1.オレンジ
各パートごとの移り替わりがかなり激しく、1曲で何曲ものトラックを聴いているような気分にさせる作品。資生堂のSEE BREEZEのタイアップなのでまずサビから作られ、それ以外を後から作ったという構成にしたのだろうと考えられるのですが、それにしても極端・あるいは大胆な印象。バラードで始まるかと思ったらバンド演奏が目立つロックサウンド、Bメロからサビへの転調は全く前触れなしでリズムも変わっていたり。ラストのサビは歌ってる人が違いますからね。結局この曲のタイトルがオレンジである必然性は何だったんだろうか、とも思いましたが歌詞を見る限りは夕焼けっぽい感じです。内容はごくごく一般的な恋物語。
2.ワイはワイワイでいいワイ〜おまえワィ?〜
これからの季節にはピッタリにも思えるお祭り騒ぎソング。完全なる勢いとノリ重視。でもサビのメロディーは相変わらずGReeeeNらしいなぁ、とも思ったり。
(総評)
風変わりな曲が2曲並んだ印象です。結構好みが分かれる作品ではないでしょうか。表題曲はこれぞポップスの醍醐味とも言える面白い曲にも思いますが、いわゆる良識派の顰蹙を買いそうな曲かなとも感じました。曲の全体の構成や流れを重視する人には不向きな気がしないでもなく。カップリングはもうほとんど勝手に遊んでる感じで、そういう意味では前作ともかなり対照的な作品とも言えそうです。