2014年05月05日

back number『ラブストーリー』

ラブストーリー (通常盤) - back number
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ラブストーリー (初回限定盤A)(DVD付) - back number
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ラブストーリー (初回限定盤B)(DVD付) - back number
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(楽曲レビュー)
1.聖者の行進
 1曲目からものすごく切ない歌詞とメロディーで聴かせる楽曲。弦楽器がこれでもかと言うくらいに響きまくってます。3分47秒という演奏時間がこれほど短いと感じさせる楽曲も少ないでしょう。素晴らしい楽曲だと思います。

2.繋いだ手から
 記念すべき10枚目のシングルでアルバムリリースの1週間前に発売。ラブストーリーというアルバムタイトルにも実に合致する素敵なナンバー。

3.003
 同シングル収録のc/w。ベースの演奏が非常にいい味を出しているマイナー調のロックテイストのナンバー。

4.fish
 今年2月に発売されたシングル曲。切ないバラード。

5.光の街
 街の風景とその中で暮らしている人間の営みがそのまま絵になって表れたかのようなサウンドを作り出しているナンバー。

6.高嶺の花子さん
 昨年のシングル曲。あらためて聴いても表現力の高さが非常によく表れたナンバー。

7.MOTTO
 3分弱の短編曲。歌詞もサウンドも激しい内容の曲。

8.君がドアを閉めた後
 聴かせるバラード。こういう曲は5分以上になるのが定石だと思いますが実際は2コーラス3分50秒、かなり短いようにも思えます。

9.こわいはなし
 ブルースといいますかフォークといいますか、リズムの使い方に懐かしさを感じさせますね。”哀”という言葉がしっくりくる、これも名曲でしょう。

10.ネタンデルタール人
 シングル「fish」のカップリング曲。嫉妬からの脱出を決意する内容の楽曲。しかしこの内容でタイトルを”ネアンデルタール人”にするセンスがまたなんとも。

11.頬を濡らす雨のように
 ミディアムテンポの、じっくり聴かせるナンバー。

12.世田谷ラブストーリー
 この曲も情景が容易に絵に浮かぶバラード。男性が女性に見せるカッコ良さの対にはこういう感情があるものですが、ここまで素敵に表現されるナンバーもそうないでしょう。アルバムの最後を飾るにふさわしい、これもまた素晴らしい名曲。


(総評)
 これは今年のバンドサウンドの中でも屈指の名盤ではないでしょうか。単純に曲の長さもおよそ3分台〜4分台ほどにまとめられていてバランスも良く、曲数も12とアルバム一枚を聴く上でちょうど良いというのもありますし、ボーカル清水依与吏の歌声が素敵であることもさることながら、特に恋愛感情を中心とした表現力の高さが他のバンドと比べてもずば抜けているような感じがしました。それは歌詞についてもそうですがそれを盛りたてるサウンドでも上手く表れていたように思います。そこまでピンポイントでものすごく特徴的な部分が目立つ、というわけではないのですが全体的な雰囲気、特に情景が思い浮かぶという面で言えばこれ以上にないほどのクオリティを誇っているように感じました。

 1.や12.辺りは一度聴いただけでも名曲と確信できる内容で、他の曲も聴けば聴くほどにその魅力が伝わるような楽曲に仕上がっているように思います。「日曜日」で知った時はそこまで良いアーティストとは正直あまり感じなかったのですがそれ以降時を経るごとに良い曲が発表されているような気がしますね。先日FM802のライブイベントで彼らのステージも拝見しましたが、その時は曲もそうですがMCから垣間見る人間性にもおおいに好感を持てました。考えてみれば歌詞に出てくる男性の行動がおよそ好感を持たれそうな内容で、それが自然に出ているようにも感じます。派手さを感じさせるバンドでは決してないのですがその分長く愛されるアーティストになることは間違いないでしょう。今後の作品にもおおいに期待したいところです。



posted by Kersee at 21:00| Comment(0) | アルバムレビュー(J-ROCK) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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