2018年04月15日

SCANDAL『HONEY』(2018.2.14)

HONEY(初回生産限定盤) - SCANDAL
HONEY(初回生産限定盤) - SCANDAL

HONEY(完全生産限定盤) - SCANDAL
HONEY(完全生産限定盤) - SCANDAL

1.プラットホームシンドローム ☆
2.OVER
3.テイクミーアウト(2016.7.27 Sg.)
4.Oh! No!
5.ミッドナイトシティ ☆
6.ショートショート
7.窓を開けたら
8.ふたり(2017.10.22 デジタルSg. c/w)
9.エレクトリックガール
10.恋するユニバース(2017.10.22 デジタルSg.) ☆


 通算8枚目、もうベテランと言っても差し支えないガールズバンド・SCANDALのオリジナルアルバム。


 セルフプロデュース色が高まり、『HELLO W0RLD』『YELLOW』と作品を経るに連れてロックバンドらしさが前面に出ている作品になっていますが、今作も前半はその傾向が更に強くなっています。冒頭「プラットホームシンドローム」はPVも作られているリードトラックですが、演奏はまさしくストレートなバンドロックそのもの。歌詞とちょっとしたコード進行に女性ならではの味も感じられて、まさしくSCANDALとしての厚みが出た楽曲と言い切って良い内容になっています。続く「OVER」もイントロから思いっきり感じられる力強い音。全体にわたってギターの入り方が抜群に良いです。おそらくライブではMAMIさんばっかり見てしまう楽曲になりそうな気もしますが…。


 2年前のシングル曲「テイクミーアウト」、これを聴くとやはり泉大津フェニックスの10周年記念野外ライブを思い出します。これまでのSCANDALになかったスピード・畳み掛けるような展開は何度聴いても圧巻。「Oh! No!」はギター・MAMIのソロ曲で王道J-POP。「ミッドナイトシティ」はサビがHARUNA、AメロとBメロは久々にRINAがボーカルを担当。文字通り、夜の都会をイメージしたようなナンバーに仕上がっています。やや高めの音域で構成されている「ショートショート」はコーラスワークや編曲も含めて少しキラキラした雰囲気、「窓を開けたら」は若干アンニュイな雰囲気もあるバラードで、ねごとの沙田瑞紀が編曲を担当。中盤曲が進むにつれて、楽曲の幅広さという以前からのSCANDALの長所がよく出てきています。


 切ない「ふたり」を経て早くもアルバム終盤、「エレクトリックガール」はライブ・フェスを意識したような歌謡曲系ナンバー。ラストは昨年のSCANDALの代表曲「恋するユニバース」。エロティックなPVが印象的でしたが、今作のジャケットも清楚な印象は全くなし。デジタルシングルという販売形態を含めても挑戦的な楽曲と言って良いですが、だからと言って全てが新しいわけでなく、曲作りに関してはこれまでの良さを踏襲している内容にも思います。とは言え、良くも悪くも10年前にはあまり想像できなかった今の姿であるのは確かなのかもしれません。

 バラエティー性が更に豊かになったとともに、これまで築き上げた太い軸がより強固になった作品です。間違いのないアルバム、と言って差し支えないでしょうか。活動期間の長いガールズバンド代表として、今後も応援していきたいです。

posted by Kersee at 12:59| Comment(0) | アルバムレビュー(女性J-POP) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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