
瞳(初回限定盤) - 大原櫻子
(楽曲レビュー)
1.瞳
全国高校サッカー選手権の応援歌として起用された曲。亀田誠治プロデュースはこれまでと同様ですが今回は初めて本人も作詞を手がけた作品ということだそうです。スタジアムで歌う姿が非常によく似合う、スケールの大きな王道バラード。良い曲ですが歌唱はもう少しかなという印象です。声質はとても素晴らしいんですが高音に関してはまだまだ伸びる余地がある感じですね。
2.瞳(Acoustic Piano ver.)
同じ曲をピアノのみの伴奏で聴かせるバージョン。なんかこちらの編曲の方が魅力的な歌声に聴こえるような印象ありますが、気のせいでしょうか。特に声の伸びがシンプルな演奏なので余計に響きます。
(総評)
1996年生まれで先日19歳になったばかり、若いですねぇ。だからこそ高校サッカーのタイアップに相応しい印象もあらためて持つことができます。あと2つのバージョンを聴き比べる限り、歌声の良さを引き立てるにはシンプルな編曲が一番良いんじゃないかなという感想も持ちました。亀田さんは偉大な方ですが、こういう曲調だからストリングスが必要とはやはり必ずしも言えないように感じます。この曲含めて作品はどれも優れていますがいずれも何かしら課題が残るナンバーという感想になりますね。だからこそ楽しみが増えるという部分もありますが。