53位 井口裕香「Lostorage」

 迫力あるデジロックは、アニメ『Lostorage incited WIXOSS』オープニングテーマ。歌手デビュー当時は割とメロディーラインがくっきりしている王道ポップスを歌ってた印象があるので、この曲はやや新境地という感もあります。

59位 ACIDMAN「最後の星」

 CDシングルのリリースは2年ぶり。PVの背景が実に相応しい、壮大なロックバラード。結成20周年、メジャーデビュー15周年を迎える来年に弾みをつける作品になっています。

62位 Uru「The last rain」

 前作「星の中の君」に続く2ndシングル。ラジオオンエア12位。まだヒットはしていないですが、透き通るような歌声は間違いなく業界内の評価は高そうです。こういうタイプの女性ソロは最近少なくなっているので、是非売れてほしいですね。引き続き、来年のブレイク候補として推したいところです。

64位 ソナーポケット「Rain」

 いつも以上に聴かせるバラード。ただボーカル・ko-daiの体調不良が気になります。もっともTwitterで見る限り既に退院はしていて、心配する必要はなさそうですが。

72位 UNIONE「未来DELIGHT」

 2ndシングル。前作「One Sided Love」以上にONE DIRECTIONっぽい楽曲になってきました。

76位 山本 彩「雪恋」

 本人の作詞作曲、編曲は亀田誠治。AKB48・NMB48であまりにも著名なので分かりますが、そうでなければ全く48系に見えないバラードですね。おそらく卒業後もこの方向で活躍するのではないでしょうか。この曲が収録されているアルバム『Rainbow』は初登場3位、嵐とケツメイシに次ぐ売上でした。

84位 iri「rhythm」

 ラジオオンエア8位。1stアルバム『Groove it』収録曲。都会的なサウンドによく合う声質は、1990年代後半に多く見られた、UAやSugar Soul辺りに代表されるR&B・FUNK・GROOVE系。個人的にもうこのジャンルはそろそろ”21世紀の渋谷系”あるいは"TOKYO FUTURE SOUND"とでも呼びたくなる心境です。
posted by Kersee at 13:38| Comment(0) | Billboard JAPAN発新曲レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。