2018年03月24日

Billboard JAPAN発新曲レビュー・2018年3月26日付

1位 AKB48「ジャーバージャ」

 CDセールスは今回も100万枚キープ。なんだかんだで枚数は売っていますが、ダウンロードだとTOP10に程遠く、ストリーミングではTOP100にも入っていません。ですので総合ランキングだとかろうじて1位を獲得したという形。Youtubeの再生数は、さすがに200万回までには達していますが欅坂46と比べるとかなりの差(これは欅坂46が凄いと考えるべきなのですが)。今作は岡田奈々が初のセンター、新しいメンバーも続々選抜に入っていますがやはり過去の面々と比べるとまだまだ知名度的には…といったところでしょうか。
 もっともシングル表題曲はなんだかんだ言いつつ毎回工夫を凝らしていまして。今作はゆっくりとしたテンポで、ハッキリとしたメロディーで思いっきり聴かせる曲に仕上げています。AKB48のシングルは51枚目になりますが、これまでの50曲のどれにも似ていないですね。歌いこなすには結構な歌唱力が要求されると思いますが、調べてみるとやはりセンターに抜擢された岡田奈々はかなりの歌の実力の持ち主のようで。もしかすると次代のAKB48を担うのは彼女なのかもしれません。そう考えると、大変意義深い作品になっていきそうな予感もあります。

2位 米津玄師「Lemon」

 既に相当なダウンロード数を先行配信で記録していますが、CDセールスも驚きの数字で約20万枚。これは先々週の星野源「ドラえもん」さえも上回っています。Youtubeの再生数だと、先程の「ドラえもん」と欅坂46「ガラスを割れ!」が1000万再生ですがこの曲はなんと3000万超え。とんでもない数字になっています。タイアップのTBS系ドラマ『アンナチュラル』もかなり上々の評判。その視聴者だけでなく、音楽通の立場から見ても昨年11月のアルバム『BOOTLEG』がCDショップ大賞というお墨付き。ここまで来ると、もう現在の日本における国民的シンガーソングライターという領域まで達したと言って良いのではないでしょうか。

4位 Perfume「無限未来」

 映画『ちはやふる−結び−』の主題歌になったこの曲もまた、ものすごい一曲です。タイトルからしてあり得ないスケール感ですが、楽曲・映像と聴覚や視覚に世界が広まるたびにその規模は何十倍にも何百倍にも膨れ上がります。生音ではない打ち込み音でこれだけの凄味を出せるのは間違いなくチーム・Perfumeしかいません。先日行われたNHKホールのステージ「Reframe」もそうですが、このキャリアにしてまだ新しいこと・凄いことへ果敢に挑戦する姿勢。アルバム『GAME』が10年前、ブレイクしてからも相当長くなりましたが未だに人気が全く衰えないのはひとえにそれが一番の理由なのでしょう。

6位 M!LK「ボクラなりレボリューション」

 見て楽しい・聴いて楽しい、そんな一曲に仕上がっています。一定の支持は確実に得ていますが、あと一歩。

8位 Little Glee Monster「ギュッと」

 今年最初のシングルはキラキラした音が耳に残る春らしいバラード。歌唱力の高さを魅せると言うより、歌唱力が高いからこそより映えるナンバーのような気がします。

12位 04 Limited Sazabys「My HERO」

 3分にも満たない疾走感満点の高速ロックナンバー。シンプル・イズ・ベスト、という感じもあるでしょうか。ノリノリのサウンドはライブ・フェスでもおおいに盛り上がりそうです。

16位 w-inds.「Dirty Talk」

 こちらはフォーリミとはまさしく対照的と言いますか、男性の色気がふんだんに出ているようなダンスナンバー。毎回毎回クオリティーは高いので、そろそろまたどこかで広く再評価されてもいいはず。

26位 DANCE EARTH PARTY feat.EDEN KAI「Anuenue」

 ハワイアンが色濃く出ているダンスナンバー。10年くらい前にはこういったサウンドもJ-POPで割と聴けましたが、考えてみるとなんだかとても久々。

28位 TrySail「WANTED GIRL」

 アニメ系音楽のかわいい方面は現在彼女たちが牽引している状況ですが、この曲は若干クール方面に寄っている印象もあるでしょうか。でも歌声はやっぱり3人ともかわいいですね。良いのではないでしょうか。

29位 X21「Friday Night Party」

 11枚目のシングル。何年か前にTIFで見た時はファンの熱狂度の薄さに驚きましたが、なんだかんだで結構長く続いています。さすが全日本国民的美少女コンテスト、といったところでしょうか。この曲はちょっと懐かしい雰囲気と大人数ならではのガヤがかなり活かされていて、かなり良い出来に仕上がっているように思います。

31位 Yogee New Waves「Bluemin' Days」

 「SPRING CAVE e.p.」収録曲。昨年辺りから注目度が上昇しているバンドですが、この曲はベースラインが非常に優れています。70年代のフォーク風と言うよりは、1990年代後半のサニーデイ・サービスっぽい楽曲という方が正確でしょうか。聴き心地の良いボーカルと技巧を感じさせる音の使い方が大変優れています。間違いなく、20年くらい経っても音楽通に愛されそうなバンドという感じがしますね。

35位 小倉 唯「白く咲く花」

 この人もTrySail同様かわいい系声優の代表ですが、今作は紗にかかったような美しさ・アーティスティック性を感じさせるナンバー。「Baby Sweet Berry Love」とか「Charming Do!」とか歌ってた頃とは全く違う内容です。当時10代だった彼女も22歳、むろんまだまだ若いですが、やはり多少は大人っぽく見えるようになったでしょうか。

49位 夢みるアドレセンス「桜」

 いつの間にか新メンバーが3人加わって7人体制になっています。今作はORANGE RANGEのNAOTO提供。良くも悪くも、数多ある「桜」の中で一番「桜」っぽくない楽曲のような。

54位 Thinking Dogs「愛は奇跡じゃない」

 ドがつく位の歌謡曲です。それよりも、PVに出てくる乃木坂46の与田祐希ちゃんがとてもかわいいですね。ちなみに作詞は秋元康なのだそうです。

59位 ジェニーハイ「片目で異常に恋してる」

 配信限定シングル、BSスカパー『BAZOOKA !!!』で結成されたバンド。ボーカルがtricotの中嶋イッキュウ、ギターと作詞作曲はおなじみ川谷絵音。ベースがくっきー、ドラムが小藪千豊でピアノがあの新垣隆。なんだかもの凄いメンバーですが、曲自体は川谷節全開といったところでしょうか。ピアノを目立たせる編曲にする辺りは、ゲスの極み乙女。とかなり共通している部分も多そうです。とりあえず今年もKOYABU SONICが開催されるとしたら、間違いなく出演することになるのではないでしょうか。

67位 スキマスイッチ「未来花」

 至高と言って差し支えない、常田真太郎のピアノと大橋卓弥のボーカルのみで構成されるバラード。アルバム『新空間アルゴリズム』収録。

72位 東京パフォーマンスドール「TRICK U」

 クールでカッコ良い打ち込み音とダンスが魅力的なナンバー。
posted by Kersee at 01:44| Comment(0) | Billboard JAPAN発新曲レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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