2014年09月23日

DREAMS COME TRUE『ATTACK25』

ATTACK25 (初回限定盤)(DVD付) - DREAMS COME TRUE
ATTACK25 (初回限定盤)(DVD付) - DREAMS COME TRUE

ATTACK25 (通常盤) - DREAMS COME TRUE
ATTACK25 (通常盤) - DREAMS COME TRUE

(楽曲レビュー)
1.THE CHANCE TO ATTACK WITH MUSIC
 宇宙人というより白井ヴィンセントっぽいナレーションから入るラジオ番組風のSE〜インスト。全体的にCOSMOをイメージしたような印象でスケール大きいです。

2.ONE LAST DANCE, STILL IN A TRANCE
 ドリカムが最も売れていた頃を思い出させるようなメロディーで綴られるミディアムテンポのラブソング。でも編曲は当時と比べても段違いにゴージャス。

3.あなたにサラダ以外も
 23年前のアルバム『MILLION KISS』に収録されている名曲「あなたにサラダ」をバージョンアップしたようなナンバー。演奏はこちらの方がだいぶ進化していますが言いたいことは23年前と大きくは変わっていないようです。コミカルさはシンプルだった分昔の方がやや上でしょうか。

4.I WAS BORN READY!!
 シリアス系のサウンドが耳に残るナンバーですが、「LIES.LIES」辺りと比べるとブラスバンド系の生音がより強化されている印象。BPM早く音符がかなり詰め込まれたメロディーは歌いこなすのが相当に難しそうですが、これを見事に歌いこなすのが吉田美和の凄さ。

5.MONKEY GIRL -懺鉄拳-(懺鉄拳の懺は懺悔の懺)
 19年前のアルバム『DELICIOUS』収録の「沈没船のモンキーガール」から続く流れのナンバー。『monkey girl odyssey』というアルバムが13年前にありましたがそれ以来でしょうか。3.もそうですが古くからのドリカムファンにはこのタイトルだけで価値があると言いたくなる作品ですね。コミカルな歌詞の後に曲後半はほぼ全部ラララで構成されるという内容。ヒットソングが並ぶ中にこういう面白い曲が入っているのがドリカムのアルバムの醍醐味とも言えるもので、そういう意味では今作の中で屈指の存在感を放ってるナンバーだと思います。

6.軌跡と奇跡
 迫力ある演奏と歌唱で魅せる・聴かせるというテイストのナンバー。本編も勿論ですがラストのギターソロが堪らなく良いですね。個性の強い前曲の後だと繋ぎとしてもうまく成立している印象があります。

7.FALL FALLS
 秋をテーマにした切ないバラード。その中にサビの歌詞のようなユニークもあり、それがタイトルにも表現されています。良い意味でザ・ドリカムという感じのナンバーであるとともに血の通った演奏はこのアルバムを象徴しています。シングルではないアルバム収録曲の中でも名曲が星の数ほどあるドリカムですが、この曲もその一つに数えられそうですね。

8.MORE LIKE LAUGHABLE
 6/8拍子のリズムで奏でられるR&Bとマーチを混ぜたようなサウンド。これも迫力ある歌唱とサウンドが堪能できる作品、スピーカーも性質が良くなればなるほど聴き応えも凄いことになるのではないでしょうか。

9.さぁ鐘を鳴らせ
 昨年7月にリリースされた記念すべき50枚目のシングル。「何度でも」に通じるようなメッセージ性の大きい歌詞に勇気づけられた人はきっと多いことでしょう。ドラマ『救命病棟24時』シリーズの主題歌。

10.愛して笑ってうれしくて涙して
 2012年11月リリースの配信限定シングル、映画『綱引いちゃった!』主題歌。民族音楽風のリズムが非常に特徴的。たくさんの人の笑顔をそのまま曲にしたという趣ですね。

11.想像を超える明日へ
 シングル「MY TIME TO SHINE」のc/w曲。トヨタのCMタイアップ、個人的にはちょっとアンセム風な香りがします。

12.MADE OF GOLD -featuring DABADA-
 シングル「さぁ鐘を鳴らせ」のc/w曲。例のネスカフェCMソングをドリ風にアレンジしてサンプリングしたような内容。言うまでもなくこれを聴くとコーヒーが飲みたくなりますね。

13.この街で
 昨年12月にイオンのみで入手できたCDをアルバムに収録。そのリリースに合わせた冬の曲。家族でショッピングセンターに遊びに行くと流れていそうな、そんなイメージをそのまま具現化したような内容ですね。いわゆるプロフェッショナルさを感じさせるナンバーです。”なんだこの温かさはどこからやってくる”、このサビの歌詞がそのまま曲の感想になりますね。

14.MY TIME TO SHINE
 一昨年5月リリースのシングル曲。やっぱり今作収録のシングル曲は大作指向が強いですね。そんなことを感じさせるには十分の内容。

15.愛がたどりつく場所
 ミディアムテンポの明るいテイストのナンバー。アルバムの後半にはピッタリの内容でしょうか。

16.AGAIN
 今年3月リリースの、本作のリードシングルになった曲。イントロとアウトロにライブで起こる拍手が入っています。このアルバムそのものを象徴する仕上がり。


(総評)
 17枚目のアルバムはこれまでの作品の中で最も前作とのインターバルが空いた作品で、実に3年9ヶ月ぶりの新作になりました。今作はまさに長いこと待った甲斐があるアルバムですね。ライブで味わうことの出来る臨場感を出来る限りそのまま音として表現した印象です。前半がアルバム初収録の新曲、後半がシングル曲中心の既発曲のラインナップでしたがこのアルバムは前半に特に面白味のある作品が集中していたように感じました。特に3.や5.は長年ドリカムを好きで聴いている人にとっては思わず手を伸ばしたくなる作品だと思います。それ以外でも4.や7.辺りも個人的には優れた楽曲だと感じました。シングルと比べると肩肘張っていない感がよく出ていて自由度が増していましたね。

 メジャーデビュー25周年の集大成としては上々の出来だったと思います。サウンドでは進化を感じるとともに昔の良さもしっかりと残っている、ベテランアーティストの理想型のような作品でした。今後の25年ほどの活動まであらためて期待したくなる内容ですね。ドリカムはまだまだ進化していくようです。



posted by Kersee at 00:12| Comment(0) | アルバムレビュー(女性J-POP) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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