相変わらずの強さで、オリコンではデビュー以来11作連続1位になっています。ただ初動枚数を見る限りでは過去の作品よりも低く、他のジャニーズの方々と比べても低く。少し気になるところではあります。リオ五輪バレーボール世界最終予選のイメージソング。開催は5月14日からで、お茶の間に広く曲が聴かれるのはむしろこれからですね。バレーボールとジャニーズのつきあいはV6以来約20年。長いです。ただ以前は大会のたびに新しいグループがデビューするという勢いでしたが、最近は彼らがずっとバレーボール担当という状況になっています。
6位 DREAMS COME TRUE「あなたのように」
配信限定シングルとして5月2日にリリース、初登場6位。セールス要素は11位ですがラジオオンエアで1位を記録しています。iTunesで試聴する限りでは、三拍子のリズムが印象的なバラードですね。アップされた時点でiTunesダウンロードは26位、レコチョクでは先週4位。ヒットはしていますが現時点で”大”がつくほどではない、というのが正直なところでしょうか。
7位 MAG!C☆PRINCE「Spin the Sky」
BOYS AND MENに続く東海地区発のイケメングループ。事務所はワタナベエンターテインメントで、ボイメンと深い関係性があるわけではなさそうです。バンドサウンドを基調とした正統派J-POPに乗せられる甘い歌声は、確かに女性がキュンときそうな音楽になっています。それにしても東海地方は今イケメン男子がブームになっているのでしょうか。確かに関西だと関ジャニ∞やジャニーズWEST、KinKi Kidsもいるので、ジャニーズ以外からは出てきそうな状況でないですが…。
8位 w-inds.「Boom Word Up」
彼らがジャニーズに対抗できるアイドルグループだったのはひと昔前。気がつけばデビュー15周年、もう今や思いっきり実力派ユニットになっています。躍動感のあるダンスナンバーは、ここ最近の中でいうと比較的若干初期〜中期の売れていた時代の雰囲気が残っていますね。マイケル・ジャクソンのような、と書くとさすがに言い過ぎかもしれませんが、男性の色気を身につけた彼らのパフォーマンスはカッコ良いの一言に尽きます。今だからこそメディアに取り上げられるべき存在のような気もするのですが、いかがでしょうか。
11位 AAA「NEW」
5月6日にフルバージョンのPVがYoutubeで公開。そのツイート数だけでこの順位。恐ろしいファンのチームワークです。51枚目のシングル、過去本当に色々な類の楽曲を歌っている彼らですが、この曲もまた新鮮さを感じさせるナンバー。ビートの刻みが心地良いリズムはダンサブルですが、その割にメロディーラインが前面によく出ていると言いますか。それにしてもPVを見ると、メンバー全員本当に大人っぽくカッコ良いルックスになっていますね。個々のソロ活動も順調かつ活発なので、余計に豪華なメンバーが集まっているように見えます。今年のスプライトCMタイアップ、"HAVE A NEW"がキャッチフレーズになっているのでしょうか。こちらも楽曲発売時には話題になりそうです。
15位 9nine「愛 愛 愛」
川島海荷にとってはラストシングルになる今作は、打ち込みが強いいつも通りの雰囲気にキャッチーさがプラスされている楽曲ですね。サビの”愛愛愛”の部分が大変かわいいです。どちらかと言うとカッコ良いパフォーマンスをするイメージがあるので、ここでかわいい部分を見せているのは大きなプラスと言えるのではないでしょうか。良い曲です。このグループも2005年結成、うっきーとちゃあぽんの活動は10年を超えました。すっかり息の長いアーティストになっています。
16位 BiSH「DEADMAN」
BiSHは今作がメジャー第1作。レーベルはあのBiSと同様エイベックスです。キャッチフレーズは”新生クソアイドル”だったのですが、メジャー移籍にあたって”楽器を持たないパンクバンド”に代わったようです。その標語に相応しい大変攻撃的なパンクナンバー。激しいロックを指向するアイドルは意外と多いですが、音の激しさは間違いなくトップクラスになるのではないでしょうか。生バンドのライブだと凄い光景になりそうです。果たしてBiSばりの伝説を作ることができるかどうか。今後の動きに要注目。
19位 XOX「Ex SUMMER」
K-POPかと思いきやさにあらず、日本のイケメン5人のグループです。オリコンでは初登場6位、メディア出演に制限があっても案外なんとかなるものです。涼しい声質で聴かせるナンバー、といったところでしょうか。全体的にもう少し歌唱力があればもっと良くなる、というのが個人的な印象です。
27位 NICO Touches the Walls「ストラト」
NICO Touches the Wallsもメジャーデビュー10年目、気がつけば結構な中堅どころになってきました。今作は映画『ヒーローマニア−生活−』主題歌。ラジオオンエア10位、各要素バランスよくランクインしていますがセールス要素51位止まりなのが少し気になります。オリコンでは13位だったのですが。作品は良質のメロディーとはっきりとした歌声で聴かせるナンバー、といったところ。
32位 TWICE「CHEER UP」
彼女たちの2ndアルバム『PAGE TWO』収録曲がTwitter6位、Youtube5位で話題になっています。所謂K-POP、と思いきや9人組の内訳は韓国5・日本3・台湾1。K-POPのグループ構成もいよいよここまで来たかというところ。楽曲も明るい雰囲気はメロディーも良く、サビもキャッチーで爽やか。PVも明るくメンバーの表情が豊かに撮られていて大変上々な作品に仕上がっています。今のところデビューしたばかりで韓国のみの活動ですが、日本デビューすれば確実に大ヒットするのではないでしょうか。少女時代・KARAほどまではいかなくともその次くらいまでは容易に到達しそうな予感がします。
33位 T.M.Revolution「HOT LIMIT」
デビュー20周年アルバム『2020 -T.M.Revolution ALL TIME BEST-』が11日に発売されましたが、先日Mステ出演では昔の映像と比較するという形でこの曲を歌唱。Twitter話題度5位。それに合わせてセールス要素・ラジオオンエアでも下位ではありますがランクインしています。またYoutubeでは”みんなで踊ってみた”Ver.のPVが新たにアップされていました。1998年のヒット曲なのでもう18年前。当時27歳だった西川貴教はもう45歳。さすがにあの衣装を着ると多少の年齢は感じますが、それでも未だにこうやって歌い継がれるのは驚きの一言。確かに当時も相当強烈なインパクトを放っていましたが、ここまで長くネタとして通用するとは本人も思っていなかったのではないでしょうか。
55位 HARUHI「ひずみ」
映画『世界から猫が消えたなら』主題歌としてこの曲で11日にデビュー。ラジオオンエア6位にランクインの注目作。この映画の音楽は小林武史が担当していますが、楽曲も彼が作ったもの。歌声はSalyu、楽曲は20年前の映画、『スワロウテイル』のYEN TOWN BANDに近い雰囲気。支配しているのは浮遊感。anderlust「帰り道」の時にも感じましたが、今年の小林武史は原点回帰がテーマになっているのでしょうか。20年前と同様、新しいアーティストのプロデュースがまた一気に目立ってきましたね。また新しい一時代を築くことになるのかもしれません。
65位 和島あみ「幻想ドライブ」
ホリプロとポニーキャニオンが主催した次世代アニソンシンガーオーディションのグランプリを勝ち取って彼女はこの曲でデビュー。アニメ『迷家-マヨイガ-』主題歌。キレのある歌声とカッコ良いバンドロックサウンドで聴かせるナンバー。良いですね。また楽しみな逸材が発掘されたようです。