
「青春賦」【通常盤】(CD Only) - ももいろクローバーZ

「青春賦」【初回限定盤A】(CD+Blu-ray) - ももいろクローバーZ

「青春賦」【初回限定盤B】(CD+Blu-ray) - ももいろクローバーZ
(楽曲レビュー)
1.青春賦
ももクロの楽曲に王道というものは存在しないと思うのですが、この曲はまさに王道の青春・卒業ソング。それゆえにももクロの中では最も異端に位置している楽曲のような気もします。でも真っ直ぐにひたむきに歌う声はやっぱりももクロそのものなんですよね。メンバー5人ともものすごく歌がうまいわけでは決してないのですが、だからこそ伝わる部分が大きく共感しやすい楽曲になったのかなという感想です。メンバーが生徒役で出演している映画『幕が上がる』主題歌。十二分に良い仕上がりと言える内容ではないでしょうか。
2.走れ!-Z ver.-
この曲が発表されたのもはや5年前。ライブでは5人になってからも幾度となく歌われているかと思われますがトラックとして5人ver.というのは今回が初めて。勢いが先走りまくっていた当時と比べるとずいぶん落ち着いたアレンジに聴こえるのは、やはり国民的アイドルになった故でしょうか。
3.行く春来る春
”春””青春”というフレーズを凝縮したような作品。これも王道。それにしても春は桜とか梅とかあるので、和音階がこの曲みたいに目立つパターンがどうしても増えますね。
4.Link Link
楽団をイメージさせる演奏が耳に残る行進曲調の青春ソング。実際今回の映画を見ているわけではないのですが、挿入歌で使うとすごくしっくりくるタイプのような楽曲のような気がしました。
(総評)
良い作品だと思いますが、モノノフから見ればもしかすると評価分かれる作品かもしれないとも感じました。でも映画出演も含めてこれも新たな挑戦じゃないのかなという気は個人的にしています。作品としては「青春賦」というシングルよりミニアルバムといった方が適当かもしれません。それだけ4曲とも統一性のある内容でしたね。それにしても前作がKISSとのコラボレーションだったのに今作はこれ。相変わらずレパートリーとする楽曲の範囲が相当広いです。次はどんな作品が飛び出すのでしょうか。まだまだ楽しみは尽きることなさそうですね。