2017年06月09日

三戸なつめ『なつめろ』(2017.4.26)

なつめろ - 三戸 なつめ
なつめろ - 三戸 なつめ
なつめろ(初回生産限定盤)(DVD付) - 三戸 なつめ
なつめろ(初回生産限定盤)(DVD付) - 三戸 なつめ

1.前髪切りすぎた(2015.4.8 Sg.) ☆
2.おでかけサマー
3.8ビットボーイ(2015.9.16 Sg.) ☆
4.I'll do my best(2016.4.6 Sg.)
5.コロニー(2015.4.8 Sg.)
6.ハナビラ(2017.2.22 Sg.)
7.もしもクッキング(2016.4.6 Sg.)
8.なつめろ
9.パズル(2017.2.22 Sg.)
10.ねむねむGO
11.わたしをフェスに連れてって(2015.8.5 配信Sg.) ☆
12.風船と針


 中田ヤスタカプロデュース、デビュー3年目となる三戸なつめの初オリジナルアルバム。これまで4枚のCDシングルと配信シングル1曲もリリースされていることもあって、オリジナルというよりは半ベストみたいな内容に仕上がっています。

 デビュー曲「前髪切りすぎた」でスタート。11本も作られたPVはYoutubeの公式チャンネルで全種類フルで閲覧可能。11本同時再生バージョンもあります。カオスですね。トラックはチョキチョキと入る擬音が特に良い味出してます。「おでかけサマー」はCD初収録ですが、Youtubeでは1年前に既にアップされています。”おでかけサマーもスキとYOU”はPVで見るとモスキート、蚊がフューチャーされる形になるようです。中田さんらしいメロディーと歌詞ですが、どこか落ち着きを感じさせるのはこれまでプロデュースしてきた歌手との大きな違い。

 「8ビットボーイ」は2年前の個人的名曲ランキングでもかなり上位に入りました。80's のゲームを象徴する8ビットと、それに完全に合致するテクノポップの音。完璧なサウンドです。「I'll do my best」はメロウに聴かせる楽曲。「コロニー」もそうですが、”頃に”と”コロニー”をかけたサビに幾分のインパクト。「ハナビラ」も良質なメロディーと言葉で聴かせるナンバー。「もしもクッキング」は少し懐かしいテイスト。と言っても昭和の時代ではなく、インディーズ時代のPerfumeにやや近い印象ですが。

 タイトルナンバー「なつめろ」は様々な音の色が織りなすポップなナンバー。リズムの作りなどきゃりーぱみゅぱみゅの「すんごいオーラ」に近い雰囲気があります。先行シングル「パズル」はノーマルに良い曲。スローに聴かせる「ねむねむGO」を経て「わたしをフェスに連れてって」はスピード感とコミカルさがよく出ている佳作。「君と夏フェス」「サママ・フェスティバル!」「あのコは夏フェス焼け」「フェス!!最高」など、このテーマの曲も増えてきましたね。ラストは「風船と針」、それらしいバラードに仕上がっています。

 全体的には聴きやすくて良いアルバムです。ただ冒頭を除くと派手さはあまりありません。案外良質なメロディーと歌声で聴かせる落ちついた曲の方が目立ちます。もっとも全曲中田ヤスタカ提供・プロデュースなので、良さは十二分に保証されています。ファッションモデルを経てメジャーレーベルでの歌手デビューが25歳というのは、いつの時代から見てもやや遅め。ですので年下のきゃりーぱみゅぱみゅと比べるとどうしても大人っぽいという感想が自然に生まれます。デビュー時はともかく、その後はあまり宣伝をしてもらえてない印象もあってセールスは残念ながら高くありませんでした。タレントとしては関西・MBSのレギュラー番組やコマーシャルを中心に安定していますが、今後の歌手活動に関しては若干の不安もあります。どうなるでしょうか。



posted by Kersee at 23:34| Comment(0) | アルバムレビュー(女性J-POP) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。