2014年04月28日

Rihwa『BORDERLESS』

BORDERLESS(通常盤) - Rihwa
BORDERLESS(通常盤) - Rihwa

BORDERLESS(初回盤CD+DVD) - Rihwa
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(楽曲レビュー)
1.CHANGE
 ギターを鳴らしながら歌う姿が瞬時に思い浮かぶ軽快なポップス。彼女にとってはこれがデビューシングル、2012年7月11日リリースされた曲。

2.Little Tokyo
 上と同じくこちらも軽快なポップス。こちらはシングル曲ではないですが仮にそうだとしても特に違和感ない出来。声の伸ばし方や声質はこの2曲だけを聴く限りでは阿部真央を彷彿とさせる部分もあるでしょうか。

3.モンスターのかくれんぼ
 2013年2月20日リリースの3rdシングル。こちらは若干ロック色が強くなります。Aメロ〜Bメロにおける低音の声の太さがかなり耳に残りますね。ここまで3曲、メロディーは全体的に明るく作られていてとにかく聴きやすいラインナップになっているように感じます。

4.春風
 ドラマ『僕のいた時間』主題歌に起用されたこの曲はCDセールスはそこそこですがレンタル・ダウンロードでは大ロングセラーを記録しています。春らしさと切なさ、そして歌声の美しさ。その全てが綺麗と感じさせる2014年を代表する名バラードで、当然ながらこのアルバムでも大きな核になっています。

5.Don't be afraid!
 エレキギターの演奏とボーカルのみで入る歌い出しにハッとされられますね。この曲もややロック色の強いバンドサウンド。歌詞もタイトル通りに勇気づけられるような内容。

6.LOVE ME DO
 The Beatlesの名曲に影響を受けたというわけではないと思いますが、かなりブリティッシュロック色が強い曲。どちらかと言うとSuperflyっぽいとも言えるような。アルバムの中では屈指の渋味を感じさせるナンバーとも言えます。

7.GOOD LOVE
 3rdシングルのc/wでMichelle Branchとのコラボ曲。というか冷静に考えると物凄い人とコラボしてます。全編英語詞で曲調はまさに海外ディーヴァのヒットナンバーらしさに溢れています。歌詞だけでなく声だけ聴いても完全に洋楽ヒット曲そのものと言っても差し支えのないクオリティ。

8.約束
 2012年10月3日発売の2ndシングル。「春風」「Last Love」同様この曲も大変に切ないラブバラード。歌声も勿論ですが間奏のギターソロにまでそれを感じさせます。

9.変わらないコト
 この曲もいわゆる聴き心地の良い等身大ポップス。90年代後半辺りから連綿と続く系譜ですね。

10.カラフル
 ギターのリフの入れ方に淡さを感じさせると言いますか、そこに独特の雰囲気があるのがこの曲の長所だと思いました。

11.CREATURE
 この曲もエレキギターの音が目立つロック色が強いナンバー。その中で軽快さもしっかり両立されていると思います。

12.Last Love
 2013年6月5日リリースの4thシングル、ドラマ『ラストシンデレラ』挿入歌。おそらくこの曲で彼女を知った人が最も多いのではないかと思います。名曲というのはこの曲のようなナンバーを指す、と思わせるにはピッタリの内容ですね。

13.bird
 青い空に飛び立つ鳥のイメージがそのまま思い浮かぶ、シンプルな編曲のバラード。この曲も歌声がとても美しいですね。


(総評)
 一つ一つ飛び抜けた出来の曲はそれこそ「Last Love」「春風」くらいかもしれませんが平均的な楽曲のクオリティはとても高く、全体的にすごく聴きやすいアルバムに仕上がっていると思いました。ほとんどの人が先行バラード2曲で彼女を知ったのではないかと思いますが今作の楽曲は比較的軽快でメロディアスなポップスが多めで、固定されたイメージを変えさせるという意味では凄く良いラインナップだと思います。むしろバラードよりもこういう軽快なバンドサウンドの曲の方が本来の路線のような気もしました。ただクオリティは良いのですが楽曲の幅が広いとは必ずしも言えない部分も正直少し感じさせたので、それに関しては今後の楽曲に期待というところでしょうか。

 全編に通して最も印象に残ったのはやはり彼女の歌声ですね。ものすごく歌唱力高いと思いました。低音・高音・声質・発声・表現力どれを取っても間違いなく超一流ですね。特に声の出し方が非常に良く、こういう正しい発声でないと出せないような説得力のある歌声がどの曲にもしっかり表れていました。楽曲の出来云々以前にこの歌声だけを聴くことが出来るだけで素晴らしい作品だったと感じさせる部分もあるくらいです。カナダでの在住経験が彼女にはあるそうで、もしかするとそこで自然に身についた部分もあるのかもしれません。いずれにしても今後J-POPを代表する女性シンガーソングライターになることは間違いないと確信できる作品には仕上がっているように思います。miwaや阿部真央、Superflyなどの影響も感じさせる内容ですが、おそらく5年経てばむしろ影響を与えさせるアーティストになるのではないでしょうか。そういう意味では今後の彼女の活躍を予感させるには十二分の内容で、是非一度手にとって聴いてみることをまずはお薦めしたいです。



posted by Kersee at 21:00| Comment(0) | アルバムレビュー(女性J-POP) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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