
Joyful Monster(初回生産限定盤)(DVD付) - Little Glee Monster

Joyful Monster(通常盤)(2CD) - Little Glee Monster

【Amazon.co.jp限定】Joyful Monster(初仕様付期間生産限定盤)(モンスター柄手鏡付) - Little Glee Monster
[Disc 1]
1.はじまりのうた(2016.11.9 Sg.)
2.My Best Frined(2016.5.11 Sg.)
3.春夏秋冬
4.私らしく生きてみたい(2016.8.17 Sg.)
5.Hop Step Jump! ☆
6.Catch me if you can ☆
7.君のようになりたい-Album ver.-(2016.8.17 Sg.)
8.Don't Worry Be Happy
9.Happy Gate(2016.5.11 Sg.)
10.青春フォトグラフ-ballad ver.-(2015.3.4 Sg.) ☆
11.オレンジ
12.会いにゆく
13.好きだ。-Studio live ver.-(2015.9.23 Sg.)
14.JOY
[Disc 2]
1.One more time, One more chance(1997・山崎まさよし)
2.何度でも(2005・DREAMS COME TRUE)
3.たしかなこと(2005・小田和正)
4.CAN'T TAKE MY EYES OFF OF YOU(1967・Frankie Valli)
5.SEASONS OF LOVE [Live](1996・ミュージカルRENT)
今年もアルバムレビューはLittle Glee Monsterが1作目となります。前作『Little Glee Monster』から1年、内容の濃い活動を経てリリースされた2作目のオリジナルアルバム。10代の成長は早い、そんなことを感じさせる作品に仕上がっています。
シングル曲が並ぶ序盤は想定内の素晴らしさですが、このアルバムは中盤が大変鮮やか。10代の希望とメッセージを兼ね備えたシングル曲「私らしく生きてみたい」、その勢いを高いクオリティで見事に表現している「Hop Step Jump!」、洋楽のカバーをバージョンアップさせたようなオリジナル全英語詞曲「Catch me if you can」、逆に『ジャングル・ブック』のテーマソングに日本語詞をつけた「君のようになりたい」。いずれも6人の歌唱がバッチリはまっています。ただ上手いだけでなく、言葉にも説得力を感じさせるというのが大きなポイントですね。成長を感じたと言えば「青春フォトグラフ-ballad ver.-」、編曲の所以もあるかとは思いますが、初めて聴いた時と比べて確実に感じ入るものが多くなったと実感します。
後半のバラード地帯に入るともうアルバム後半、あっという間にもうここまでと感じさせるアルバムです。一つ一つの言葉の温かさをあらためて噛みしめられる幸せな時間ですが、欲を言うとこの部分の新曲に前半〜中盤ほどの凄味を感じなかったので、ここは次作までのお楽しみということで。
カバーは5曲とも勿論良かったですが、個人的にはどちらかと言うと60年代〜70年代の歌謡曲・洋楽に絞った方が面白かったと思います。1.〜3.は、スタンダードと書くと聞こえはいいですが、選曲もアレンジもありふれていて良い意味での裏切りがあっても良かったのではないでしょうか。その分4.と5.は出色の出来。リトグリはカバーできる範囲が年代・ジャンルともにものすごく広いので、これもまた今後あるいはテレビ出演・ライブでのお楽しみといったところになるでしょうか。
まだ伸びる余地は様々な面でありそうですが、それでも確実に前作よりは良い出来に仕上がっています。6人の歌声をさらに活かすような作品を、今年の活動あるいは次作にまた大きく期待したいところですね。