2017年02月09日

水樹奈々『NEOGENE CREATION』(2016.12.21)

NEOGENE CREATION(初回限定盤)(Blu-ray Disc付) - 水樹奈々
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NEOGENE CREATION(初回限定盤)(DVD付) - 水樹奈々
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NEOGENE CREATION(通常盤) - 水樹奈々
NEOGENE CREATION(通常盤) - 水樹奈々

1.めぐり逢うすべてに
2.STAND UP! ☆
3.Please Download
4.ALONE ARROWS
5.TWIST & TIGER
6.Rock Ride Riot
7.はつ恋 ☆
8.JEWEL
9.UNLIMITED BEAT
10.WAKE UP THE SOULS
11.STARTING NOW!(2016.7.13 Sg.)
12.GLORIA
13.RODEO COWGIRL
14.君よ叫べ
15.絶対的幸福論 ☆


 今年のアルバムレビューは形式を変えて、先に収録曲のタイトルを書いてから気になった曲の感想・あるいは全体的な印象などを書いていく形にします。3曲以内という限定で、「個人的このアルバムのオススメ曲」に☆マークもつけることにしました。まずはサンプル代わりに、昨年12月21日リリースの水樹奈々『NEOGENE CREATION』から。

 歌手デビュー16周年に入る彼女にとってオリジナルアルバムはこれが12枚目。個人的にレビューするのも4枚目になるので、作風は今さら書くまでもなく。ボリュームたっぷりの一枚に仕上がっています。既発曲は「STARTING NOW!」のみ、これまでのアルバムと比べても新曲の割合が高くなっています。朝にステーキを食べるような感覚になるのはこれまでと同様ですが、奈々様のアルバムを毎回聴いている人にとってはむしろこうでなくちゃ、と言いたくなる内容で、満足の出来ではないでしょうか。

 冒頭から説明すると、「めぐり逢うすべてに」はスケールが大きくて重いバラード。過去の「VIRGIN CODE」「アヴァロンの王冠」には初っ端からサウンド・演奏に圧倒されましたが、今回は奈々様の歌が演奏を牽引しているように聴こえます。内容は違えど凄味を最初から感じさせるという部分は共通しているので、彼女らしさを保っている中で新鮮さもあるという理想的な展開。

 2.〜6.はそれぞれ全く違うタイプのアップテンポ。RADWIMPSの「君と羊と青」も彷彿とさせる「STAND UP!」は大変スポーティー、調べるとやはり昨年9月の阪神甲子園球場ワンマンで初披露の新曲だったようです。そのために作られただろうというのが、一聴してもすぐ分かりますね。「Please Download」は所謂デジタルミュージック、「ALONE ARROWS」は王道クラシカル・ロックサウンド、「TWIST & TIGER」は裏拍をうまく使った管楽器サウンド、「Rock Ride Riot」もこれまた王道アニソンデジロックといった趣。

 7.と8.は個人的に今回のアルバムで最も好きな流れ。「はつ恋」は日本語で作られたタイトルが示すとおりの和風ロックですが、演歌歌手を目指していた経歴を持つ奈々様にとっては一番サマになっている歌唱のように感じました。艶やかに決めた後に聴く正統派バラード「JEWEL」が、「はつ恋」とまた違った形の歌の上手さがよく表れています。

 9.は安心安定高クオリティのElements Gardenサウンド。編曲は他の曲でもありますが作詞作曲で上松範康の名前が出てくるのがここだけ、という所に時の流れを感じさせる部分もあります。バンドサウンドが映える2曲、デジタルサウンドの12.を経てライブで盛り上げ曲になりそうな13.でそろそろアルバム終盤という流れになります。

 奈々様自身が作詞作曲した「君よ叫べ」のドラマティックなメロディー展開と歌唱にも胸を打たれますが、やはりこのアルバムを名盤にした存在はラストの「絶対的幸福論」。一つ一つの言葉がハッキリと伝わるラブバラードには、奈々様の優しさと気持ちが最大限にこもっているように感じます。PVで見る彼女の笑顔も大変綺麗で、一人の女性としての内面的魅力がすごく伝わってきます。”幸せになりたい”というワンフレーズをこれだけ明瞭かつ優しく歌えるアーティストは彼女が初めてかもしれません。気持ちが大変伝わる名曲でした。

 一曲あたりの情報量は相変わらず多いので、全体的な分かりやすさという意味ではなかなか大変な部分もありますが、ファンなら安心して聴ける名盤に仕上がっていると思います。声優・アニソン界でヒットしている後輩も増えていますが、やはりこのジャンルをここまで大きく成長させたのは奈々様の力あってこそ。「ETERNAL BLAZE」が11年前と考えるともう大ベテランになりつつありますが、鮮度はまだまだ落ちていません。引き続き今年以降の作品にも期待したいです。





posted by Kersee at 03:53| Comment(2) | アルバムレビュー(女性J-POP) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
今回からの書式、アルバムの全体の流れがより掴みやす
くなっていてすごく良いと思います。

今回のアルバムはカロリーは高いのは相変わらず
ですが昔よりシンプルな構成と歌詞で
よりメッセージ性が強くなっていて非常に良い
傾向だと個人的には思いました。ただ
ライブでのUNLIMITED BEATがドラム三台という
とんでも構成で凄まじすぎてCD音源では
物足りなくなってしまいましたw
Posted by カワセミ at 2017年02月09日 19:38
>カワセミさん
 ありがとうございます。それにしてもドラム三台というのは、なんて贅沢な編成…。
Posted by Kersee at 2017年02月18日 00:53
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