2017年05月19日

水瀬いのり『Innocent flower』(2017.4.5)

【Amazon.co.jp限定】Innocent flower【初回限定盤】(オリジナル缶バッチ付) - 水瀬いのり
【Amazon.co.jp限定】Innocent flower【初回限定盤】(オリジナル缶バッチ付) - 水瀬いのり
innocent flower(初回限定盤)(Blu-ray Disc付) - 水瀬いのり
innocent flower(初回限定盤)(Blu-ray Disc付) - 水瀬いのり

1.春空
2.夢のつぼみ(2015.12.2 Sg.)
3.Lucky Clover
4.コイセヨオトメ
5.涙のあとは
6.いつもずっと
7.Starry Wish(2016.11.9 Sg.) ☆
8.Will
9.星屑のコントレイル
10.旅の途中 ☆
11.harmony ribbon(2016.4.13 Sg.) ☆
12.Innocent flower


 『心が叫びたがってるんだ。』『ご注文はうさぎですか?』など、声優としての活躍が目覚ましい水瀬いのりの記念すべき1stアルバム。

 ざっくり感想を述べると、すごく王道です。それゆえに彼女の歌声がとても印象に残り、歌手としてどういう方向を目指すのかという名刺代わりとして十二分に作用している内容になっています。

 冒頭「春空」「夢のつぼみ」から分かりやすい歌い上げる系。丁寧に作られたメロディーに乗せられる、歌唱法と気持ちがバランス良く混ぜられた歌声。上手いながらもまだ完成されていない印象もある歌声は、特にサビ最高音辺りで目立ちます。ただそこに大変な将来性、未完の大器感がはっきり表れています。3〜5年後くらいの歌声で聴くと、今よりもはるかに進化して手がつけられないほどになる予感を感じさせる声だと思います。これは過去の女性歌手でもなかなか味わえなかった感触ですね。

 アップテンポの「Lucky Clover」「コイセヨオトメ」はライブでの盛り上げを意識したような内容。特に「コイセヨオトメ」はファンのコールもしやすそうで、数年後でも定番になりそうなナンバーです。「涙のあとは」までアップテンポが続いた後、「いつもずっと」は優しい歌声が印象に残るバラード。

 「Starry Wish」はこれぞシングル表題曲という雰囲気がイントロからも伝わる名曲。この流れが「Will」にも続いています。双方とも流麗なメロディーが印象的。「星屑のコントレイル」もElements Gardenメンバー提供の、”星空””疾走感”のフレーズがとても合う楽曲。

 アルバム後半に差しかかり、「旅の途中」は歌詞がその曲順に大変よく合っています。こういう人生を旅に例えたような楽曲は、個人的に滅法弱いです。「harmony ribbon」は私が彼女に興味を持つキッカケになった曲。作曲した多田慎也は、過去に「ポニーテールとシュシュ」という大名曲を作った人ですね。ラストの「Innocent flower」は、フィナーレという言葉がまさしく相応しいバラード。

 曲順は、前半で一般的な作りの楽曲を並べて後半にピークを持っていくというパターン。それゆえに聴いた後の印象はとても良いです。シングル表題曲、後半の楽曲を並べてもやはり目指すは大先輩の水樹奈々、といったところでしょうか。正直申し上げるとアルバムとしてのクオリティーはまだまだ伸びる余地あると思います。まずは色々なタイプの曲を歌って、本格的に色が見え始めるのは次のアルバム辺りからになるでしょうか。何度も書く通り、彼女の歌手としてのポテンシャルは計り知れないものがあります。引き続きおおいに期待したいです。



posted by Kersee at 23:33| Comment(0) | アルバムレビュー(女性J-POP) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。