2016年11月18日

Gachric Spin『確実変動-KAKUHEN-』

確実変動 -KAKUHEN-(初回生産限定盤Type-A) - Gacharic Spin
確実変動 -KAKUHEN-(初回生産限定盤Type-A) - Gacharic Spin

確実変動 -KAKUHEN-(初回生産限定盤Type-B) - Gacharic Spin
確実変動 -KAKUHEN-(初回生産限定盤Type-B) - Gacharic Spin

(楽曲レビュー)
1.KAKUHEN
 タイトルナンバーになっているデジロック。小気味良いリズムとハードな演奏、そこに入れられるエフェクト仕様の音が印象的。上昇志向を表している歌詞は、聴く人だけでなく自らに向けても歌っているかのよう。

2.Friendship
 友情をテーマにした楽曲。このバンドの中では今までと比較してトップクラスにポップな楽曲でしょうか。

3.シャキシャキして!!
 ハウス『メガシャキ』CMソングとして使用されているシングル表題曲。聴いていて楽しくなるキャッチーな楽曲で、これもポップ色強め。ただサウンドの基本線は決して譲っていないという、強気な印象も強いです。

4.ゴー!ライバー
 ライブの素晴らしさを彼女たちらしく歌った楽曲。ヘドバン・ジャンプ推奨の歌詞が大変にストレート。

5.最後のピース
 熱い絆が言葉・演奏の端々からにじみ出てくるようなロックバラード。ドラムの刻みがかなり細かいですが、これを演奏しながら歌っているとしたら只者ではありません。

6.パラリヤハッピー
 聴く人を明るくさせるハッピーソング。

7.恋愛スイッチ
 彼女たちならではのラブソング。女性ならではの気持ちがとても伝わります。

8.胸を張ってもいいんだよ
 この曲も熱さが歌詞によく出ていますね。間奏の各パートのソロ演奏が特に聴きどころ。

9.シナリオ
 アルバムの後半と感じさせる歌詞が印象的な楽曲。

10.白がこの街と僕を染める
 この曲は文字通りの聴かせるバラード。切なさを感じさせる部分が、歌詞以上に声の素晴らしさを感じさせます。ラストの伸ばしも圧巻。

11.リスキーリスキー
 良質なメロディーで作り上げるサウンドに、基礎能力の高さを感じさせる楽曲。

12.アルブスの少女
 アル「プ」スの少女ではなくアル「ブ」スの少女。タイトルだけでなく、歌詞も全体的に恐ろしく秀逸なセンス。女性目線の楽曲は数多くありますが、このテーマの目線は過去かなり少なかったものと思われます。曲の個性も結局のところこれが一番際立っているのではないでしょうか。

・シークレットトラック
 4分47秒のインストを収録。これぞロックバンドの極みとも言えるくらいに素晴らしい演奏です。なおそこまでに要するトラック数は64。ロックです。


(総評)
 良いアルバムであったと同時に、メジャーレーベルであるからゆえの苦悩も少し感じさせる作品でした。リードとなっている楽曲やシングル先行曲は、分かりやすさと小気味良さ・面白さも満載で素晴らしい出来です。ただ全体として収録曲のバリエーションは、一つの方向にまとめたと言えばその通りだと思いますが、個人的にはもっと一枚の中で幅があっていいかもしれないと感じました。
 ボーカル兼ドラムであるはなを筆頭に、歌や演奏能力の高さはCDで聴いても十二分に感じさせるもの。先日のビクターロック祭りで見る機会がありましたが、やはり彼女たちの真骨頂はライブにあります。パフォーマンスの強烈さ・演奏能力の高さ。その強いインパクトが今回のアルバムにまで出せているかと言われると、やっぱりもう少しという印象でしょうか。万人受けはあまり考えずに、彼女たちらしさをもっと濃く出す方が今は間違いなくトレンドだと思います。バンドの実力は今いるガールズバンドの中でも間違いなくトップクラスなので、今後の作品にあらためておおいに期待したいところですね。

 




posted by Kersee at 02:12| Comment(0) | アルバムレビュー(J-ROCK) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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