2017年11月15日

indigo la End『Crying End Roll』(2017.7.12)

Crying End Roll[初回限定盤] - Indigo la End
Crying End Roll[初回限定盤] - Indigo la End

Crying End Roll[通常盤] - Indigo la End
Crying End Roll[通常盤] - Indigo la End

1.想いきり
2.見せかけのラブソング
3.猫にも愛を ☆
4.End Roll I
5.鐘泣く命
6.知らない血 ☆
7.ココロネ(Remix by Qrion)
8.End Roll II
9.プレイバック ☆
10.天使にキスを
11.エーテル
12.夏夜のマジック(Remix by ちゃんMARI)


 リミックス曲を除いて全てオリジナル新曲が収録された、indigo la Endの4thオリジナルアルバム。

 "End Roll"というInterludeを挟む形の3部構成。1.〜3.は主に愛を描いた内容。冒頭のタイトルは「想いきり」ですが、ポップな音ながら歌詞・歌唱・演奏ともに雰囲気はどことなく重め。裏声を駆使して歌う「見せかけのラブソング」も悲哀を感じさせる楽曲、それゆえにメロディーの良さがより際立ちます。別れて情けない自分を猫に見立てたような「猫にも愛を」も秀逸。

 メロウな「鐘泣く命」で始まる第二章は「知らない血」が大きなキーポイント。言葉以上にドロドロさを感じさせる演奏はゲスの極み乙女。と全く違う味。激しさが外を向いている音を出すバンドはいっぱいいますが、内向きに感じさせるバンドはあまりないように思います。音作りの上手さとパフォーマンスの巧さ。この2つが見事に両立している秀作ですね。「ココロネ」はリミックス色強め、音色だけはPerfume方面で使いそうな雰囲気もあります。

 「End Roll」は音だけでしたが、「End Roll U」は川谷絵音の魂の叫び?も入ります。その後に続く「プレイバック」も秀逸。歌詞に描かれた「心」・魅せ場が立て続けに発生する演奏という「技」・メロディーと歌声とPVに登場する女性に美しさを感じさせる「体」。心技体が見事に揃った一曲と言って差し支えありません。「天使にキスを」「エーテル」も良曲、この2つは鍵盤楽器の音も目立ちますね。ラストの「夏夜のマジック」はリミックス、手掛けているのはちゃんMARIだそうです。

 言うまでもなく明るいアルバムとは程遠い内容で、ともすれば暗い・陰鬱とまで評しても良い作品かもしれません。ただそれ故にゲスだけでなく他のバンドとも大きく差別化されていて、インディゴらしさを強く感じさせるアルバムになっています。構成面他の魅せ方もさることながら、基本の基本と言える楽曲もしっかり作られていて、良いアルバムに仕上がっていますね。『達磨林檎』もそうですが、ここ数年のあれこれはしっかり音楽に反映されている気がしました。勿論それで迷惑を被った人もいるので全面的に肯定するわけにもいかないですが…。ただ音楽アルバムとしては間違いなく良い作品であることは保証できます。川谷絵音という人間にアレルギーがない方でしたら、是非手にとっておくべきアルバムではないでしょうか。









posted by Kersee at 15:01| Comment(0) | アルバムレビュー(J-ROCK) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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