2008年03月13日

3月11日OA・NHK歌謡コンサートより新曲レビュー(前編)

 今回のオンエアは全て新曲ということで、来週分と合わせて2回に分けてレビューしたいと思います。今回は番組前半の7曲をレビューしていきます。ちなみに来週分はおそらく1曲しかレビューしないと思います(新曲を歌うと思われる氷川きよし、ジェロ、中村美律子は既にレビュー済なので…)。

 また今回から演歌・歌謡曲部門のオリコンシングルTOP10も掲載していきます。今年に入ってから明らかに演歌・歌謡曲に変化が多く、話題も多いですからね。なお順位はオリコンシングルチャートを元にしています。

5位 ジェロ「海雪」
13位 天童よしみ「幸せはすぐそこに…」
19位 氷川きよし「玄海船歌」
20位 すぎもとまさと「吾亦紅」
24位 清水博正「雨恋々」
35位 石原詢子「なごり雨」
38位 上杉香緒里「おけさ海峡」
39位 和田アキ子「幸せのちから」
43位 北川大介「横浜ルージュ」
44位 神野美伽「若狭の女」

 注目は天童よしみ。なんと週間売上1万枚台。彼女にとってはいつ以来の出来事になるのでしょうか。あと和田アキ子も例年より明らかに売れている気がしますね。基本的に100位前後がやっとの売上ですから。また今回歌謡コンサートに出演した清水博正、石原詢子辺りも来週のランクアップが期待できそうです。

 それでは曲のレビューに入りましょう。

長山洋子「望郷ひとり泣き」
 「じょんから女節」と同様、作詞:鈴木紀代、作曲:西つよしのコンビ。澤田勝秋の津軽三味線の演奏がこの曲に色を添えます。
 金木とか五所川原とかの地名があることからわかる通り、青森県を扱ったご当地演歌です。最近の演歌はどこかしら地方を扱った曲の方がヒットする確率は高いので妥当な選択でしょうか。
 悪い曲じゃないですし、相変わらず歌う時のフリは大きいですが派手さは「じょんから女節」の1/4程度。彼女の場合何か変わった試みを行った曲はよくヒットしますがノーマルな演歌はあまりヒットしないことが多いので、そこの所どうなるのか、注目です。

石原詢子「なごり雨」
 傘を持ちながら歌っています。でもサビの歌詞は「傘も持たずに」なんですよね(笑)でもって、2番になると傘を置いている。見ていて結構面白いです。これは本人、かなり勝負をかけてます。
 曲に非常に合った演出ですし、和を思わせる振りも美しく決まっています。歌唱も大変安定していてうまいですし、見事に曲とステージが一体化しています。これはかなり売れるんじゃないでしょうか。「みれん酒」以来の大ヒットを期待したいです。

田川寿美「誰も泣きたい時代だね」
 1980年代後半によくありそうなタイプの演歌かな、というのが第一印象。「女人高野」ばりのイカした曲も聴いてみたいですが、今の彼女にはこういった曲の方が似合っているかもしれません。
 1992年のデビュー当時の年齢は17歳。そう考えるとまだ32歳なんだ、と個人的には感じました。既にベテランの風格漂っているのですが。少なくともaikoと同じ生年月日とは全く思えません。

松永ひと美「夜祭り恋唄」
 作詞:吉田旺、作曲:弦哲也。軽いというか、安っぽい。NHKよりもUHFとかスカパーの方が合っているような気がします。深夜のCMとかでよく流れてそうな印象。
 まあ憶えやすい曲ではあると思うんですが。ラッセラッセラッセーラとか耳に残りますし。でも1回聴いて買いたいかと言われると、個人的には全く思えない…。

松原健之「冬のひまわり」
 作詞:五木寛之、作曲:弦哲也。どうしてこんな大物が作詞した曲を若手なのに歌えるかというと、経歴をみれば一目瞭然でした。今後北山たけしと覇を競うことになるのでしょうか。
 歌い方が五木ひろしそっくり。まあ左手の拳は入ってませんが。声は演歌歌手にしては澄み切り過ぎのような感も。ルックスは良いのですが、歌唱力という観点からみると、売れるまではまだまだ時間がかかりそう。あんまり曲は印象に残りませんでした。

あさみちゆき「あさがお」
 今でも井の頭公園で歌っているとか。でもストリートミュージシャンって、カバー曲以外は自分で作詞作曲しているイメージがあります。彼女はそうではないので、その点少し説得力が足りないような気も。
 ルックスがなんとなく島谷ひとみに似てます。声は別として、歌い方も少し似ているような。有線でのリクエストは多いみたいなので、まず今年は日本有線大賞の出演を目指した方が良いと思います。
 相変わらずの70年代フォークテイスト。個人的にはシングルよりもアルバム主体でやった方がいいような気も。もっとも演歌・歌謡曲はシングル主体の市場ですが…。

和田青児「エンジンのない舟」
 松永(実はこの人も中堅)、松原、あさみと続く若手という紹介ですがこの人は10年目で明らかに中堅。デビューまで11年かかっているので随分な年齢です。ちなみに北島事務所所属。裏では北山たけしにものすごく嫉妬してそう。
 曲はド演歌。でも個人的にはなかなか良いと思いました。ほどほどに難しい曲で、演歌好きの間ではカラオケで人気が出そう。

 この続きは来週の木曜日にレビューします。
posted by K-Marine at 21:04| Comment(3) | TrackBack(0) | NHK歌謡コンサート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 松永ひと美さん、松原健之(たけし)さん
和田青児さんのHPをリンクします。

 和田さんだけでなく、小金沢昇司さん
山口ひろ美さんなんかも北山さんに
嫉妬していそうですね。
 和田さんはキャリアは長いですが昭和44年
の生まれですから事務所では若手のほうでしょうね。


http://www.shake-hands.info/matsunaga/ 

http://itsukitake.exblog.jp/

http://www.kitajima-music.co.jp/seiji/index.html

Posted by 達 at 2008年03月13日 21:52
和田アキ子、39位だったんですか?
ものすごく久しぶりにいい順位ではないでしょうか。

天童よしみも売れているようで、今年の紅白が楽しみになってきました。

北山たけしは先日えみちゃんねるに出ているのをみました。全くバラエティ慣れしていないように見えましたが、突っ込んだことを聞かれても不自然さやいっぱいいっぱい感がなく、話し口調が柔らかく洗練された感じ。紅白のステージでなんとなくできていたイメージと違いました。
他の歌手から嫉妬されやすいかどうかはちょっとわかりませんけれども、彼をうらやむ人は多いような気がします。
Posted by 熱帯魚 at 2008年03月13日 23:37
>達さん
 小金沢さんはどうでしょう。あのCMで随分稼いだでしょうし(笑)山口さんも女性だからまた違う印象かと思います。

>熱帯魚さん
 アッコはTOP50に入ったこと自体「だってしょうがないじゃない」以来らしいです(19年ぶりの快挙?)。今年はやけに演歌・歌謡曲が元気です。紅白でもその影響は少なからず出るのではないでしょうか。
 北山たけしが嫉妬されやすいかどうかは別として、和田さんは嫉妬してるのが普通でしょう、キャリアを考えると(汗)多分歌だけじゃなく話し方とかもかなり鍛えられてるんでしょうね。
Posted by K-Marine at 2008年03月15日 21:54
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/89466610
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック