2016年01月07日

Japanese Music Award 2015 "Best Album 30"

 今期も当ブログではJapanese Music Awardsという形で、年末年始にかけて2015年の音楽を振り返る記事をどんどん書いていきます。まずはアルバムから、2015年のベスト30枚を選出していきます。なお集計対象は2014年12月第2週から2015年12月第1週発売作品にしています。下半期の作品を思いのほか聴き逃している状況なので、2月くらいにまたやると順位が入れ替わっていそうですが一応それに対しての苦情は一切受けつけません。ではどうぞ。

30位 [Alexandros]『ALXD』 レビュー
ALXD(初回限定盤)(DVD付) - [Alexandros]
ALXD(初回限定盤)(DVD付) - [Alexandros]
 何度も聴くたびに際立ってくるバンド演奏の上手さ。楽曲を知らなくともその音を聴くがためにライブに行きたくなるほどでした。今年は更なる飛躍の年になること間違いないでしょう。

29位 清竜人25『PROPOSE』 レビュー
「PROPOSE」初回限定盤 - 清 竜人25
「PROPOSE」初回限定盤 - 清 竜人25
 通しで聴くと思いのほかワンパターンな印象もありましたが、やってることの凄さは非常に伝わる作品でした。

28位 大原櫻子『HAPPY』 レビュー
HAPPY(初回限定SPECIAL HAPPY盤)【CD+DVD】 - 大原櫻子
HAPPY(初回限定SPECIAL HAPPY盤)【CD+DVD】 - 大原櫻子
 王道の編曲と若さゆえの初々しさがギッシリ詰まったアルバムです。カノ嘘絡みの曲がなければもっと順位は上でした。

27位 indigo la End『幸せが溢れたら』 レビュー
幸せが溢れたら(初回限定盤) - indigo la End
幸せが溢れたら(初回限定盤) - indigo la End
 メロディーの良さ、すなわち川谷絵音のセンスがゲスの極み乙女。以上によく表れている作品でした。しみじみと何度も味わいたくなる内容。

26位 阿部真央『おっぱじめ!』 レビュー
おっぱじめ!(初回限定盤)(DVD付) - 阿部真央
おっぱじめ!(初回限定盤)(DVD付) - 阿部真央
 これまでのあべまのアルバムの中でも一番楽曲のバラエティが豊富でしたね。前向きさと明るさと面白さが十二分に備わった作品だと思います。

25位 androp『androp』 レビュー
androp(初回限定盤)(DVD付) - androp
androp(初回限定盤)(DVD付) - androp
 アルバムを聴いてあらためて気づく彼らの守備範囲の広さ。「Yeah! Yeah! Yeah!」が鉄板ですがそれ以外でも魅力たっぷり。

24位 miwa『ONENESS』 レビュー
ONENESS(初回生産限定盤)(DVD付) - miwa
ONENESS(初回生産限定盤)(DVD付) - miwa
 シングル曲のクオリティはやはりずば抜けていました。つまり言うとアルバム曲がもう少し良ければTOP10くらいにまで入ったはずです。

23位 Gacharic Spin『MUSIC BATTLER』 レビュー
MUSIC BATTLER (初回限定盤 Type-A CD+DVD) - Gacharic Spin
MUSIC BATTLER (初回限定盤 Type-A CD+DVD) - Gacharic Spin
 ここ最近のヒットの本流には間違いなくいないタイプのバンドですね。非常に新鮮でクオリティも高い印象でした。だからこそ個人的にはもっと知られて欲しい存在だと感じます。

22位 斉藤和義『風の果てまで』 レビュー
風の果てまで (初回限定盤A) - 斉藤和義
風の果てまで (初回限定盤A) - 斉藤和義
 高値安定。「あこがれ」「時が経てば」辺りは当たり前のように名曲に仕上がっていました。

21位 KANA-BOON『TIME』 レビュー
TIME(初回生産限定盤)(DVD付) - KANA-BOON
TIME(初回生産限定盤)(DVD付) - KANA-BOON
 「タイムアウト」〜「フルドライブ」の前半の流れはこの系統のバンドでもトップレベルの高揚感でしたね。

20位 SEKAI NO OWARI『Tree』 レビュー
Tree(初回限定盤CD+DVD) - SEKAI NO OWARI
Tree(初回限定盤CD+DVD) - SEKAI NO OWARI
 シングル曲が優れていたといいますかほぼシングルばかりだったというべきでしょうか。とりあえず「RPG」「Dragon Night」で締めるのは反則以外何者でもないでしょう。

19位 大森靖子&THEピンクトカレフ『トカレフ』 レビュー
トカレフ - 大森靖子&THEピンクトカレフ
トカレフ - 大森靖子&THEピンクトカレフ
 過去曲も多いのでここに入れるべきか迷いましたが、新曲もあるのでやはり入れることに。ピンクトカレフの力強い演奏と大森靖子のボーカルのコンビネーションは、あらためて聴いてもやはり流石のハマり具合。

18位 キュウソネコカミ『人生はまだまだ続く』 レビュー
人生はまだまだ続く(初回限定盤) - キュウソネコカミ
人生はまだまだ続く(初回限定盤) - キュウソネコカミ
 歌詞のユニークさ以上に楽曲構成の凄さが印象に残る作品でした。音の使い方がものすごく良いです。個人的に今年はいよいよ彼らがトップで牽引する年になりそうな気がしてます。

17位 lyrical school『SPOT』 レビュー
SPOT - lyrical school
SPOT - lyrical school
 今年は「り」で始まる女性グループに注目しようと考えているところですが、彼女たちはそのうちの1組。大衆性を持ったヒップホップはものすごく強いということが、この作品を聴いてよく分かった次第。

16位 絢香『レインボーロード』 レビュー
レインボーロード (CD3枚組+DVD) - 絢香
レインボーロード (CD3枚組+DVD) - 絢香
 2015年は女性シンガーソングライターが外部の音を積極的に取り入れる年だったという気がします。このアルバムに収録されているTom Collekiyoと作った楽曲は最高の相性だったと思っているところです。

15位 PASSPO☆『Beef or Chicken?』 レビュー
Beef or Chicken?(エコノミークラス盤) - PASSPO☆
Beef or Chicken?(エコノミークラス盤) - PASSPO☆
 メンバー脱退など逆風が吹き荒れる中でこの作品。楽曲は裏切らないとともに、PASSPO☆ならではの意地を強く感じさせる内容でした。

14位 Silent Siren『サイレントサイレン』 レビュー
サイレントサイレン(初回生産限定盤)(DVD付) - Silent Siren
サイレントサイレン(初回生産限定盤)(DVD付) - Silent Siren
 すぅちゃんの声の良さにアルバム曲に至るまでの曲のクオリティの高さ、そして何よりも明るさ。2015年はサイサイの良さをあらためて知った一年でもありました。

13位 Superfly『WHITE』 レビュー
WHITE(初回生産限定盤)(2CD) - Superfly
WHITE(初回生産限定盤)(2CD) - Superfly
 デビュー初期の作品とはまた違う個性がよく出ているアルバムでした。"WHITE"というタイトル通りの進化と新たな挑戦が非常に垣間見えた作品で、私はこっちのSuperflyも好きです。

12位 水樹奈々『SMASHING ANTHEMS』 レビュー
SMASHING ANTHEMS【初回限定盤】(Blu-ray Disc付) - 水樹奈々
SMASHING ANTHEMS【初回限定盤】(Blu-ray Disc付) - 水樹奈々
 こちらも安定の中に新たな楽曲への挑戦がよく表れている力作。だからこそ「Exterminate」をラストに置く曲順が余計に大きな効果を出していました。

11位 サザンオールスターズ『葡萄』 レビュー
葡萄(通常盤) - サザンオールスターズ
葡萄(通常盤) - サザンオールスターズ 
 40年近いキャリアだからこそしみじみと感じる楽曲の作りと歌詞の説得力、それに反したように若干含まれるバカバカしさ。ただただ”凄い”という一言がピッタリのアルバムでした。


10位 私立恵比寿中学『金八』 レビュー
金八(初回生産限定盤)(Blu-ray Disc付) - 私立恵比寿中学
金八(初回生産限定盤)(Blu-ray Disc付) - 私立恵比寿中学
 何と言ってもアルバム冒頭の「金八DANCE MUSIC」。他にも優れた楽曲は多かったですがこれほど出落ち感が凄まじい作品は前代未聞でしょう。最強過ぎます。これだけで10位にランクインしたようなものです。

9位 星野 源『YELLOW DANCER』 レビュー
YELLOW DANCER (初回限定盤A) - 星野 源
YELLOW DANCER (初回限定盤A) - 星野 源
 私はこれから星野源を「平成のニューミュージック・アーティスト」と呼びたい心境です。持ち前のセンスの良さがこの作品で一気に爆発しましたね。今年の楽曲もひたすら楽しみです。

8位 パスピエ『娑婆ラバ』 レビュー
娑婆ラバ(初回完全限定生産盤)(DVD付き)(パスピエ謹製ふろしき付き) - パスピエ
娑婆ラバ(初回完全限定生産盤)(DVD付き)(パスピエ謹製ふろしき付き) - パスピエ
 前半が良くても後半が…というアルバムは数多くあります。その点パスピエにそういった心配はなさそうです。前半から後半にかけてここまであげてくる作品も滅多にないでしょう。このグループもいよいよ今年は更なる飛躍を期待したいと思っているところですが。

7位 和楽器バンド『八奏絵巻』 レビュー
八奏絵巻(CD+Blu-ray Disc)(初回生産限定盤type-A MUSIC CLIP集) - 和楽器バンド
八奏絵巻(CD+Blu-ray Disc)(初回生産限定盤type-A MUSIC CLIP集) - 和楽器バンド
 もうこれは完全に新しいジャンルを作り上げた作品になりますね。尺八とか三味線とかは概念を変えるレベルに達していると思います。ボーカル・鈴華ゆう子の声も生で聴いた中で間違いなく5本の指に入る上手さ。オリジナルの楽曲も相当クオリティ高くて感服しました。

6位 Mr.Children『REFLECTION {Drip}』 レビュー
REFLECTION{Drip}初回盤 - Mr.Children
REFLECTION{Drip}初回盤 - Mr.Children
 「CROSS ROAD」が20年以上前になる時代でまだこんな名曲・名盤を作ることが出来るのかという…。とにかくこれも言葉が出ないほどの名盤ですね。もうオリジナルアルバム18枚目なんですが。

5位 チャットモンチー『共鳴』 レビュー
共鳴(初回生産限定盤)(DVD付) - チャットモンチー
共鳴(初回生産限定盤)(DVD付) - チャットモンチー
 チャットモンチーは常に挑戦をし続けるバンドであることが本当によく分かる内容でした。前作『変身』と通しで聴くと余計にそれが際立っていると思います。

4位 藍井エイル『D' AZUR』 レビュー
D'AZUR(初回生産限定盤A)(Blu-ray Disc付) - 藍井エイル
D'AZUR(初回生産限定盤A)(Blu-ray Disc付) - 藍井エイル
 デビュー当時から歌唱力の高さは際立っていましたが、2015年は表現力が明らかに進化した一年だったように感じました。シングルは当然ながらこのアルバムで新たに収録された楽曲も以前より確実にクオリティがアップしていて、文句無しです。

3位 でんぱ組.inc『WWDD』 レビュー
WWDD 初回限定盤(CD+DVD) - でんぱ組.inc
WWDD 初回限定盤(CD+DVD) - でんぱ組.inc
 収録シングル曲の全てが思いっきり神曲だったので名盤になるのは必然ですが、アルバム曲も十二分に名曲ばかり。本当に聴いていてリズミカルで楽しい作品でした。逆に言うとこの後リリースされたシングルがそれを超えていなかった印象もあります。

2位 SHISHAMO『SHISHAMO 2』 レビュー
SHISHAMO 2 - SHISHAMO
SHISHAMO 2 - SHISHAMO
 2015年の個人的ハイライトの一つとしてこのアルバム・このバンドに出会えたことは間違いなく挙げられるでしょう。とにかくここまで全方位にセンスが満ち溢れている作品だと感じたのは初めてかもしれません。独自の視点から生み出される歌詞、派生音の使い方、必ずどのパートにも見せ場を作る編曲に3人のゆるい雰囲気、ついでに言うとイラストまで。この1年で気がつけば武道館単独公演実現というところまで伸びましたが、来年の今頃はどこまでいくのでしょうか。

1位 Negicco『Rice&Snow』 レビュー
Rice&Snow - Negicco
Rice&Snow - Negicco
 ”2015年のアルバム初レビューということで、当然ながら今のところ暫定1位になるわけですが果たして今年中にこのアルバムを超える作品が出てくるのでしょうか”とレビューの際書きましたが、結局最後まで逃げ切る形になりました。勿論このアルバム以外でもランキングを見れば分かる通り2015年も名盤は多く出ましたが、やはりこの作品に勝るものはなかったと思います。元々のシングル曲も全て名曲でしたが、アルバム曲も全く外れなし。ワンマンライブに何度も行ったから余計そう感じる面もあったかもしれませんが、それでも「二人の遊戯」「BLUE, GREEN, RED AND GONE」辺りは他のアイドルだとまず歌えない難しさとセンスの高さ。これがアイドルでもあるとともに音楽ユニットとしても大変素晴らしいアーティストであるNegiccoの強みだとあらためて感じますね。先日のアイドル楽曲大賞アルバム部門でもこの作品がブッチギリ1位独走だったようですが、私としても気持ちとしては同じです。2015年だけでなくアイドル史上・J-POP史上にも残る名盤で、10年後辺りでもあらためて振り返られるレベルにまで達しているのではないでしょうか。

posted by Kersee at 23:24| Comment(0) | Japanese Music Award | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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