2017年05月12日

西沢幸奏『Break Your Fate』(2017.3.15)

Break Your Fate - 西沢幸奏
Break Your Fate - 西沢幸奏
Break Your Fate (DVD付初回限定盤) - 西沢幸奏
Break Your Fate (DVD付初回限定盤) - 西沢幸奏

1.Break your fate
2.Shark
3.Gemini
4.Goodbye Graffiti
5.ピアチェーレ(2015.11.11 Sg.) ☆
6.Light and Shadow
7.Brand-new World(2015.11.11 Sg.)
8.Reason To Scream
9.The Asterisk War(2016.5.25 Sg.)
10.吹雪(2015.2.18 Sg.)
11.帰還(2016.11.23 Sg.) ☆
12.Feel This Moment ☆


 20歳を迎えて間もない、アニソン系メインに活躍する西沢幸奏の1stオリジナルアルバム。

 西沢さんと言えばやはり「吹雪」をまず一番に思い浮かべる人が多いかと思いますが、基本的にはそのイメージを軸にした作品という印象でした。いわゆるここ最近のアニソン系のトレンドの一つと言える、カッコ良いバンド演奏と非常に高い歌唱力で構成されるバンドロック。途中バラードなど静かな曲も入りますが、全体としてはやはり迫力満点のサウンドが大勢を占めています。

 冒頭数曲はまさしくここ最近のアニソンロックのトレンド。3.の「Gemini」は本来なら藍井エイルが歌うべき楽曲という印象でしたが、実際作曲も彼女に提供することが多い重永亮介。一部の曲を除いて作詞は西沢さん本人ですが、ポップなナンバー「Goodbye Graffiti」では作曲にも挑戦しています。

 ロック系でカッコ良くなるのは当然ですが、5.の「ピアチェーレ」は音数を抑えたアコースティックな雰囲気のバラード。一方6.の「Light and Shadow」はバンドサウンドが響き渡るバラード。彼女の歌声を堪能するには、迫力あるサウンドもいいのですが案外5.が一番素直に聴こえる印象もあって、好感が持てました。

 前半と後半を比べると、より聴き応えがあるのはやはり後半。シングル曲、特に『艦隊これくしょん』の2曲が並ぶ部分はやはり圧巻ですね。「ピアチェーレ」もそうでしたが「帰還」もそう、彼女は案外一つ一つのフレーズを丁寧に歌うタイプのバラードが最も聴き応えあるのではないかと感じました。ラストの「Feel This Moment」もスケールの大きいロックナンバー、日本語だけでなく英語の発音にも目をみはるものがあります。ONE OK ROCKっぽい曲を歌う女性歌手、という意味ではAimerを彷彿とさせる部分もあるかと感じましたが。

 1stアルバムということで、まだまだこれからの活躍をおおいに感じさせる作品という印象でした。歌の上手さはイメージ通りですが、意外とありふれたロック路線よりもバラードや正統派ポップスの方が合っているかもしれません。あと声量や音程以上に発音の素晴らしさが印象的だったので、もし自分がプロデュースするなら歌詞を明瞭に表現できるメロディーの曲を歌わせたいと思う次第。いずれにしてもレーベルがFlying Dogなので今後もしばらくはアニメ主題歌がメインになると思われます。今後の活躍に期待するとともに、楽曲・アニメともども良い作品に恵まれることをあらためて願いたいです。



posted by Kersee at 00:29| Comment(0) | アルバムレビュー(女性J-POP) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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