2012年04月21日

いきものがかり『NEWTRAL』

(楽曲レビュー)
1.歩いていこう
 2011年11月23日リリースの21stシングル。1曲目としてはピッタリの歌詞でしょうか。

2.笑ってたいんだ
 2011年7月20日リリースの20thシングル。相変わらずの名曲。

3.いつだって僕らは
 序盤からシングルが連続してます。これもまた良い曲ですね。

4.KISS KISS BANG BANG
 ここからが新曲。この曲はPVが作られました。ファッションショーを模した内容で吉岡聖恵のコスプレが大変印象的でした。楽曲もその「気まぐれロマンティック」や「じょいふる」に近い系統の盛り上げ系。擬声語の使い方が大変効果的で素晴らしいですね。かなりハマりやすい楽曲に仕上がってるように思います。

5.会いにいくよ
 いきものがかりのアルバムにはお約束とも言える、夕焼けの光景が似合う曲。この曲は何か決意をこめたような歌詞と6/8のリズムが印象的。ちょっと70年代後半のニューミュージックの香りもするでしょうか。

6.地球
 インディーズ時代に作られた曲の模様。山下穂尊作品。かなり丁寧に作られたバラードという趣で、一つの音符における一つの言葉の入れ方がとても少なめ。

7.センチメンタル・ボーイフレンド
 個人的には今アルバムの新曲の中で最もお気に入りの曲。バンド演奏以外のストリングスや手拍子、あるいはメロディーなど全体的に明るい雰囲気。その中でちょっと切ない歌詞を歌う吉岡聖恵のボーカルは絶品という言葉以外が思い浮かばないですね。どちらかと言うと1stや2ndの頃の作風に近いかも。

8.白いダイアリー
 これもまたアルバムではお約束の吉岡聖恵作品。シンプルながらもマイナー調の音の使い方が絶妙という印象。1990年代前半のアルバム曲辺りにありそうなテイストで、何度か聴いていくうちにジワジワと嵌りそうな感じ。

9.恋詩
 ブラスバンドの演奏が響き渡る渋いナンバー。所謂いきものがかりのアルバム曲の真骨頂とも言える曲ではないでしょうか。こういう曲、シングルでは絶対にないですからねぇ。こういう曲もまた吉岡聖恵の声質に合っているのがまたニクい。歌詞の単語センスも抜群。

10.NEW WORLD MUSIC
 2011年7月20日リリースの20thシングルの2曲目。終盤の核とも言える曲でしょうか。

11.愛言葉
 「心の花を咲かせよう」も連想させる壮大なバラード。優しい歌詞が印象的な素晴らしい名曲。

12.おやすみ
 ラストを飾る曲というよりはエピローグという感じ。仮歌のまま収録されている模様。どちらかと言うと童謡にも近い雰囲気。


(総評)
 近年のシングル曲よりも明らかにバラエティに富んだ内容で、全く言うことなしの名盤でした。シングル表題曲を序盤に並べるという構成も良かったのではないでしょうか。そして今作で5枚目のアルバムなんですが、いきものがかりの音楽としては今作ですっかり成熟したような印象も持ちました。ストリングスを使用している曲がこれまでより多くなった所がそれを象徴していると思います。また歌詞も「愛言葉」辺りが特にそうですが、全体的にだんだんとメッセージ性の高い壮大な内容になってきているような。そういう意味ではもはや国民的アーティストらしい作品と言っていいのかもしれません。なんだか初期の親近感を思わせる部分がどんどん少なくなっているような気もしないではないですが(しかもメンバーが意識している範囲外で)それでも悪い意味で大物感を感じさせるような部分は相変わらず皆無ですし、これからも質の高い音楽を10年、20年、30年後でも継続して作っていそうな気がしないでもなく。活動としては今後更に安定期に入りそうな印象ですが、作品についてはこれからも期待し続けたい所であります。


posted by Kersee at 00:00| Comment(0) | アルバムレビュー(女性J-POP) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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