2012年04月29日

Japanese Music 2×Beautiful Dreamer「1997年 年間チャートトップ100レビュー X(クロス)」その9

20位 Liar! Liar!/B'z 売上78.4万枚
MOMA(以下M):10月発売だったので累計は79.4万枚。
Kersee(以下K):もちろん初登場1位ですが次週以降のリリースが豪華すぎで順位の落ち方がやや早かった印象。
M:ミリオンにも届かなくなり、1位取ってもB'zは急落するというイメージがありました。
K:楽曲の方はかなりロックなテイスト、3分25秒でコンパクトにまとめた印象もあり。その点では前作とはかなり対照的。
M:この曲は歌詞が面白いですね。「ZERO」に続いて車で突っ込もうとしたり、最後はついに「誰もがLiar」ですよ。人間不信になっちゃった(笑)
K:そこまでいきますか(汗)個人的には2番のAメロが一番印象的ですね。それってダンゴウ社会。
M:「政府は火星人と」ってところですね。火星人が出てくるロックはなかなかないですよ。
K:でもこういう批判精神が込められた曲はとてもロックらしいという感じはしますが、案外B'zでは珍しい部類の曲なのかも。
M:見た目やサウンドの割にわりと情けない歌詞もけっこうありますが、この曲は逆ギレしたパターンですね。
K:まあB'zじゃかなかったら80万枚も売れるタイプの曲ではないような気もします。

19位 SHAKE/SMAP 売上87.6万枚
K:表記は「SHAKE」なのか「"shake"」なのかイマイチ判然としない部分がありますが。
M:当時のシングルジャケットでの表記が「"shake"」だったのでチャートでもそう表記したんでしょう。歌詞カードでは最初から「SHAKE」だったので正解は「SHAKE」かと。
K:今考えるとCDジャケットが「"shake"」で曲名が「SHAKE」という判断なのかも。当時のシングルはほぼ100%「タイトル名=曲名」という認識だったでしょうし。で、この曲は1996年11月18日リリースで、96年の年末にも紅白を始めとした番組で歌われたのですが集計期間的には完全に1997年の曲。
M:チョベリバ、チョベリグが女子高生の間で流行っていたのを思い出す曲です。
K:勢い満点の曲でしたね。Bメロでのキムタクソロの弾けっぷりなんかは特に。
M:当時から少しCDと変えた歌い方していて中居君が「木村のああいうのが(自分は出来ないので)うらやましい」って言ってた記憶が。
K:まあ中居くんはある意味常にCDとは違う歌い方してるんですけどね。
M:5人になって2連続で最高売上を更新して、アベレージではこの時期がピークでしたね。今でも3大ミリオンに続く売上だし。
K:グループとしては明らかに上り調子の時期でしたね。やはりスマスマ放送開始がそれに拍車を掛けたのかな、と思います。
M:月9の視聴率も97年がピークでしたけど、それに続くスマスマも高視聴率連発でしたからね。
K:97年の月9は『バージンロード』『ひとつ屋根の下2』『ビーチボーイズ』『ラブジェネレーション』ですか。確かに全部ヒットドラマでしたね。

18位 渚にまつわるエトセトラ/Puffy 売上88.1万枚
K:Puffy4枚目のシングル。井上陽水作詞は「アジアの純真」以来。
M:カニ食べ行こう♪というお気楽な歌詞ただパンチするだけの緩い振りが逆にインパクトだった(笑)
K:陽水氏の歌詞の発想力がものすごいですよねこの曲は。「止まり木にあのハリソン・フォード」って。(爆)
M:「アジアの純真」もワケ分かんないもんなぁ(笑)
K:北京 ベルリン ダブリン リベリア。北京以降は全然アジアに関係ないという。
M:この曲は大ヒットしましたが、結果的には次回作以降からガクンと下がってしまったので下手したらここまでしか知らない人も多いかも?
K:そういう人は多いかもしれませんね。この年の末の「MOTHER」はドラマ主題歌で、メンバー2人もそのドラマに出演していましたが。
M:ギターもって歌ってましたが何か楽曲の勢いが落ちたなぁと当時思いました。まさかその後現在まで活動が続くとは思わなかった(汗)
K:アメリカ進出も成功したりして。あと1997年は井上陽水奥田民生がユニットを組んで「ありがとう」をリリースした年であることも特筆すべき事項として記しておきます。
M:けっこう印象に残ってますね。トップ100クラスではなかったのか…。

17位 口唇/GLAY 売上99.1万枚
K:前年ブレイクしたGLAYが更に勢いを増した曲として名高いナンバー。かなり激しめのロック曲。
M:この数字と当時のチャートレベルからして、03年以降みたいに200位まで集計していれば余裕でミリオン超えていたでしょう。
K:間違いないですね。
M:生まれて初めて嫌いになったのがこの曲。理由:好きだった「セロリ」を抑えて1位取りやがった(笑)
K:それはまた。ちなみに今でもこの曲は…?
M:正直そんなに好きじゃないですね。「グロリアス」「BELOVED」で売れてきたバンドとしてはちょっと非売れ線に思えますし。
K:確かにその2曲とは全く異なるイメージでしたからね。この曲発売時にはそれより前の曲を聴いてない段階なので、初めて聴いた時には私もちょっと意外に感じました。
M:前述の2曲と「a boy〜ずっと忘れない〜」も耳には残っていていいバンドなのかな?とほのかに思っていたので、ちょっと受け付けなかったですねぇ(汗)
K:ただこの曲は年を経つごとに好きになっていきました。後年の「誘惑」「サバイバル」辺りと比べても遜色はないかと。あとc/wは前アルバムからのカットで「春を愛する人」でしたが、これはまさに文句なしの名曲。
M:あれはGLAYの中でも指折りの名曲だと思います。当時手に取ってないので『DRIVE〜GLAY complete BEST〜』出るまで知らなかったのが悔やまれる(汗)

16位 Calling/B'z 売上100.0万枚
K:ここから遂にミリオンセラー。といっても前年が19作、その前が28作なので実はこの時点で低落傾向。
M:ドラマ『ガラスの仮面』主題歌。野際陽子が原作漫画そのまんまだと評判に(笑)
K:主演は安達祐実でしたね。月曜8時の時間帯で、個人的にはフジテレビを見てたので見てませんでしたが(汗 テレ朝のこの時間史上でもトップクラスのヒット作ではなかったでしょうか。
M:翌年には続編、翌々年にはSP完結編も作られましたし、安達祐実としては「家なき子」に続く代表作に。SPではライバル役だった松本恵が引退状態になって出られないので役者交代…。
K:さて、曲の方ですがアップテンポかと思いきやバラード。曲の冒頭とラストにサビが来るという構成。CMと全体では全然印象が違ったと思われます。
M:ロックパートとバラードパートの2曲をくっつけた感じですね。バラードパートにはバラードパートのサビがありますし。
K:ただどちらのパートにも共通しているのは松本孝弘氏のギターの名演奏っぷり。この曲は特に格別と言っていいほど。
M:あんまりドラマの内容覚えてないけどいいところでかかっていたので、ギターよりメロディーが印象に残ってます。それで当時もレンタルしたのかな、確か。
K:この辺、ドラマを見てるか見てないかが印象はやっぱり変わるんでしょうねぇ。
M:ちなみに実は視聴率は10%ちょいしか取れてなかったので、インパクトの割には知らない人は全く知らないかも(汗)

15位 Glass/河村隆一 売上101.1万枚
K:この曲が1997年河村隆一の2作目ですが、かなりのロングセラーの末ミリオンヒット。TOP10にランクインしていた期間も相当長かったような。
M:当時リリースに反対する向きもあったようですが、確かにあまりシングル向けっぽい感じのしない暗い曲です。ただそれでも圧倒的に引き込まれます。
K:歌唱がすごかったですね。というかサビで歌ってる時の顔が自分的はツボで(笑)
M:「ほんとのうたばん」で木梨憲武がパロッた時は最高に笑いました。サビの高音で奇声を上げるとセットが崩壊してダイブするというオチで(笑)
K:そうですそうです!(爆)あれはあの番組史上最高傑作だと思いますよ。
M:木梨憲武がやるのは真面目にマネ→ふざける→ダイブというのが多かったですが、特にこのパロディは今でも覚えているくらい傑作でした。
K:おかげでこの曲のPVを見るたびにそれを思い出してしまう体にw
M:そうなんですよね。ただ実際のPVは河村隆一のカッコよさのピークだったんじゃないかというくらいカッコいいです(フォロー)
K:ものすごくカッコ良かったです。ただ歌番組で歌うとサビの部分で顔が崩れまくりで…(フォロー台無し)まあそれだけ熱唱してたということで。
M:ただ最大のヒット曲の割にはその後あんまり歌ってないんですよね。紅白も「Love is...」だし。

14位 Hate tell a lie/華原朋美 売上105.9万枚
K:この曲と「Glass」は同日(4月23日)リリースで、朋ちゃん1位で隆一2位という結果でした。
M:初動は32万と14万と大差だったのに累計では随分詰めましたね。この曲も3週連続1位取ってますけど。
K:「save your dream」は実はミリオン未達成で、「LOVE BRACE」はアルバムからのカットなのでシングルのミリオンはこの曲が3作ぶりでした。
M:当時はいい曲だなぁと思ってたんですが、随分後になってちゃんと聞いたら歌詞が…ラリってる(笑)
K:15年経ってもこの歌詞の意味はよく分かりません(笑)まあ現状の生活に満足いってないというのがテーマっぽいですが、満足してないどころかクスリで現実逃避してるんじゃないかとまで思ってしまうような…(汗)
M:以降の楽曲の崩壊っぷりと破局という結末を知ってから聞くと、サビの歌詞を歌わせた小室哲哉が怖すぎます(笑)
K:ただこの曲の構成は凄いと思うんですよ。一筋縄ではいかない、先の読めない展開っぷりが。まあ歌詞もある意味そうなのかもしれないですが。
M:歌詞は…深みがあると見せかけて…実のところ…適当…としか…思えな…(汗)
K:うーん…。ただ「I'm proud」や「I BELIEVE」とは全く違う世界観であることは確かですね(笑)
M:色々な意味でギリギリのバランスで成り立っていた奇跡の1曲だったということで(笑)

13位 a walk in the park/安室奈美恵 売上106.7万枚
K:この曲も1996年11月27日リリースですが売上は全て1997年の年間チャートの範囲内。
M:よく覚えている曲だけど…なんだろう…特に印象が無い(汗)アップテンポなシングルは攻撃的なのばかりだったからこういうポップなのは意外と他にないかも?
K:これですねぇ、いい曲なんですけどやっぱり印象がちょっと薄いんですよね。一応ミリオン売ったんですが「Chase the Chance」「Don't wanna cry」「Body Feels EXIT」他の代表曲の陰に隠れてるといいますか…。
M:スマスマで富士山登山の企画(草g2日酔い)の時に、登山前に安室が電話かけてきてくれてこの曲を電話越しで歌っていた(登山が決定した回のビストロで約束)…くらいかな…(マニアック)
K:多分見てたかもですけど、全く記憶ないですそんなエピソードは(汗)曲はおっしゃる通りポップな内容で、PVも白を基調とした明るい内容。トラックにはない効果音の演出もあったりして。
M:この頃までかな?鈴木蘭々と『ポンキッキーズ』でウサギの着ぐるみで踊ってて最初の印象がそっちだったからアーティスト活動とギャップありすぎて戸惑いました。そのイメージではこの曲が最も近いものはあったように記憶してます。
K:あとはこの時期夜もヒッパレのレギュラー、そして日曜昼に『アムロ今田きっとNO.1』たる番組もやってました。どちらもNTV。

12位 Red Angel/ポケットビスケッツ 売上109.8万枚
K:ポケビといえばタイトルに色がついてるのが特徴で、デビュー曲が青、その次が黄色。この作品は赤。
M:ウリナリで毎週のように〜できなかった解散!とか発売をかけた対決!とかやってたので熱かったです。
K:先述した通り私はウリナリを見てなかったので多くを語れません(汗)一応この曲でHEY!×3の特番に出演していますね。もちろんMステ出演は一回もなし。
M:内村は間奏だけ本当にキーボード弾いてます。ウドがエレクトリックドラムだったけど…活動後期には無かったことに(笑)
K:そのウドがメインになったのが次の「GREEN MAN」でしたよね。ビックリするくらい売れなかったことを憶えております(爆)
M:3位には入りましたが急落しましたね。ライブではかなり盛り上がる曲でした。
K:この曲は最高2位でしたけどロングセラーでしたね。
M:冬の間ヒットしてたし、前2作もまだ下位をウロウロしててノリノリな時期でしたね。
K:ポケビのライバルであるブラックビスケッツのCDデビューがこの年の12月でしたか。
M:登場したのは97年に入ってわりとすぐで。ライバルとして登場→悪役として当時の子供たちに嫌われる→高額木彫り人形による貧乏&不幸展開を経て同情を買う→デビュー。
K:確かポケビのCDリリースがそれで一回ボツになったんでしたっけ。
M:番組最大ヒットのブラビの「Timing」が出た時ですね。勝者が出すという対決でした。

11位 白い雲のように/猿岩石 売上113.1万枚
K:この曲も、というより猿岩石が有名になったことも間違いなくNTVの力でしたよね。
M:初登場25位から4週目に3位まで上り詰めたデビュー作。
K:ちょうど1996年の年末のリリースで、年が明けてたらものすごく上位にランクインしていましたね。
M:「電波少年」のコーナーでやってたユーラシア大陸横断ヒッチハイク企画が超当たりして大スターに。そのノリでいきなりCDが出た(笑)
K:しかし藤井兄弟提供とは言え、ここまでヒットするとはリリース当時ほとんどの人が思ってなかったのでは…。
M:旅を連想させる楽曲もマッチしていたとはいえ、ここまでとは思ってなかったでしょうね。有吉はともかく、森脇が意外と歌えたっていうのも驚かれていたような。
K:それは当時でも記憶にありますね。お笑いコンビの音楽作品がここまでヒットするのは多分とんねるず以来だと思うんですが、この曲は本当に至ってマジメで。
M:最後まで一貫してふざけた曲どころかちょっとした遊びすらやりませんでしたからね。1stアルバムなんかフォトブックまでついてたけど、もう顔が全部マジで。
K:でもアルバムのタイトルは『まぐれ』でしたね。ちなみに藤井兄弟はこの年F-BLOODというユニットを組んで「I」をリリースしたんですが思ったほど売れず。翌年「SHOOTING STAR」が長野五輪NHKタイアップにもなったのですがなんとTOP10にも入らず…。
M:藤井フミヤのソロでもヒットが出なくなってきてて…でもこの曲やV6提供の「GENERATION GAP」など提供が好調でした。
K:この年の藤井フミヤのソロは「DO NOT」「Go the Distance」。前者は惜しくも年間101位。後者はこの年の紅白で歌われましたが、紅白出場はこの年が今のところ最後。
M:ちなみに猿岩石の中では好きな曲を順番に挙げていくと実は後半になってしまう(笑)いい曲多かったです。
K:「Christmas」「君に会いに行こう」辺りまではなんだかんだで耳には入ってました。CMタイアップで起用されることも結構多かったですし。
M:どんどん売れなくなっていったのが悲しかった(泣)俺が応援すると売れなくなる法則はまさしくここから始ま(消し)
K:ちなみにこの後の猿岩石の2人の経緯はおそらく皆さんご存知だと思いますので省略。


posted by Kersee at 22:35| Comment(0) | 対談レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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