NMB48の14枚目のシングルが1位獲得。今回のセンターは山本彩と須藤凛々花、クッキリとしたメロディーで作られた王道歌謡に仕上がっています。歌い出しの山本彩ソロに今までにない存在感を感じるのは、やはり昨年末のセンター経験がモノを言っているからなのでしょうか。そんな彼女の代表曲「365日の紙飛行機」は今作本当にソロ作品としてカップリングで収録されています。アコースティックな仕上がり、ギターを爪弾く演奏はおそらく彼女自身のもの。表題曲よりこちら目当てで購入した人数も結構な数になりそうです。
2位 西野カナ「あなたの好きなところ」
オリコンでは週間5位ですが、配信も入ったセールス要素は当然ながら2位(さすがにNMB48の圧倒的なセールスには及ばないようですが)。もちろん今作も配信各サイトでは堂々の1位獲得、Twitter反響度も7位につけています。今のJ-POPシーンで彼女ほど歌詞が話題になる人はいません。流石です。
3位 Aquors「恋になりたいAQUARIUM」
μ'sの後継とも言える『ラブライブ!サンシャイン』のユニット、アニメ放送開始は夏以降ですがシングルは2作続けてTOP3入りのヒット。曲のテーマが水族館になっているのは、伊豆が舞台になっているからなのでしょうか。全体的にはμ'sと比べてかなりクッキリした楽曲という印象です。キャラクターの認識はこれまた夏以降になりそうですが。
5位 アンジュルム「次々続々」
オリコンも含めて、セールス要素はAquorsより上。ただCDリッピングやTwitterで思いのほか差があって逆転されたという形。楽曲はEDM全開の流行を取り入れたテイスト。アンジュルムもスマイレージ時代はかわいい楽曲が多かった印象ですが、こういう曲が似合うようになった辺りはやはり成長の証でしょうか。
10位 ゴールデンボンバー「水商売をやめてくれないか」
セールスは決して低くないのですが「FLASH」「花束を君に」「サイレントマジョリティー」がまだまだ強いようで、総合順位としてはあまり高くない結果に。タイトル通りの願いを必要以上に分かりやすくメロウに歌い上げる芸風は、良い意味で相変わらずのテイスト。PVのオチもなかなか。でも紅白に出るとしたらやっぱりあの曲なんろうなぁ、とはやはり思ってしまいます。
16位 THE DU「Crazy Noisy Bizarre Town」
アニメ『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない』オープニングテーマ。90'sテイストなポップナンバー。ユニットは俳優3人で今年結成されたばかりということらしいです。
20位 夢みるアドレセンス「おしえてシュレディンガー」
今年2枚目のシングル。この作品は何と言っても猫耳PVですね。もっともディスコティックな楽曲は衣装とあまり関係なさそうですが。でも楽曲自体はメンバーソロ含めて意外と基礎がしっかりしている印象もあって、悪くはないと思います。
22位 まねきケチャ「きみわずらい」
この世界に『福』を招くために、人間界に降り立った見習い天使まねきケチャ…という設定の5人組アイドル。今作でメジャーデビュー、初登場でオリコン9位はなかなかの健闘と言えそうです。ホームページを見る限りでんぱ組.inc路線かと思いきや、意外とはっきりとしたメロディーと歌唱力で聴かせる楽曲に仕上がっています。作曲はElementsGardenの藤永龍太郎。良いんじゃないでしょうか。アイドルというより音楽ユニットとして、長期間の活動を見据えた楽曲にも聴こえます。いずれにしても今後注目していきたいグループにはなりそうですね。
24位 the GazettE「UNDYING」
ギルガメッシュにSCREW、ヴィジュアル系の2組の解散発表が今週相次ぎました。ナイトメアも活動休止中で、この方面のファンにとっては悲報が続きます。the GazettEのシングルは今作が23枚目。結成15年目で彼らもかなり長くなってきましたが、なんとか頑張ってほしいところですね。
26位 片平里菜「結露」
片平里菜にとっては初のアニメタイアップ、『迷家−マヨイガ−』のエンディングテーマ。今作はいつも以上にアコースティックな色が濃いバラードに仕上がっているようです。
31位 一条シン&太刀花ユキノジョウ&香賀美タイガ&十王院カケル&鷹梁ミナト&西園寺レオ&涼野ユウ(寺島惇太&斉藤壮馬&畠中祐&八代拓&五十嵐雅&永塚琢馬&内田雄馬)「ドラマチックLOVE」
44位 仁科カヅキ&大和アレクサンダー(増田俊樹&武内駿輔)「EZ DO DANCE」
劇場アニメ『KING OF PRISM by PrettyRhythm』、31位がエンディングテーマで44位が挿入歌。むろん「EZ DO DANCE」はTRFのカバーになります。
43位 カスタマイZ「COOLEST」
アニメ『坂本ですが?』オープニングテーマ。爽やかさとワイルドさを両立させたボーカルとデジタル音を取り入れた演奏が特徴のバンド、といったところでしょうか。アルバム『Customi-Z』と同日発売。過去のシングルは全てアニメタイアップ、さながらアニメロックバンドといった趣ですがGRANRODEOみたいに声優兼業というわけではなさそうです。発祥元はスターダスト男性アーティスト集団『EBiDAN』。そう考えるとスターダストプロモーションも守備範囲が広いです。
45位 パスピエ「ヨアケマエ」
相変わらず前衛的かつハイセンスな楽曲を発表し続けるパスピエ。今作は今までにくっきりとしたメロディーと、間奏のベースソロが印象的です。オリコン22位はまだいいのですが、ラジオオンエアでTOP20入りしていないのが個人的にはかなり意外。
50位 ブレイク☆スルー「ワンパン!!」
ほとんどノリだけで構成されたような楽曲ですが、こういう曲こそインパクトあって聴いて気持ち良いです。PVにメンバー同士のキスを挿入する辺り完全にターゲットがそれ向けなんですが。
53位 Leola「Rainbow」
今週のラジオオンエア19位。ソニー・ミュージックから今作でデビュー。海外のR&Bの影響を受けた歌声は”太陽の歌声”というキャッチフレーズがあるそうです。明らかに歌唱力メインですがダンスも両立させているというのがこの曲の大きなポイント。多くのダンサーが登場するPVは賑やかですが、何より曲を聴いていた感じる明るさがすごく良いです。ちなみに事務所はLDHのようです。
59位 空想委員会「ビジョン」
空想委員会も初のアニメタイアップ、『遊☆戯☆王ARC-V』エンディングテーマ。ただセールス要素の順位はLeolaより下で、あまりプラスにはなっていないようです。ラジオオンエアは17位ですが。楽曲は迫力あるバンド演奏で盛り上げる内容ですが、メロディーや歌詞は比較的ノーマル。それゆえに実力派ならではという印象がより強くなります。
72位 やくしまるえつこ「ニュームーンに恋して」
相対性理論のアルバム『天声ジングル』と同日発売。アニメ『美少女戦士セーラームーンCrystal』オープニングテーマ。「ムーンライト伝説」とは180度違う雰囲気で、このOP映像を見ながら聴くと少し不思議な気分になります。もっともそれはそれで新鮮、とも言えますが。