2014年08月17日

KEYTALK『OVERTONE』

OVERTONE (初回限定盤A) - KEYTALK
OVERTONE (初回限定盤A) - KEYTALK

OVERTONE (初回限定盤B) - KEYTALK
OVERTONE (初回限定盤B) - KEYTALKOVERTONE (初回限定盤B) - KEYTALK
OVERTONE (初回限定盤B) - KEYTALK

OVERTONE - KEYTALK
OVERTONE - KEYTALK

(楽曲レビュー)
1.バミューダアンドロメダ
 ロックらしさと歌謡曲らしさを共有しているイントロは9mm Parabellum Bulletを思わせる部分もありますが、Bメロでもう1人のボーカルが入ったことで早くもこのバンドの独自性が見えてきました。2コーラスを単純なメロディー繰り返しにしない部分に非凡さを感じますし、ギターソロの音色も実に心地良く。各パートの移り変わりも大胆で面白い作りになっています。アルバム1曲目にして早くも”会心の一曲”というフレーズを使いたくなりました。

2.コースター
 昨年10月に既に発売されているメジャー1stシングル曲。ストーリーを感じさせる歌詞もそうですし、その中の”45度”のフレーズが心地良く耳に残ります。この心地良さがそのまま歌詞とリンクしている印象もありますね。

3.MURASAKI
 この曲も歌謡曲風なメロディーを取り入れた楽曲ですね。それでいてただ聴かせる風に仕上げるだけでなくクラップも入れてライブの盛り上がりもしっかり意識しているようにも感じます。

4.BEAM
 ここまでの3曲は首藤義勝(Vo. Ba.)作曲ですがここからの2曲は小野武正(gt.)作曲。ストレートに作られたロックに光をイメージしたアレンジを加えたような内容。ライブだと会場が大きくなればなるほど凄く映えそうな曲ですね。

5.はじまりの扉
 この曲も退屈させない展開ですね。サビがキャッチーに作られてるだけあって余計に間奏以降のブリッジなどのメロディーが活きている気がします。

6.お祭りセンセーション
 寺中友将(Vo. Gt.)作曲。Aメロで3人が合唱している部分が堪らなく良いです。節々のリズムの入れ方も実にツボを心得ている感じで素晴らしいですね。ライブでサークルモッシュが起こる光景が目に浮かびます。

7.パラレル
 今年3月に発売されたシングル曲。Bメロの転調がやはり印象に残ります。気がつけばもう最近は転調をいかに効果的に使うかの部分が売れるための条件の一つになりつつありますね。それ以外でも全体的に無駄が全くない、4人の創りだす音と声が大変バランス良く構成されている感じで。要するに名曲ってことです。

8.メロディ
 寺中友将作曲のバラード。言うことなしの聴かせる曲。アップテンポでノリの良い曲が続いた中でこれなので余計に輝いているようにも思えますね。

9.Siesta
 首藤義勝作曲。こんな三拍子の使い方もあるんだ、と思わせるナンバー。”眠りにおちてくよ”の歌詞の後で子守歌風のアレンジになるのがすごく良いです。

10.シンドローム
 小野武正作曲。爽やかに駆け抜けるようなポップナンバー。

11.YGB
 今回のアルバムでは唯一になる八木優樹(Dr.)作曲。理屈抜きに突っ走るロック色強めのナンバー。

12.雨のち。夏、
 寺中友将作曲。メロディアスに聴かせる風流な楽曲。

13.プルオーバー
 ラストは首藤義勝作曲。というわけでやはり歌謡曲チックなメロディーが出てきますね。ツインボーカルから”ウォーウォー”のコーラスに入るサビがこれまたすごくうまく作られている印象です。


(総評)
 ここ最近J-ROCKのニューカマーが次々出てきています。このKEYTALKも今作がメジャーデビューして初のオリジナルアルバムになるわけですが、素晴らしい内容ですね。KANA-BOONの時にも感じたことですがこのバンド、モノが違うバンドと思いました。首藤義勝が作った曲がシングルにもなっていておそらく最もこのバンドらしい内容だと思いますがメロディーセンスがずば抜けています。サビは勿論のことそれ以外のパート・イントロなどのギターソロに至るまで作り込まれていて、この手のバンドによくありがちな覚えにくさというものを全く感じさせません。そのセンスは歌詞にも表れていますね。「コースター」の”45度”の使い方はその最たるものだと思います。またメンバー全員が作詞作曲を手がけるということでこのアルバムだけ見てもそれぞれ違いがあって退屈させません。ボーカルも一人に絞っていないようで編成的に見ても大変ユニークだと思いました。

 前半の3連発と比べると後半の曲はほんの少しだけ弱いかなという印象もありますがそれでもメジャー1stアルバムとしては屈指の出来だと思います。今年を代表する名盤と言って良いでしょう。そしてKEYTALKが今後どういう曲を生み出していくのか楽しみにさせる作品ですね。これからのJ-ROCKの新たな歴史を創りあげるバンドとして、特にこの界隈の人には是非お薦めしたい内容です。




posted by Kersee at 22:42| Comment(0) | アルバムレビュー(J-ROCK) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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