2018年07月18日

SHISHAMO『SHISHAMO 5』(2018.6.20)

SHISHAMO 5(通常盤) - SHISHAMO
SHISHAMO 5(通常盤) - SHISHAMO

SHISHAMO 5 NO SPECIAL BOX(完全生産限定盤)(グッズ付:Tシャツ+ビニールポーチ) - SHISHAMO
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1.ねぇ、 ☆
2.ドキドキ(2018.3.21 Sg. c/w)
3.笑顔のおまじない(2017.8.2 Sg. c/w)
4.あなたと私の間柄
5.夢で逢う
6.あの娘の城
7.BYE BYE(2017.8.2 Sg.) ☆
8.同窓会
9.ほら、笑ってる(2017.10.25 Sg.)
10.サボテン(2017.10.25 Sg. c/w)
11.ロマンチックに恋して(2018.3.21 Sg. c/w)
12.水色の日々(2018.3.21 Sg.)
13.私の夜明け ☆


 毎年素晴らしいオリジナルアルバムを発表し続けているSHISHAMO、通算5枚目の今作も良い内容に仕上がっています。


 もう最初の一音で格が違うと言わんばかりの名曲「ねぇ、」。リズムの巧みさ、メロディー作りの巧さ、スリーピース以外の音にも巧さが光る編曲、上手いだけでなく少し艶やかさも加わったような気がする宮崎朝子の歌声、白色の爽やかさを前面に押し出したようなPV。出世作でもあり新たな代表曲でもあるこの曲は、これまた2018年トップクラスの名曲と言って間違いないかと思います。

 軽快なリズムが聴いていて楽しい「ドキドキ」、SHISHAMOのポップ性が思いっきり発揮されている「笑顔のおまじない」は先行シングルのカップリング。そういえば彼女たちはこれまでほとんどのシングルカップリング曲がアルバムに収録されています。その分リリース間隔もあまり空かずにコンスタントに発表できるわけですね。「あなたと私の間柄」「夢で逢う」「あの娘の城」は今作オリジナルの新曲。ゆったりとしたリズムの「あなたと私の間柄」は各パートの音がハッキリと出ていて、これぞスリーピースバンド冥利に尽きるという内容。「夢で逢う」はもっとスローで、アコースティックにするとより映える楽曲。ベースソロが聴きどころになるでしょうか。「あの娘の城」はスピーディーとシリアスさが混ざりあったナンバーで、ライブだと特に映える楽曲と言えそうです。


 昨年のシングル曲「BYE BYE」はSHISHAMO、特に松岡彩の代表作として語り継ぎたいナンバー。イントロが一番目立ちますが、曲全体を通してもゴリゴリとしたベースラインの凄さが光ります。もしかすると日本のガールズバンド史上最強のベースラインではないでしょうか。地味ながらも表現の巧さがこれまた光る「同窓会」を経て、「ほら、笑ってる」「サボテン」は昨年10月のシングル盤そのままの曲順。双方とも映画『ミックス。』の主題歌と挿入歌、制作者側でもこの2曲は一体のイメージがかなり強いのかもしれません。


 青春とキラキラを感じさせる「ロマンチックに恋して」は弦楽器アレンジ、カルピスウォーターのCMソング「水色の日々」は小林武史がアレンジで参加。スリーピース以上の表現も積極的に取り入れるようになった最近のSHISHAMOですが、この2曲は現代進行形のSHISHAMOの象徴と言える作品でもあります。ラストは「私の夜明け」。宮崎朝子が渾身の気持ちを込めて書いた歌詞には、彼女のリアルがふんだんに詰まった内容に仕上がっています。決して明るくポップな作品ではないですが、それでも何度か聴くと自然にサビの歌詞を口ずさみたくなる、リスナーの気持ちに寄り添ってくれる作品と言って良いのではないでしょうか。


 前作『SHISHAMO 4』ほど際立った楽曲があるわけではなく、それゆえに若干地味さも感じさせるアルバムではありますが、同時にSHISHAMOの基礎能力の高さをあらためて感じさせる作品に仕上がっているように思います。やっぱり歌や演奏能力に長けているミュージシャンの作品は安心して聴くことが出来ますね。今月28日に控えている川崎・等々力陸上競技場でのライブもあらためて楽しみです。


posted by Kersee at 23:48| Comment(0) | アルバムレビュー(J-ROCK) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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