2012年03月09日

FUNKY MONKEY BABYS『ファンキーモンキーベイビーズ 4』

(楽曲レビュー)
1.アワービート
 14thシングル「あとひとつ」のc/w。打ち込みのサウンドが目立つテンションの高さはアルバムの出だし曲としては最適。

2.八王子純愛物語
 彼らの地元八王子をテーマにしたラブソング。八王子市民なら共感できる地名が多々ありそうな。というか日本の商業音楽史上、八王子のご当地ソングは初めてなのでは。歌詞もさることながらストリングスの入ったサウンドも雰囲気たっぷりで、このアルバム屈指の名曲だと思いました。

3.あとひとつ
 14thシングル。このアルバムの中では代表曲になりますね。今更語るまでもない名曲。

4.ランウェイ☆ビート
 15thシングル。同タイトルの映画の主題歌。前向きな歌詞。

5.愛の歌
 17thシングル「LOVE SONG」のc/w。「めざまし×ファンモン ソングエイド」応援ソング。打ち込みサウンドがバックの盛り上げ系。

6.未来の君へ
 未来の君というよりも未来の自分たちに向けた応援歌という趣の曲。親世代から見たら中高生に聴いて欲しい歌の上位に必ずランクインさせたい曲。なんだか卒業式のスピーチみたいです。まあそこがファンモンらしくて良いのですが。

7.大切
 13thシングル。映画『書道ガールズ!! わたしたちの甲子園』主題歌。それらしく歌い上げ系のバラード。近年のシングル曲の中では一番多いパターン。

8.LOVE SONG
 17thシングル。「よみうりランドジェルミネーション」キャンペーンソング。こちらはちょっと切なめのバラード。

9.真夏のマジック〜Sun's Feelings〜
 14thシングル「あとひとつ」のc/w。歌い出しがEXILEっぽく、歌に入るとちょっとケツメイシっぽく。いかにも夏のラップ曲らしい仕上がり。

10.悲しみなんて笑い飛ばせ
 ギターやベースなどバンドサウンドが収録曲の中で一番目立ってる曲ではないでしょうか。前向きな歌詞とアゲアゲなサウンド、サビ後半はコール推奨といった趣もあってライブでは定番曲になりそう。

11.それでも信じてる
 16thシングル。東日本大震災を経験して、それによる心境の変化から制作・発表に至った楽曲。ドラマ『アスコーマーチ〜明日香工業高校物語〜』主題歌。

12.空
 タイトル通りの浮遊感を表現したサウンドが特徴。万人受けではないものの面白味があって、良い意味でアルバムならではの楽曲。

13.ラブレター
 16thシングル。純な歌詞とストリングスの演奏が特色。

14.HAPPY BIRTHDAY
 跳ねるようなリズムとギター演奏が目立つ、聴いていて思わず踊り出したくなるような曲。ツアーでメンバーの誕生日にブチ当たった時には100%の確率で歌われる物と思われます。これもライブで選曲されると必ず盛り上がるでしょう。

15.サヨナラの向こう側
 15thシングル「ランウェイ☆ビート」のc/w。『ズームイン!!SUPER』の、本当の意味でのラストの天気予報BGMとして使われた曲。もっとも震災後は「あとひとつ」が使用されていたらしいですが。曲はラストにふさわしい壮大なバラード。


(総評)
 どの曲も粒揃いで良いアルバムだと思いますが、元々曲の幅が広いグループではない上に中盤以降は5分超の曲が多く並ぶので、ファン以外の人が通しで聴くには飽きがきやすいアルバムでもあるように思いました。シングル曲が多くて馴染みがあって聴きやすいかと思いきや、案外アルバム初収録の新曲の方にお気に入りの曲が多いようにも感じたり。日常の風景や人々の機微を書かせることに関しては一流とも言える彼らの歌詞は映画・ドラマのタイアップには実にもってこいのアーティストであると感じるとともに、それがシングルに限定して考えると楽曲の幅を狭めてしまってる弊害も出ているような。だからこそこのアルバムの存在価値がより高いとも言えます。個人的には通しで聴くより一曲一曲単位でじっくり味わうのがこのアルバム、あるいはファンモンそのものを楽しむには最も良い方法ではないかと思いました。
posted by Kersee at 21:18| Comment(0) | アルバムレビュー(男性J-POP) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする