50位 ももいろクローバーZ「泣いてもいいんだよ」
中島みゆき提供で話題になった作品。したがってものすごく個性が強いのですが、それでもももクロ色にしっかり染め上げているのは流石ですね。中島みゆきのセルフカバーもももクロが歌うこの曲もそれぞれの良さをあらためて感じさせます。
49位 Perfume「Cling Cling」
てっきり香港あたりで撮影されたPVかと思いきや都内スタジオでの撮影なんですよね。ワールドワイドな存在になりつつある2014年のPerfumeの代表作品、クオリティは相変わらず高いまま。その中にもかわいい要素を曲に入れている辺りも大きなポイントですね。
48位 チャットモンチー「こころとあたま」
ストレートに貫かれるチャットモンチーのロックサウンドはサポートを加えた4人体制でも変わることはない、そんなことを再確認できた内容でした。
47位 Cyntia「閃光ストリングス」
2014年の年始を彩ったハードロック作品でした。もっとこの路線を追求してほしいです。
46位 Perfume「Hold Your Hand」
人と人との繋がりをあらためて感じさせる歌詞とPV、ライブでの一体感も素晴らしいものがありました。2014年のツアーでもラストナンバーになったこの曲、おそらく今後もアンコールなどで演奏される機会は多くなるのではないでしょうか。
45位 Negicco「トリプル!WONDERLAND」
ものすごくカッコ良いEDMサウンドに乗せられるネギネギした歌詞。このギャップが大変に素晴らしい作品でした。”3人よればネギの知恵”という歌詞はそのまま新たなことわざとして上書きされてもいいんじゃないかと個人的には思ってます。
44位 ももいろクローバーZ「MOON PRIDE」
Sound HorizonのRevo提供曲。セーラームーンの主題歌をももクロが歌うからこそ意味を感じさせる作品だと思います。優美さに切なさも織り交ぜた雰囲気が非常に素晴らしかったですね。
43位 Rihwa「春風」
確実に大ヒットした曲なのに年末それがなかったような扱いになったのは気の毒の一言。美しい歌声が響き渡る名バラードでした。
42位 ゲスの極み乙女。「パラレルスペック」
ミニアルバム『みんなノーマル』収録曲。この演奏の上質さは明らかにゲスではなく、ましてやノーマルでもありませんでした。彼らの楽曲を初めて知ったのはこの曲でしたが、独特のサウンドはハマる要素があまりにも多かったです。
41位 私立恵比寿中学「バタフライエフェクト」
エビ中のハズレのなさっぷりは異常と言ってもいいほどだと思います。この曲も言うことなしの素晴らしい内容。
40位 東京女子流「Killing Me Softly」
1曲に秘められたストーリーをこれだけ感じさせる楽曲は珍しいと思います。アルバムも間違いなく名盤でした。
39位 ももいろクローバーZ「My Dear Fellow」
「泣いてもいいんだよ(通常盤)」(特典なし) - ももいろクローバーZ
年末番組で聴く機会がカップリングにも関わらず多かったですが、田中将大のテーマソングというのを差し引いても素晴らしい歌詞ですね。シングル表題曲でないのが勿体ない出来だと思います。”いつだって前人未到”の歌詞はこの曲のキメ台詞として百点満点の内容をつけられるのではないでしょうか。
38位 グッドモーニングアメリカ「inトーキョーシティ」
東京の街に秘められた哀しさをセンセーショナルに表した名作。社会派と笑いを両立しているようにも感じさせるグッドモーニングアメリカの深さを堪能できる1曲ではないかと思います。
37位 きゃりーぱみゅぱみゅ「きらきらキラー」
きゃりーぱみゅぱみゅとして考えると2014年はちょっと勢いが落ちた印象が強いですが、この曲に関して言えば見て楽しい・聴いて楽しいという前年までの勢いをしっかり持続していたのではないでしょうか。なんだかんだで個人的に繰り返して聴いた回数もかなり多かったです。
36位 ベイビーレイズ「虎虎タイガー!!」
ベイビーレイズの勢いと玉屋2060%の凄さがコラボしたような作品。この曲をもってベイビーレイズの特徴が全て表れているというほどで、自虎紹介的にも非常にしっくりきますね。
35位 BUMP OF CHICKEN「ray」
正直2014年のバンプのアルバムはシングル曲含めてちょっと微妙な印象でしたがこの曲だけは明らかに光り輝いていました。ポイントポイントのメロディーがやはり群を抜いています。初音ミクとのコラボも面白かったですね。
34位 aiko「明日の歌」
もはやaiko節とも言えるベースの進行や息継ぎなしに繰り出されるBメロ、そして全体的に切なさを感じさせる歌詞・歌声・メロディー。いよいよaikoが芸術の域に達したという作品ではないかとも思います。
33位 moumoon「LOVE before we DIE」
やはりサビ最後の"Ah..."が最大のハイライトですね。崇高さを感じさせる出来でした。
32位 TOKIO「LOVE, HOLIDAY.」
LOVE, HOLIDAY.(通常盤)(CD) - TOKIO
60'sのポップスを思わせるようなメロディーに構成の妙を感じさせる全体の作り。ここまで技巧派バンドになるとは20年前には想像もつきませんでした。
31位 中島みゆき「India Goose」
問題集 - 中島みゆき
40年近いキャリアをこの曲に集約させたような、そんな歌唱が胸に迫るように聴かせる大作バラード。言葉が出ない作品とはこういう曲を指すのだと思います。
30位 チャットモンチー「いたちごっこ」
力の抜けたようなボーカルの入り、コミカルな編曲の中に相対する橋本絵莉子が書く歌詞の強さと狂気性。チャットモンチーの凄さがこれでもかというほどに詰まった楽曲だと思います。
29位 SCANDAL「夜明けの流星群」
妖怪ウォッチ旋風が吹き荒れた2014年でしたが楽曲に関してはポケモンに軍配があがりますね。というわけで映画版ポケモン主題歌でした。レビュー時はあまり評価しましたがなんだかんだでメロディー、そしてコーラスワークの巧さが光ってます。
28位 E-girls「Mr. Snowman」
王道ウィンターポップの素晴らしさをあらためて堪能できる作品でした。この路線で勝負してこれだけ美しいメロディーを作れるのは単純に偉大なことだと思います。"Snowman..."で始まる入りも完璧。
27位 東京女子流「Say long goodbye」
一言で言うと衝撃を受けた曲。ここまで聴かせるバラードで魅せる作品になるとは1年前でも想像つかなかったですね。裏声で始まるパートはアイドルどころかJ-POPでもあんまりないような気がします。
26位 ゲスの極み乙女。「猟奇的なキスを私にして」
単語のチョイスに独特のメロディーセンス、その中にキャッチーさも含まれていますね。ラストサビにいくと思わせといてCメロに入る構成も素晴らしかったです。
25位 藍井エイル「ツナガルオモイ」
人と人との繋がりを描いた歌詞が印象に残る作品。突き抜けるような歌唱とメロディーはもはや鉄板。
24位 大森靖子「絶対絶望絶好調」
メジャーレーベルからのデビューを実現したことでキャッチーさまで身につけてしまいました。絶対この人は天才以外の何者でもないと思います。”芸術は爆発だ”を地でいってますね。
23位 Negicco「サンシャイン日本海」
アイドルを聴いて元気になることはよくある話しですが、癒されるというのはあまりないと思います。この曲は本当に癒やされました。田島貴男さんグッジョブ。
22位 Mr.Children「足音〜Be Strong」
やはりミスチル、さすがミスチル、これぞミスチル。さすがに以前ほどのペースではないものの、今でもこうやって大地を踏みしめるような未来を感じさせる名曲を生み出すことが出来る桜井さんもやはり天才なのでしょう。
21位 藍井エイル「IGNITE」
「INNOCENCE」に続く『ソードアート・オンライン』タイアップ。ハイトーンの熱唱があらためて響き渡る作品。
20位 でんぱ組.inc「でんぱーりーナイト」
でんぱ組.incが奏でるテーマパーク・ミュージカルランド。構成力がずば抜けてますね。ただ2014年のでんぱ組.incはこの上に2曲あるのがまた凄い。
19位 水樹奈々「VIRGIN CODE」
SUPERNAL LIBERTY - 水樹奈々
今回のランキングはアルバム1曲目のランクインが多々ありますが、その中でもこれは別格に近いでしょうか。こんなダイナミックなオープニングを飾るアルバムは滅多にないと思います。奈々様でないと絵にならないような部分が随所にある超絶曲。
18位 椎名林檎「NIPPON」
シングルで聴いた時はそこまで凄いと感じなかったのですが、アルバム『日出処』を聴いてあらためて世界観の濃さに戦慄を憶えてしまいました。やはりこの人も天才以外何者でもないのでしょう。
17位 赤い公園「絶対的な関係」
この楽曲の演奏は”最も無駄のない1分40秒”と名づけたい気持ちですね。出来た作品もさることながら発想も天才的だと思いました。
16位 SCANDAL「Image」
ロックバンド・SCANDALとして2014年は明らかに一皮むけた年だと思います。それを象徴している一曲。メロディー・演奏の一つ一つに全く無駄がありません。これも素晴らしいナンバーですね。
15位 miwa「Faith」
デビュー時からどことなく感じていた芯の強さが歌詞に最も表れている作品だと思いました。ギターのライトハンド奏法に代表される見せ場もあって、個人的にこれまでのmiwaの楽曲の中で考えても間違いなくベストトラックになります。
14位 KANA-BOON「フルドライブ」
これはもう2014年において半端ない再生回数になりました。理屈抜きに繰り出される爽快さと技巧が見事なほどに両立していましたね。聴いていて気持ち良すぎます。
13位 東京女子流「Count Three -TGS version-」
2014年も色々なステージを見ましたが、TOKYO IDOL FESTIVALのSMILE GARDEN・大トリ1曲目に演奏されたこの曲は1年を語る上で絶対に外せないステージになりましたね。あのカオスな場を一発で鎮めた場面(当日のレポ)は生涯の語り草にしたいレベルだと思ってます。この曲自体は松井寛のカバーなんですが、まあ入れてもいいでしょう。
12位 ゲスの極み乙女。「デジタルモグラ」
メロディーや編曲などのセンスもずば抜けているのにこの歌詞。凄いという言葉では足りないほどの魅力を感じました。間違いなく2010年代後半はこの人たちの時代になるでしょう。
11位 SCANDAL「Departure」
つまるところ、2014年のSCANDALはMAMIあっての1年だったと思います。この曲を筆頭に作られるメロディーセンスの素晴らしいこと素晴らしいこと。春という季節を感じさせる歌詞も良かったですし、今の年齢になったからこその説得力を感じさせるナンバーでもありました。しかし数年前にはここまで名曲を連発するグループになるとは正直思ってなかったですね。
10位 moumoon「I say You say I Love You」
美しいメロディーの結晶となって表れたのがこの曲と言って良いでしょうか。YUKAの声が美しいから余計にそう感じてしまいます。アルバム『LOVE before we DIE』を彩る1曲。
9位 藍井エイル「サンビカ」
キリスト教信者ではない私にとって、讃美歌と名付けられるのはこの曲だけになるかもしれません。と言うとちょっと大げさですが、ついそう思ってしまうほどの神々しさがこの曲に秘められているように感じます。ラストサビの転調におけるクライマックス感は完全に反則と言っていいでしょう。
8位 赤い公園「NOW ON AIR」
”ラジオ””等身大”というのがこの曲のテーマになるんでしょうか。メロディーも歌詞も実に自然に作られている印象で、正直この曲が1曲目で収録されているアルバム『猛烈リトミック』を初めて流した時は衝撃を受けました。その次のトラックが「絶対的な関係」だった所にこのバンドの凄さが凝縮されているような気がします。
7位 水樹奈々「アパッショナート」
息もつかせぬメロディー、先の読めない展開。これが水樹奈々本人の作曲なのだから驚き。完全にミュージックではなくアートの世界と化しています。
6位 Superfly「愛をからだに吹き込んで」
やっぱりライブのBメロ大合唱ですね。これで完全にノックアウトされたという気分でした。やはり彼女は地上最強の歌姫だと思います。
5位 でんぱ組.inc「サクラあっぱれーしょん」
手作り感のあるPVも良かったですし、賑やかな雰囲気も曲の構成も完璧でしたね。これだけ詰め込んでも桜ソングらしさが全く失われていないのもまた凄まじいと思います。
4位 Negicco「光のシュプール」
文字通り、2014年冬ソングの決定版。フィンランドで3人一緒に楽しんでいるPVも実に自然体で完璧にハマってました。メロディーの美しさも言うことなし、文句なしの名曲です。
3位 くるり「Liberty & Gravity」
2014年はJ-ROCKの新顔が非常に目立った年でしたが、その群雄割拠のJ-ROCKを総括する中で最終的に言うとこの曲がブッチギリ1位でしたね。PVに関してはジャンル抜きで間違いなく2014年最高傑作だと思います。アルバムの中でもこの曲は明らかに図抜けていました。あっと思わせる曲の展開はポップ・ミュージックの神髄と名づけて良いレベルだと思います。15年近くロックシーンを走り続けた中で数多くの傑作を生み出したくるりなんですが、その中でもトップを走る作品なのではないでしょうか。
2位 でんぱ組.inc「ちゅるりちゅるりら」
まさかの戦国時代を舞台にした作品、その中でもブレなく繰り広げられるでんぱ組ワールド。あまりの完成度に、感動する曲じゃないのに感動を憶えてしまいました。もはや言うことなしです、はい。
1位 中島みゆき「麦の唄」
2014年も数多くの名曲が生み出されましたが、1位は文句なしにこの曲でした。決して難しい単語ではなく、誰にでも分かる言葉でこれだけ生命を感じさせる歌詞。それを作ることが出来る中島みゆきはやはり日本の芸能史に残る伝説的存在なのだと思います。一歩一歩踏みしめるような楽曲の進行、何よりその歌詞に確固たる説得力を生み出している中島みゆきの歌声。これを名曲と言わずして何と言う、といった感じですね。
もう一つ、ベストアーティストも別記事で書いていきます。こちらもお楽しみに。