2014年12月26日

SCANDAL『HELLO WORLD』

HELLO WORLD(完全生産限定盤) - SCANDAL
HELLO WORLD(完全生産限定盤) - SCANDAL

HELLO WORLD(初回生産限定盤)(DVD付) - SCANDAL
HELLO WORLD(初回生産限定盤)(DVD付) - SCANDAL

HELLO WORLD - SCANDAL
HELLO WORLD - SCANDAL

(楽曲レビュー)
1.Image
 アルバム発売より少し前に先行シングルとしてリリースされた曲。日々の生活と理想のイメージの違いに戸惑いながらも新しい気持ちへスタートを切ろうとする、前向きさが印象に残るナンバーです。バンドロック色を前面に出したサウンドも好印象。今年を代表する名曲に仕上がっていますね。

2.Your Song
 ツインボーカルとコーラス、そしてバンドロックの音が見事に調和したノリの良い楽曲。作詞・作曲:SCANDALという部分以上のチームワークの良さを感じさせるナンバーでもあります。この曲も非常にクオリティの高い名曲。

3.love in action
 純度の高いバンドロックの2曲から少し変化を持たせた感じのナンバー。若干MIX音も混ぜています。恋をして行動を起こそうという紳士淑女を応援しているかのような歌詞も印象的ですね。

4.Departure
 4月発売のシングル曲。春をイメージした歌詞とサウンドが前向きな気持ちにさせます。メロディーの運び方が抜群に素晴らしい、これも名曲。

5.Graduation
 SCANDALでは初めてになるHARUNA作詞作曲ナンバー。勿論メインボーカルも全て彼女、実質ソロ曲に近い内容。この曲もサビの音の運び方が基本に忠実かつうまく出来ていますね。Aメロの入り方も新鮮で面白く、今後のアルバムでも彼女が作る楽曲を聴きたくなる内容に十分仕上がっていると思いました。

6.夜明けの流星群
 映画ポケモンタイアップになったシングル曲。時代は妖怪ウォッチですがポケモン主題歌のこの曲も十二分に素晴らしい名曲だとあらためて思います。今回のアルバムは自作の曲で大半を占めていて、外部作家の提供は3曲のみなんですがこれはそのうちの1曲でもあります。

7.お願いナビゲーション
 RINA作詞、MAMI作曲の3分間にわたるロックサウンド。スピード感・爽快感がありますね。その中に昔からのSCANDALらしさもうまく表現されている気がします。演奏時間の割に密度は濃いですね。

8.Runners high
 T.M.Revolutionとのスピリットシングルとしてリリースされた曲。こちらも田鹿祐一提供。

9.本を読む
 急にコミカルな感じの曲になりました。作詞作曲だけでなく歌唱もMAMIメイン。ストレートなロックサウンドとはまた違う良さがあって、彼女の守備範囲の広さを感じます。

10.缶ビール
 こちらもまた作詞作曲含めてTOMOMIソロ曲。意外とメロディアスで切ないナンバーに仕上がっています。MAMI、HARUNA含めて歌詞の発想・独創性もなかなかのものがあって良いですね。

11.Winter story
 冬という季節に心を温めてくれるような、ほのぼのとしたミディアムバラード。

12.おやすみ
 RINA作詞作曲、ボーカルも彼女が務めています。ドラムではなく打ち込みサウンド、ライブだとキーボードを弾きながらになるんでしょうか。若干テクノ・フュージョンっぽい雰囲気も楽曲から感じます。

13.Place of life feat.Tetsuya Komuro
 ラストはなんと小室哲哉の楽曲提供。英語の歌詞が入る部分やサビのメロディーの運びがまさに往年のTKサウンドという感じでしみじみ。非常にスケールの大きい歌詞に仕上がっています。アルバムのラストにふさわしいナンバーですね。良いのではないでしょうか。


(総評)
 DVDはTalking about "HELLO WORLD"ということで、今回のアルバムについてメンバーが語っている内容になっています。リハーサルなど裏の光景も収録されています。全体的に大変興味深く感じたとともに、メンバーも成長して良い意味で大人になったなぁとあらためて思いました。

 というわけで今回6枚目のオリジナルアルバムになりましたがもう本当に素晴らしい出来です。お世辞抜きで日本のガールズバンド史上に残る名作だと思いました。作品を重ねるごとに良い仕上がりになっているSCANDALですが今回は今までとひと味もふた味も違う内容になっています。収録曲13曲中10曲までがメンバーの自作になったことでこれまで以上に楽曲の個性がすごく表れています。それぞれのソロ曲も良かったですし、シングル曲は勿論ハズレなし、ソロとは違う自作曲もバランス良くカッコよく。ここ最近彼女たちのライブに行く機会が多い分そう聴こえた面もあるかもしれませんが、どの曲もシングル曲として通用するレベルに達しているのではないかと思いました。それにしてもメンバー4人ともライティング能力はかなりのものがありますね。

 特に今回センスを感じたのはギターのMAMIですね。前作収録曲「8月」でもその片鱗を感じさせる部分がありましたが今作ではそれが一気に開花しているような印象もありました。メロディーの使い方もうまいですし、「Departure」「Image」「本を読む」それぞれ聴き比べても引き出しの多さを感じさせます。ライブでもよく聴くと一番歌がうまいのは彼女ですし、ビジュアルでも特に髪の色で目立ってますからね。

 SCANDALは来年いよいよ海外でも公演を行うことが決定しています。今回のアルバムはその足掛かりという意味合いもあります。リスタート、とはまた違うかもしれませんが新たなバンドの歴史を作っていく上で重要な出発点であり転換点でもある今作。非常によく作り込まれた作品なので皆さんにも是非聴いてほしいとあらためて思います。


posted by Kersee at 13:31| Comment(0) | アルバムレビュー(女性J-POP) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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