1.踵で愛を打ち鳴らせ
ベストアルバム発売後初となるアジカンの新曲は、これまでの彼らの曲と比べて少しキャッチーさが目立つでしょうか。爽やかという言葉はさすがに違うと思いますが、全体的に明るめのメロディー、コード進行で曲が作られているような気がしました。”オールウェイズ”で始まる歌詞は特に耳に残りますね。
ただこの作品は曲以上にPVの出来が非常に素晴らしいです。上部からのアングルを主体としたカメラショット、サビで繰り広げられる大人数のダンス、(なんとボーカルの後藤正文まで踊っていらっしゃる!)その映像から繰り広げられるインパクトやこだわり度。どれをとっても超一流で、おそらく年末になっても2012年の十本の指に入るPVになることは間違いないと思われます。「君の街まで」「ブルートレイン」など傑作PVが多いアジカンですが、この曲のその仲間に加わることになるでしょう。
2.リロードリロード
演奏時間2分に満たない曲。アップテンポなロックナンバー。2番から間奏に入るかなという所でそのまま曲終了、という感じ。
(総評)
良い意味でいつものアジカンらしい作品だと思いました。PVはYoutubeの公式で見れるので、あまり彼らに関心がない人も必ず一度は目を通すことをお薦めします。おそらく今年の代表作になるはずなので。彼らも既に確固たる地位を築いているので、余程何かがない限り20年後も30年後も変わらず彼ららしい音楽を提供してくれそうな、そんな気がする今日この頃です。